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隣の人は青い  作者: EVE
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変化

はぁ、はぁ、、

気分転換にもなる、夜のランニング。

隣町とを繋ぐ大きめの橋は歩道が幅広く、綺麗に整備されているので夜でも安心して走れる。

運動は嫌な事を忘れてさせてくれる。

やるべき事、本当は自分がしたい事。

そんなモヤモヤを忘れさせてくれる俺にとっての大事な時間だ。


(俺の人生が羨ましい?そんなの勝手な妄想だ。

やりたい事もやれず、将来を決められるなんてロボットと変わりないだろ。)

頭の中に嫌な考えが広がっていく。

それをかき消すように、ランニングのペースを上げる。

(大学生になったら絶対に見返してやる。自分の本当の人生を取り返してやる)

決意をエネルギーに変換して走り続ける俺はそのまま夜の暗闇へ逃げていきたい気持ちになった。


夢の中で走っていたからなのか、夢から覚めたオレは息切れしている錯覚に襲われて呼吸が自然と早くなっていた。


(なんだよ、本当にやりたい事って。。。)


そう思いながらスマホを見る。

4人のグループラインの通知が溜まっているので、それに目を通し返信をする。

今日は大学のキャンパス見学に行くからみんなテンションが高い。

平日に学校を休む背徳感がそれを後押ししているのも影響しているのだろう。

みんなゆっくり寝たいからか、集合時間は現帝東大学の最寄り駅に10時半。

少し時間に余裕があるので、ゆっくりと朝食を食べる事にした。


「今日、大学に見学行くんでしょ?」

母もちょっとは気になっているようだ。


「そうだよ。学部の色々あるし結構参考になるかも」

そう言い、オレはゆっくりと嘲笑を食べ始めた。


「後で感想聞かせてね。せっかくならこれで何か食べて来な」

母はお小遣いをくれ、仕事へと向かって行った。

なんだか母は嬉しそうな表情をしていた。

オレはありがたくそれを受け取り、支度を始めた。


平日の通勤ラッシュ後の電車は殆ど人がいなくて快適だった。


英単語の勉強でもしようと思ったが集中できそうにないと思った。

楽しみ半分、緊張半分でなんだか落ち着かないので、今日は勉強の事を忘れて過ごす事にした。

オレ以外の3人はどんな心境でいるのだろうか。

みんな何かしらちゃんと目的を持って今日に臨んでいるのだろうか。


こういう時に楽観的な自分を少し嫌いになるが、人の考えなんて分かるわけもないので昨日見れなかった動画の続きを見て気を紛らわす事にした。



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