第22話: コンテスト前日
いよいよ学内コンテストは、明日に迫っていた。
コンテストについて、伝えたいことがあるらしくアズ先生は、俺たちを放課後に呼び出した。
「お前ら、もう明日だぞ。ワクワクするな!」
先生の言葉とは裏腹に、俺たちの感情は、緊張感の方がはるかに勝っていた。
「もう 僕たちはやるしかない! そうでしょジェイド、ナブラ!」
ルーナが鼓舞する。そうだ、やるしかない やらないで負けだと認めるのは、あまりにも愚かだ。
かすかな希望を信じ、歩き続ける。心はそう言っている。
「まず、大会の方式を説明するぞ」
「人数だが、Aクラスが5人、Bクラスが4人、CからFクラスが3人、そして3つの専攻科も3人ずつだ」
「アズ先生、俺専攻科って何があるか忘れちゃってよ」
「ナブラ お前専攻科の人が聞いたら殺されるぞ」
珍しくわかりやすいジョークだ
「専攻科には、工学科・衛生科・体術科の3つがある」
「へぇ 体術科って強そうですね なんでコンテストには3人しか出れないんですか?」
「あぁ 一昔は6人とか出てたんだが、なんせ戦いが荒いんでな、他の学科に危害を与えまくるから、制限されてしまったんだ」
「当時は凄かったらしくてな、死んでも蘇りの魔法で生き返らせ、また殺していたやつがいたらしいぞ」
「ヒ、ヒェ 怖すぎますよそれ」
「まぁともあれ合計30人だ。一回戦をランダムな相手と戦い、見事勝てたらトーナメント表に名前が載るって感じだ」
「優勝すれば、要望を叶える権利を与えられる。これは前言ったな」
「さらに上位4名にはスペシャルな特典が与えられるぞ」
「え、それってなんですか?」
「楽しみは後の方がいいだろ?、上位4名になれるように頑張れよ!」
なんだろう、この先生が言うと悪い予感がする。
ともあれ、他の魔術師と戦うことができる良い機会だ。緊張感もありながら期待感というのも高まってくる。
「遅刻すんじゃねぇぞ 分かってるだろうけど」
「「「流石にしませんよ」」」
皆でツッコミを入れる
「ハハッ 面白れぇやつらだ。 今日はよく眠れよ」
最高の調子は最高の眠りからだ。
…….
「こちらが明日対戦する選手の名前と、属性でございます」
「あぁご苦労。 ふんふんふん、これは興味深いな」
「お気に召されたでしょうか?」
「あぁ素晴らしいよ。 これで明日のコンテストは
"A"のものだ」




