↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/75

第20話: ジェイドの戦い方

「ジェイドとフェルノは円の中央にな」


現クラス1位と2位の直接対決だ。ただ魔法の威力の話なので、実戦ともいうと分からない。最高の戦略、最高のパフォーマンスを出せてこその実戦だ。



「先ほどに加えて、実戦での知識を教える」

「まずお前らが使えるのは、自身の属性魔法・無属性魔法そして固有魔法だ。その3つの魔法を駆使して戦うことになる」

「例えば、対戦相手の属性が、自身の属性と不利な場合がある。そこで無属性魔法と固有魔法を工夫して戦うんだな」


だが、ジェイドは”無属性”ほかの属性魔法は使えない。単純に戦略の柱を1つを失うわけだ。


「よく分かんないけど、頑張ります!」


「いい戦いをしよう」


こういった、何を考えているか分からない相手が、最も警戒すべき対象だ。じっくり特徴を観察し、すばやく魔法で対処する必要がある。


「よー---い 始め!」


試合が始まった。お互いに何もせず、相手の動きを警戒する。

静寂を破ったのは、意外にもフェルノの方だった。


「<インザード>」

フェルノからごうごうと猛る、灼熱のマグマが放たれ、球体となりジェイドに襲い掛かる。

<インザード>は中級魔法。軽々と放ってきたのは、流石、成績優秀者といったところだ。


「<リーフェン>」

魔法を反射する魔法だ。ジェイドは大きな膜を帯びる。


ドドドドドドド


物凄い勢いでインザードが反射される。それはフェルノの方へ突撃していく。


「<デイフォン>」


ポワンポワン


インザードがフェルノに命中するも、何事もなかったのようにそこに立っている。


「デイフォンを使うとはやるな。自身の属性と同じ魔法をくらったとき、自身の魔力が回復する。跳ね返された魔法を、有効活用したというわけか」


「え、ええと その通りです」

少し照れるフェルノ


「だが、次は俺から仕掛けさせてもらう。<ファイザッツ>」

追尾する無属性の魔法弾を放つ。大きな球体は速度は遅いながらも、次第にサイズは上昇し対象へ向かう。

「<ヴォンス>」

炎の壁が生成される。これで球体を炎で吸収しようと試みる。だが、思ったより威力が強くそれはできなかった。


「あ、吸収できてない こうなったら<ペクト>」

守りの体制になる。しかし、威力はかなり上昇している。全てのダメージは受けきることはできなかった。


バリバリ パリーーーン


「キャッ」

フェルノは軽く突き飛ばされる。かろうじて円の中に留まったため、失格にはならなかった。


「負けてられませんね <ボース>」


ドドン!


小さな球がジェイドに接近し、爆発を引き起こす。

ジェイドは受け身をとり、対処する。


「魔法で防ぐだけではなく、しっかりと体でも避けないとな」


「やりますね!ジェイドさん」


今のところいい勝負をしている。フェルノは大きくその身を構えた。


「こうなったら 奥の手です! いでよ!インフェルノドラグーン!」

これは通常の魔法ではない。召喚士の国で、召喚獣と仲を培ったものだけが使える<召喚魔術>」


龍は空へ高く飛び上がり、大きく咆哮する。


「どうですか私の”召喚獣”は」


「召喚士の国”ネヴェラ”出身とは恐れ入った」

ネヴェラはかつて召喚獣と契約した古代から続く国家だ。長くの間森の中にある、超巨大空洞の中で生活しておりフェイズの襲撃から、自らの力で国を守った極々少数の国家の1つだ。


「くっ まさかこんな希少な人がいるとは」

深く考えているからか、たどたどしく自分の周りを動き回るジェイド。


「私もフェイズと戦うために、ここに来たんです。この力を使いましょう!」

龍が空からこちらを見ていたが、フェルノにより仕掛けられる。


「インフェルノドラグーンよ!敵を打ち払え <フレイム・インパクト>!」


龍が咆哮すると、フェルノも飛び上がり、龍とともに突撃する。


ドドドドドドドドド


「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

勢いよくジェイドを捉える。


「<ジッド>!」


ドーーーーーーーーーン





....




「あれ、ジェイドさんがいない...」


「俺はここにいるぞ」

いつの間にかフェルノの反対方向に立っていた。


「ずっと 君が仕掛けて来るのを待っていた」


「ど、どういう意味でしょうか」


「そこは数秒前 俺がいた場所...つまり俺が付けた軌跡の渦中だ!」

「いくぞ」

『軌跡を追う(ストラ)一瞬の煌めき(ーダ・ハル)』


無意味に周囲を動き回っているわけではなかったのだ。

フェルノは、猛烈な爆発に襲われた。


「キャッーーーーーー」





....



「勝者 ジェイド!」


「「「うぉぉぉぉぉぉぉー----!!!!」」」


クラスは物凄い盛り上がりを見せる。


「マジか、すべて計算の範疇だったってことか?」

「ジェイドエグイって!!」


「いえいえ、フェルノも物凄く強かった。接戦の勝利だ」

そんな歓声を受けても謙遜するジェイド


フェルノが駆け寄る

「ジェイドさん いい勝負でした。また戦いましょう!」


「あぁ、いい戦いだった!」


勝っても負けても両者の気持ちは、清々しいものであった。

クラス1位と2位。Fクラスといえど強烈で素晴らしい勝負であった。


「いいじゃないか君たち、師匠感心したぞ」

アズ師匠はご機嫌がいいようだ。


「じゃあ次は最後に、ルーナとナブラの直接対決をしてもらう」


コンテスト出場者同士、お互いのプライドをかけた戦いだ。


これまで1話が割と薄かったので、ボリュームを上げてみました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。