第39話: 共闘するライバル
突然現れたフェイズ。なす術もなく逃げ惑う生徒たち。
「どうなってるんだ 今の状況は!?」
警備員及び先生方は混乱している。
「フェイズ反応装置は反応していなかったぞ!」
入学式に現れたフェイズよりも、一際大きいドラゴン型のフェイズだ。咆哮すると会場の周りを移動していく。
「かなりの大型フェイズだな」
ジェイドは避難せず、フェイズを観察していた。すると、意外な人物が現れる。
「やぁ ジェイド君、君も避難していんだね」
「アーテン!」
コンテストの初戦で当たったアーテンがそこにいた。
「こういうのは見捨てられない体質でね。ジェイド君協力してくれる?」
「あぁもちろんだ!」
ジェイドとアーテンは足速に会場を出る。
ドンッ ドンッ グアアアアアアアア
フェイズは忽ち地面に降り立つと、こちらを見て威嚇する。
「血気盛んなようだね、やろうかジェイド君」
「安全第一でな」
言葉を交わし、戦闘体制に入る。
「まずは弱点を見つけよう<ゲイズ>」
ピピピピピ
「分かった。やつの弱点は顔だ」
「典型的な弱点だね<ホーリーブレイド>」
「じゃ、いくよ」
バシュンッ!
二人は空へ飛び上がる
「<ゼクシオム/グロス>」
「「はぁぁぁ」」
ザンッ
斬撃を加える。だが、効果がないように見えた。
「ダメだね。威力が足りないや」
「より攻撃を一点に集中させなければ」
ダンッ バン バン
フェイズは木々を薙ぎ倒しながら森の近くへ移動する。
「このまま行かれると、町に出かねないぞ足止めを!」
「了解 ボクに任せて<バイズ>」
一面にネットが展開されていく。
すると、ついにネットはフェイズを捕らえる。
「よし、捕まえた 今だよ!ジェイド君」
「ナイスだ」
『虚無なる世界へ』
キュイーーーーーーーン ドン!!!
グァァァァァァァ グルルルル
「良い一撃が入ったねジェイド君」
フェイズはあまりの衝撃によって、仰け反る。
バチンッ
いよいよバイズが突破される。
「時間がないね。そろそろボクもアレを使うよ」
アーテンの固有魔法は時間を止めることができる。その間に強烈な攻撃を集中させればいけるかもしれない。
「ボクに捕まった物は時間が止まらないんだ。ジェイド君、ボクに捕まって!」
ガシッ
「いくよ」
『天よりの奇襲』
チッチッチッチッ カチッ
時間は止まり、周りは灰色に染まる。
「そんなに長く止められないからね!早く準備をしよう!」
「<ホーリーブレイド> <ホーリーブレイド> ……」
ジェイドも詠唱する
「<ゼクシオム> <ファイザッツ> <ゼクシオム>」
そんな時アーテンから話しかけられる。
「ふと思ったんだけどさ、時間が止まっている時に君の軌跡を追う一瞬の煌めきを使ったらどうなるのかな」
「よし使ってみるか」
ジェイドは顔の周りを動き回り、詠唱する。
『軌跡を追う一瞬の煌めき』
ピトッ
軌道が光り出したと思えば、爆発しない。
「これは失敗かい?」
「いや、時が動き出した時爆発するだろう….ハッ!」
ジェイドは思い付く
「そうだこれを連発すれば!」
ジェイドはできる限り多く軌跡を追う一瞬の煌めきを詠唱する。
「もう限界だジェイド君!動き出すよ!」
カチッ カチッ
「解除」
スッ
一瞬の静寂が始まる。だが、瞬く間にバケモノの目の前には夥しい量の魔法が目に飛び込む。
ダダダダダダダダダダダダ
ドガーーーーーーン
物凄い量の剣が深々とバケモノに突き刺さったと思えば、兵器並みの爆発が起こされた。
アァァァァァァァ グ…..グァ
フェイズは地面に倒れ込み、動きがう止まった。
「ふぅ 疲れたねジェイド君。君のおかげさ」
「俺だけではない。あの提案がなかったら、威力が足りなかっただろうな」
すると今頃警備隊が駆けつけてくる。
「何処だ!フェイズは!」
「ボクたちが片付けましたよ」
「え、なんだと」
倒れ込んでいるフェイズの姿を見る。
「本当にお前たちがやったのか?」
「えぇ、手強い敵でしたが」
「おい、またお前やってくれたな」
アズ先生がやってきた
「命が幾つあっても足らねぇぞこんな事やってたら」
「まぁ無事だったって事で多めに見てやるがな」
突然の襲撃であったが、対処する事に成功し、後日食堂にはギョーザがあった。
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???「あのぉ校長、あんなに意気込んどいてあっさり対処されてしまいましたけど」
「なんだアイツらは!ジェイドはまだしもAのアーテンまで参加しよって!」
「くそー 腹が立つ」
???「そんなに嫌っているなら退学にさせれば良いじゃないですか?」
「そんなことをすれば生徒会と理事になんて言われるか分からないからな」
???「今やった事も普通にヤバいと思いますけど」
「ジェイド….いつか罰を下してやる」
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学内コンテスト編 完
学内コンテスト編やっと終わりました。最初らへんは書いてて楽しかったですが、段々と戦闘のレパートリーを考えるのにかなり苦労しました。
次は“月食編”という事でシリアスな感じになります。




