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私、悪魔になりました  作者: 白子うに
7章 VS剛強無双の大男 平将門
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49/80

第49話

地面に落ちる寸前に受け身を取り、極力ダメージを受けないようにした。

舞った砂埃が目に入るわ口に入って咳き込むわで最悪だったけど。

サタンは上手く着地できてるみたいで何よりだ。

だがその顔は険しい表情を浮かべている。

実際翼が爆発により負傷した痛みは今までの比ではないくらいのなので、わたしもかなり険しい顔をしていることだろう。

治るのにどれくらいかかるかはわからないが、とりあえずここから逃げなければ。


「あの爆発物はなんやったんや。あれもあいつの能力やったら最悪やで」


「それはないと思う。オオカミさんが将門は能力を持っていないって言ってたし。けど知らない間に能力を手に入れてる可能性もあるね」


「やったら最初から使ってくるんちゃうんか?にしてもこのままじゃまた地上戦にもつれ込むで。あの謎を解くためにもっかい飛んでみるか」


「えっ、わたし嫌なんだけど!」


全力で拒否反応を示す。もう一度あの爆発を受けるなんてたまったもんじゃない。しかも攻撃の発動条件が謎でしかないのに行くとか自殺行為でしかないじゃない。

わたしは行かないぞ、断固として行かないぞ。


「そっか。ならうちだけで行ってきてみるわ。謎の攻撃の発動条件はわからんが、なんとなくの目星はついとるんや」とサタンはあっさり言った。

聞き分けが良くなったな。

わたしがそれなりに強くなったおかげか?

目星はついていると言ったサタンは既に翼の再生が終わっていて元通りになっていた。

回復力の違いはやはり個人の成長具合や強さによっても変わってくるのかもしれない。わたしはまだ半分も再生できていないのに。

サタンの予想によると、爆発したあの高さに到達してしまうと爆発する箱の攻撃がくるというもの。それより下ならあの攻撃はこないという考えだった。

あくまで予想の段階なので外れる可能性もあるのだが、やってみる価値はあると。

うちが確認してくるから、あんたはここで待っといてくれと。

将門がわたしに向かって攻撃してくる可能性もあるので、いつ再生が完了するかわからないその時まで耐えて戦ってくれと言われた。

置いてかないで、なんて女々しいことは言わない。

覚悟を決めたあの時にもう逃げないと決めたから。


「わかった。気を付けてね」


「まかせとき。うちが安全を確認した後に翼が元に戻ったらあんたもこっち来ぃな」


そして再びサタンは灰色の空へと舞い戻っていった。

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