光の道の先で
黄色い光の粒が舞い、
森の奥へと続く道を照らしていた。
彩はその道を駆け抜け、
レイアが後ろから追いかける。
セレスは弱った身体で、
ミュレに支えられながらゆっくりとついてくる。
そして——
光の道の終点。
そこに、
一人の人物が倒れていた。
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倒れていた“光の人”
その人物は、
影の蔦に絡まれ、
身体の半分が黒く染まっていた。
だが——
胸元だけは、
強い黄色の光が脈打っている。
彩は息を呑んだ。
「……この人……
まだ……生きてる……!」
レイアが影の蔦を斬り払う。
「影の侵食が進んでる。
急がないと……!」
ミュレが震える声で言う。
「彩ちゃん……
この人……“黄の泉の力”を持ってるよ……
だから影に狙われたんだ……!」
セレスが青い糸を伸ばし、
倒れた人物の心脈を探る。
「……生命反応はあります。
でも……心脈が乱れています。
このままでは……影に飲まれてしまう……!」
彩は胸元の紋に手を当てた。
どくん。
どくん。
「……助ける。
絶対に……助ける!!」
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彩の救出:彩脈の光
彩は倒れた人物の胸に手を当てた。
「お願い……
私の光……届いて……!」
巫女装束がラベンダーと黄色に輝く。
「——《彩脈光矢》……
じゃなくて……
もっと優しい光……!」
彩の手から、
柔らかい黄色の光が溢れた。
影の蔦が焼けるように消えていく。
レイアが驚く。
「彩……
攻撃じゃない……
“癒しの光”を……!」
セレスが微笑む。
「緑の泉の“生命の加護”が……
あなたの光に混ざっています……
これは……《彩脈癒光》……!」
光が倒れた人物の身体を包み、
黒い影がゆっくりと剥がれ落ちていく。
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目覚める“黄の光”
影が完全に消えた瞬間、
倒れていた人物が小さく息をした。
彩が顔を近づける。
「大丈夫……?
聞こえる……?」
その人物はゆっくりと目を開けた。
瞳は——
黄金の光を宿していた。
「……きみ……
光……の人……?」
彩は微笑む。
「うん。
あなたを助けに来たの。」
人物は弱い声で呟いた。
「……ありがとう……
ぼく……
もう……だめだと思ってた……」
レイアが肩を貸す。
「立てるか?」
人物は頷き、
彩の手を握った。
その瞬間——
彩の胸元の紋が強く輝く。
どくん。
どくん。
セレスが驚く。
「……彩さん……
あなたの心脈が……
この人と共鳴しています……!」
ミュレが跳ねる。
「やっぱり!!
この人……彩ちゃんの仲間だよ!!
“黄の泉”に選ばれた人!!」
人物は弱く微笑んだ。
「ぼくの名前は……
ユナ。
黄の泉の……巫子……
なんだって……言われた……」
彩はその手を強く握り返した。
「ユナ。
一緒に行こう。
世界の色を……取り戻すために。」
ユナは静かに頷いた。
「……うん。
ぼくも……
きみたちと一緒に……戦いたい。」
こうして、三人目の仲間“ユナ”が加わる。
黄の章が、いよいよ始まる。




