第25話: Aクラス VS ジェイド
学内コンテストは、今の所時間通りに進められている。といっても1回戦があまりにも早すぎただけだが…
ルーナはまだ姿を現さない。不在の場合、棄権とみなされ相手が不戦勝となる。幸いにも出番は回ってきていないがそれも時間の問題だ。
「先ほどは、手に汗握る対戦でしたね! では、次もいってみよう!」
テンポが非常に速い、それも午前中に7戦は終わらせるとか言うハードスケジュールだ。
2日間開催で今日中に15戦やるらしい。
そんな事を言っているとモニターに次の対戦カードが表示される
3回戦 F:ジェイド・イプシム VS A:アーテン・マティック
会場はざわめく。
「FとAが対戦するなんて無謀じゃない?」
「普通に可哀想」
「一瞬で決まるんじゃないかな」
悪口めいた言葉まで聞こえてくる。
「おい、ジェイドお前が先かぁ。 大丈夫!お前を信じてるぜジェイド!」
温かい言葉は最も近くから聞こえてきた。
「あぁ任せろ」
そういい結界の中へ入る。
「さぁ 異色のFクラスとAクラスの勝負だ! 色々予想はされてますが勝負は分かりませんよ!」
結界は入ると意外と分厚く、大抵の魔法なら破れない頑丈な作りになっている。
「対戦相手は…あの金髪のやつか」
自信に満ち溢れているのが目にわかるほど、鼻を高くして登場する。
「やぁ 君がジェイド君か いい目をしているね。 でも勝つのはボクだよ」
「俺はやるだけだ」
「マジメだね」
空気には緊張の風が入る。勝負のときは来た。
「準備はいいですか?」
5
4
3
2
1
スタート!
ジェイドは素早く詠唱する。
「<ファイザッツ>」
球体を放つが、アーテンの後ろの地面に落ち、その場に止まってしまう。
「フフ、コントロールミスかい? Fらしいね」
「ボクは失敗なんてしないよ<ライトスロート>」
巨大な光の柱が現れる。
「はぁぁぁぁ」
そのままこちらの方向に倒してきた。
ドーーーーーーーーン
プスプスプス
あまりの衝撃で結界内に煙が充満する。
「魔法はキッチリきまったけどまだ倒れてはいないようだね」
流石は”A"冷静な判断だ。ジェイドは煙の中を走り、アーテンに接近する。
「<ゼクシオム>」
チャクラムを飛ばすのではなく、自身に両手で装備する。
そのまま、アーテンの背後を取った。
「見えてるよ! <フォース>」
無属性の瞬間爆発魔法だ。威力は低いものの、強い爆風は接近を許さない。
「くっ バレていたか」
一旦、戦況はリセットされる。
「あまり舐めない方がいいよ <ホーリーブレイド>!」
強い光を放つと、空から輝きの剣が落ちてくる。
「ボクはこれを使わせてもらうね じゃ、いくよ」
スッ
超高速でジェイドへ接近する。
カンカンカンカン
なんとかチャクラムで一撃を防ぐ。
だが、アーテンの連撃は止まらない。
カンカンカンカン シャキーン
カウンターにより、剣を跳ね返し空へ飛ばす。
「やるね でも手はあるよ</ソーン>」
空へ飛ばした剣が、ジェイドへ方向を変え、凄い勢いで突撃してきた。
「<リーフェン>」
カカカカカカカ バーーン
リーフェンで跳ね返せる許容量を超え、リーフェンが破壊されてしまう。
「ダメか」
破壊されると超反応で避ける。
「ほう、ボクの攻撃を避けるとは賞賛に値するよ」
どこまでも上から目線だ、だが戦闘のペースは向こうにあると言ってもいいだろう。
「そろそろボクの時間だよ」
そう言うと空へ手を掲げた。
『天よりの奇襲』
カチャ! シーーーーーン
何も起きない、いや起きている。知っているのはアーテンだけだ。
時間は停止した。
「<ホーリーブレイド> <ホーリーブレイド> <ホーリーブレイド>……」
ジェイドには夥しい量の光の剣が囲む。
「いつ見ても美しいね。止まった時間で世界を塗り変えるのは」
気づくことはできない、止まった時空には逆らえない。
ピクっ
「ん?気のせいか、まぁいいやボクの勝ちは確定しているよ」
満足そうに最初にいた位置に戻る。
「こんなものでいいかな じゃあねFクラスのジェイドくん♪」
「解除」
チッチッチッチッ カチッ!
運命は時空と共に走り出す。
目標は月末までに累計3000PVです。目標はどれだけ高くでも損しませんからね。




