自分の行動
模試の返却日はあっという間にやってきた。
自己採点である程度は分かっているものの、やっぱりこの瞬間は緊張する。
自分に過度な期待は期待はしていないが、もし自己採点よりも大幅に点数が悪かった時を考えてしまうからだ。
けれどその緊張も受け取る瞬間までがピーク。
受け取った成績表をオレは自分の机でそっと見る。
ま、このくらいだよな。と心で思うと共に安心感と焦りが同時に押し寄せてくる。
不自然な感じを悟られないように、少し教室ないを見渡す。
一喜一憂している者、明らかにテンションが下がっている者、いつもと変わらない者。
そんな生徒達の様子を見かねた正田先生は言う。
「結果は人それぞれだと思いますが、まずはちゃんと自己分析して今後の計画を立てて勉強していくように。放課後の相談をいつでも来ていいので」
そんな言葉と共に模試の返却時間は終わりを迎えた。
「模試のどうだった?」
タカの発言からお昼休みの会話は始まった。
みんなの自己採点は正確で、冷静に結果を受け入れる事ができていた。
「今更だけど、どうすれば偏差値って上がるの?」
アスカがナオキとタカの方を向いて言う。
「俺はじゃなくてナオキに答えてもらった方が良いぞ。」タカはナオキに回答を促した
「俺のは参考になるか分からないけど、、。」
ナオキは遠慮気味に言う。
「それでも聞いてみたい」
「わかったよ。」
ナオキも観念したのか、話始めた。
「みんな知ってると思うけど、うちは医者家系だから小さ頃から塾に通わせられて勉強する習慣付けられてて。
だから単純に時間をかけてきたから今の学力があるって感じなんだよ。
質じゃなくて量こなすしかない的な」
あまり参考にならなくて申し訳なさそうにしているナオキ。
「いやいや、参考になるよ!
医学部目指すような人達でも、才能だけじゃなく時間かけて勉強してるってしれただけでもなんか救われるわ。」
アスカはモチベが上がったようだ。
「今日、塾行くまでに少し時間あるからみんなで勉強会しようぜ!」
アスカの様子を見てか、ナオキが提案してきた。
オレもアスカもすぐに賛成したがタカは違った。
「すまん、塾の面談の予定が入ってるから俺は無理だ。次回開催は絶対に参加する!」
「オッケー!すぐに塾で会う事になるけどな」
ナオキタカに返す。
「ラブラブかよ」
そんな2人を見てオレはツッコむ。
それを聞いた3人は笑い出し、昼休みの時間は過ぎていった。
次回もすぐに更新します




