表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/31

その夜の二人

トリスタンは壁に願いの剣(スピラーレ)を立てかけると、ベッドに横になった。

しかし数分後──ベッドから起き上がり、剣の位置を確認する。

剣を使う者にとって、魔剣や聖剣は憧れの的だ。あまつさえドワーフが鍛え、半神に名付けられた逸品など、垂涎ものである。

万が一があってはならないと、気になって仕方がなかった。

ベッドの下にしまい込んでみるも、地べたにそのまま寝かせるなど畏れ多かった。

結局──トリスタンは、剣を抱きしめて寝ることになった。


***


アリアはベッドに腰をかけると、払うもの(リミナトル)を半ばまで引き抜く。剣が淡く光り、少しだけ周りが明るくなる。蝋燭のか細い炎が、キラリと刀身に反射した。

魔剣。それは戦士の憧れである。そんな逸品が手元にあることに、アリアは喜びを隠さない。

ふふふ、と誰かに聞かれたら怪しまれそうな笑いを漏らした。

ふと思いつき、背嚢から布を取り出す。特に汚れは見えなかったが、輝く刃をきれいに拭き取った。

納刀し、ぎゅっとそれを抱きしめると、アリアは毛布を被った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ