第32話: ジェイドVS宝石の魔法使い
一回戦 F:ジェイド・イプシム VS C:ルビー・コランダム
再び戦いは始まる。見慣れた結界に入っていく。
対戦相手は、赤髪で髪についている豪華なアクセサリーが特徴的な女子である。
実況席からの声は聞こえない。これも情報で不利を背負わせない配慮だろう。
「実況のオッドそして、解説のバレルですよろしくお願いします」
「どうでしょうかこの両者は」
「そうですね、ジェイド選手はAクラスを下したということでトーナメント全体でもかなり注目の選手となっています。ルビー選手の宝石を使った戦術にも注目ですよ!」
アナウンスを始める。
「さぁやっていきましょう!2日目最初の試合です! ジェイド選手VSルビー選手!」
5
4
3
2
1
スタート!
『十二煌輝石』
ルビーの周りに宝石が回る。
ジェイドは、早く仕掛ける。
「<レイズ>」
ジェイドは加速し、ルビーを囲うように動く。
ヒュンヒュン
あまりの速さに目で追うことはできない。ルビーは構の姿勢をとった。
『ダイヤモンド!』
『軌跡を追う一瞬の煌めき』
ジェイドが辿った道が次と爆発する。
ドーーーーン
「やるね、君」
ルビーを囲ったダイヤモンドは、その爆発を防いだ。
「攻めにも使えるんだよこれ」
『ペリドット』
黄色に輝く宝石を取り出すとたちまち巨大な炎の塊となった。
「太陽の石よ 焼き尽くせ!」
炎の塊を放ってくる。
「<レイズ>」
キキキキ
「スライディングしなかったら危なかったな」
かろうじて避けた。
「試合が始まってからあまり経ってないですが、怒涛の展開です!」
「特に固有魔法や能力のぶつけ合いが熱いですね」
『アクアマリン』
竜のように激しくうねる水流が出現した。
「こちらも攻め手はあるぞ<ディバイアス>」
大きな剣が出現し、空気を斬った。
スパーーーン
斬撃は水流を切り裂き、無効化する。
「これだけじゃないぞ<ディバイアス/ガイン>」
斬撃が増幅し、多数の衝撃波となってルビーへ向かう。
『ダイヤモンド』
カカカカカカカ
ダイヤモンドは想像以上に硬い、全ての斬撃を防いだ。
「おっと強烈な攻撃でしたが、完全に防御してしまいました!」
「これは強力な能力ですね!節目がありません」
どのような攻撃をしてもダイヤモンドで防がれてしまう。どうすれば….
そうか!あの手がある
ジェイドは考えの末、1つの答えに辿り着く。
『サファイア』
パリパリパリパリパリパリ
ジェイドに向かって凍りつく柱がうねるように来る。
その時動いていないルビーをジェイドは見逃さなかった。
「<ジッド>」
ワープし、先程持っていた剣を振り落とす。
「は、しまった『ダイヤモンド』」
ガンッ
かろうじて防ぐもジェイドは止まらない。
ガンガンガンガンガンガンガン
ガンガンガンガンガンガン
「なんて猛攻、だけど効かないよ」
ガンガンガンガンガンガンガンガン
一心不乱に剣を振り続ける。
ガンガンガンガンガンガンガン パキッ
「は、しまった」
ダイヤモンドは硬さはあるが、脆いという弱点がある。
それを点かれてしまう。
「時は来たようだな、はぁぁぁ」
バリーーーン
完全にダイヤモンドは破壊された。
「くっ」
ルビーは弾き飛ばされる。
「これでお前に守る手段は残されていない!」
「虚無なる世界へ」
輝きの光がルビーを襲った。
「これが、君の力なんだね。あっぱれだよ」
ドガーーーーン
ルビー選手継続戦闘不可
勝者 ジェイド・イプシム!
「おぉぉぉぉ すげえ2回戦進出かよジェイド!」
「優勝も夢じゃないわよ!」
ルビーはようやく立ち上がった
「とんでもない相手をしていたようだね私は」
実況も大盛り上がりだ。
「スゴい、スゴすぎる!あの鉄壁を見事に破り 次のコマへ進みます!」
「防御手段を失わせてから固有魔法と、使い方も素晴らしかったですね」
「俺はまだまだやれるぞ」
波乱の初戦は幕を閉じた。
バトルシーンとなると1000文字では収まらなくて大変です。




