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相方の魔道士が弟子がほしいと駄々を捏ねるので、已む無く奴隷を買ったが、なんかヘンなオマケが付いてきた!?  作者: 白月 仄
四章 魔族とか飛び道具を出してくるのはやり過ぎたろと愚痴るオレ
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 瞬きにも満たない刹那で、魔力弾は魔族に到達。しかし、魔族も黙ってやられるつもりはないようで、前面に視認できる程の魔力を集めて、『コウモン』から放たれた魔力弾を受け止めていた。これまで倒してきた魔族は、この一段目の魔力弾で仕留めてこれたが、どうやら今回の魔族はそうは問屋が卸さないようだ。

「だが、上からの追撃には耐えられるかな?」

 そう、魔導道具『コウモン』による攻撃は実は二段構えなのだ。『コウモン』から直に発射する魔力弾は、一段目の攻撃にして、二段目の攻撃の標的のマーカーになる。

 力業で一段目の魔力弾を防いでいる魔族の上空に魔法陣が顕れる。そして、その魔法陣から眩い閃光が無数に魔族に向かって降り注ぐ!


 ──ヒュゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴーーーッ!!


 天空よりの光の滝は魔族の姿を覆い隠し──


 ──チュドドドドドーンッ!!


 ──爆発を起こした!

「凄いです! ご主人様! コレなら!」

 凄まじい光景に、ターミが勝利を確信。オレも、そうであってほしいと願うも、予断はしない。爆発が収まった土煙の中──そこに浮かび上がる影!

「……チッ。耐えやがったか! 霊貫槍(アストラル・クリス)!」

 影を確認と同時にオレは呪文を放つ! 光の槍が土煙の中から姿を現す黒い魔族に突き進む! しかし、これまで棒立ちだった魔族が横に動き、オレの攻撃を避けやがった!?

「……先の強大な攻撃を受けて無傷とは!?」

 姿を現した魔族の姿にイーシュは驚き目を見張る。だが、彼は勘違いをしている。確かに、魔族の体には『コウモン』の攻撃を受ける前と変わらず無数の黒い触手が生えているが、“ソレ等はこれまで黒い触手が生えていなかった場所から生えている”のだ。それに何より、オレが放った霊貫槍(アストラル・クリス)を避けたということは、これまでイーシュへの援護射撃で何発食らっても避ける素振りも無かった魔族が相当に参っている証左に他ならない。

「──いいえ、かなり効いてるわ!」

 どうやら、エリーも魔族がかなりのダメージを負った事に気付いたようで、イーシュの持つ剣への魔力付与の呪文の詠唱に入る。

 完全に土煙が収まると、魔族の縦長の眼がギョロリと動き、オレを見てきた! そして、ダンと地面を蹴ると、魔族はオレに向かって突っ込んでくる。

「……マジか……?!」

 オレは直ぐ様、『コウモン』を元の薬容れの形に戻し、『スケサン』と『カクサン』を外すのも忘れて懐に『コウモン』を仕舞うと、剣を抜き防御態勢をとる。次の瞬間──


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