第42話: 情報収集
生徒会に招集された俺たちは敷地内の森へ連れ出された。
「授業を抜け出して、森を探索なんて得した気分だね!」
「今はいいかもしれないけどテストとかマジで大変そうだぜ」
「テストの事とか考えたくないわー」
いつもの愉快なメンバーはそんな事を話しながら森を進んでいく。
会長は手元の端末を頼りに最短ルートを探し出す。
「ここが、事件現場ね」
そこは一般的な森の中の道であった。車1台が通れるくらいの道幅である。
「こう見ると何もないわね。こんな所にいたなんて不思議だわ」
校舎からも少し離れた位置であり、普通に学校へ通うなら絶対に通らない道であった。
「しかも夜に此処を通るなんて勇気ありすぎよ…」
「とりあえず調査しましょう」
近くを見渡すも木ばかりであり、何の特徴もない所だ。
「もしかしたら警察が怪しいモノとか持ち帰っちゃったのかも」
ルーナが大きな声で話しかける
「そうかもしれないわね。不審物なしという事で現地調査を終わりたいと思うわ。とりあえず写真と現場の様子だけ記録しておこうかしら」
カシャ
「さ、いきましょ」
ナブラが陽気に話す
「写真って記念撮影のことじゃないのか?」
「人が死んだ現場で記念撮影とか呪われるわ!」
メルスが激しくツッコんだ
一同は生徒会室へ集まる。
「困ったわ、何も新しい情報がないわね。警察が追えていないだけはあるわ」
会長が難しそうな顔をしている。
「その、会長 僕そろそろ帰らないと」
中等部のルーカスが言う
「そうね、今中等部はどこも下校に厳しいから仕方ないわ」
「失礼しました!」
ルーカスは部屋を出て行った。
「私たちも今日は解散にしましょうか。情報がない以上居ても困るだけだしね」
捜査の状況はあまり良くない。無差別なシリアルキラーと違い、特定の年代を狙い、場所にも行動にも一貫性がないのが問題だ。事件は闇を深める。
幾つか日が経ち、いよいよ動きがあった。
「今日は、よく集まってくれたわね。実は手掛かりになりそうなものを入手したわ」
「会長本当ですか?」
「えぇ本当よ。警察のデータベースから抜き取ってきたの」
…それって犯罪なのでは
「これがそのデータよ」
被害者情報:複数の傷跡あり、背中から腹部へ及ぶ損傷。頭頂部から股までかけて切り裂いた跡→刀傷?
「おそらくこれは下書きのデータね。それでも形式的には正しいデータのはずよ」
これには生徒会のメンバーもドン引きだ
「会長ほんとバケモンですね。あなたに何が出来ないんですか」
「ふふ、褒めてくれるじゃない」
少し照れている顔も一級品である
「これで、犯人が刀のような物を持っていることが分かったわね」
「しかも体を真っ二つに出来るような実力者。大きな情報じゃないかしら」
「問題なのは、ここの生徒なのか部外者なのかが分からない所だな」
「刀を武器にしている学生でも結構学園にいるしね」
「では、私の知っている刀使いを呼んできましょうか」
副会長が言う
「あら、心強いわね お願いするわ」
ガシャン
副会長は生徒会室を出て行った。
「ナブラ!起きてよ」
「ん~ ハッ」
「おっと眠りそうになってたぜ」
「真面目な話してる時に寝ちゃダメだよ」
「楽しい話なら寝ないんだがな」
「捜査してるんだから真面目にしなきゃいけないの!」
ルーナとナブラは相変わらずこんな感じだ。
「会長、仕事の係を分けるのはどうでしょうか」
ジェイドが提案する
「いい意見ね。どんな班に分けようかしら」
会長は少ししたあと再び話し始める。
「では、外へ出向き情報を集める“捜索班”・事件の特徴などを調べる“解析班”と大きく2つに分けるのはどうかしら?」
「いいと思うぜ会長!」
「私もいいと思うわ!」
メンバーは全員賛成する。
「では、そうしましょう。メンバーを決めましょうか」
コンコンコン
ガチャン
「失礼します 連れてきましたよ会長」
すると意外な人物がやってきた。
昨日は200pvありがとうございます。ブックマーク登録も増えモチベも上がり続けているので頑張ろうと思います。
….最近頑張りますしか言ってませんね。根性論で小説を書くのもアリなのかもしれません。




