第19話: 水氷と輝きの矢
相変わらず煽りあう両者。
「後悔するんじゃないわよ」
「自身がおありで」
「雰囲気いいところ悪いが、これだけはさせてもらうぞ」
アズ師匠が何か詠唱を始める。
「<ディオス>」
クリスティアとメルスにシャボン玉のようなものが飛び、当たった後弾けて消えた。
「魔法防御を高める防御魔法だ。これで本気でやっても大丈夫だぞ」
準備は整った。
ピピーーーーーー
「用意 ・・・始め!」
闘いは始まる。お互い深いため息とともに詠唱する。
一足早くクリスティアが放つ。
「<フォンス>」
おびただしい数の光の矢がメルスを襲う。
「キャッ イタタタタ」
「一方的にされてたまるか~ <グレス>!」
メルスの周りの空気が、急速に冷却され無数の氷が生成される。
「放つ!」
パリンパリンパリン 氷の結晶は、想像よりはるかに高威力だ。大抵の人は生身では耐えきれないだろう。
「フフ よくやってくださいましたね...私も負けてられませんわ」
また詠唱するがストップがかかる
「おー--い ストップストップ」
いきなりのことに、二人は混乱を隠し切れない。
「ちょっと いいところに何よ」
「いや、お前らターン制のRPGでもやってるのかよ。もっと相手の詠唱中に不意を突くとかあるだろ」
「確かにその発想はありませんでしたわ」
「ん~なんか例え方が不快になったわ」
師匠が弟子をダメ出しする。コンテストには出場しないとはいえ、フェイズとの戦闘にも役に立つ知識を教えるのを欠かさない。
「じゃあ再開するぞ」
「始め!」
先手はメルスが打った。
「<ヴィーレ>!」
巨大な波がクリスティアの前に立ちふさがる。
「さらに<グレス>対象はヴィーレよ!」
生成した波が、今度は巨大な氷壁となった。
「さあ、覚悟しなさい。<アブソリュート>」
氷壁の内部の、完全に氷になっていない箇所に渦巻が発生する。そのエネルギーにより、氷壁にミシミシとひびが入る。
「これで終わりよ<アイススパイク>!」
メルスは手に巨大な氷を纏い、氷壁を物凄い勢いで突き破る。
氷壁は粉々に砕け、クリスティアの方へ無慈悲な雨を降らす。
「<ペクト>」
クリスティアは自信にバリアを張る。終わりの見えない猛攻に、バリアにヒビが入るも、ギリギリのところで耐えることができた。
メルスは耐えることができたクリスティアを見てビックリするも
「やるわね でもまだこれからよ」
「あら、メルスさま おめめが見えてないようで」
あたりを見渡すと光の矢がそこら中に展開されていた。
「氷壁で、こちらの様子を把握できていなかったようですわね」
光の矢は静止してはいるものの確実にメルスの方を向く。
「くっ私も防御魔法を!」
詠唱を始めるも
「遅いですわ! 貫きなさい光の矢よ!」
ダダダダダダダダ
.......
「勝者! クリスティア!」
「まだまだですわね メルスさま」
「くー---っ 今度は絶対負けないわよ(泣)」
悔しさのあまり涙を流すが、心は折れていないようだ。
「っとこんな感じでやっていくぞ」
「今度はコンテストに出場するものにやってもらおうか」
「ジェイド 次はお前だ!」
また唐突に俺に牙を向く。
「ええと対戦相手は・・・この前測定2位だったフェルノにやってもらおうか」
高校生とは思えない美貌の少女が前に出る。
「ふぇぇぇぇ 私ですか?」
このクラス個性ありすぎだろ。
結構スケジュールがカツカツだったので、明日は設定を練りこんで、作品の品質を高めたいですね。はい




