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国営鉄道を追放された俺、弱小私鉄で「温泉付き遊園地」を作ったら大繁盛!  作者: 塩塚 蘭仮名


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16/31

第16話:自爆するルブランと、港町の完全復活

海鮮列車の木製床に盛大な土下座を繰り出す、外資系大手の日本支社長。「クロダ様、私は完全に敗北いたしました!」あまりの号泣ぶりに、トングをパチパチ鳴らす黒田は困惑するばかり。

 どこまでも青く広がる広大な海。


その美しい波打ち際に沿って敷かれた泥川(どろかわ)電鉄・港町線の線路を、

ガタゴトと小気味よい走行音を響かせながら、

私たちが地元の漁師さんたちと汗を流して作り上げた『海鮮バーベキュー列車』が、

今日も賑やかに運行を続けていた。


 側面の壁と窓が豪快にぶち抜かれた木目調のオープンデッキ車両の車内は、

まさに熱気と活気に満ち溢れている。


 すぐ目の前にある私物の珪藻土の七輪の上では、

赤々と熾った炭火の熱によって、黄金色に焼き上がる特大のホタテや、

真っ赤に色づいた新鮮な伊勢エビがパチパチと小気味よい音を立てていた。


そこへ秘伝の特製醤油をトトッと一滴垂らせば、

ジュワワワッッ!!!

という激しい音とともに白い湯気が一気に立ち上る。


部屋中、いや、走る列車全体へと一瞬にして広がっていく、

何とも言えない香ばしい磯の香りと焦がし醤油のたまらない匂い。


 それだけでも人間の原始的な食欲をこれでもかと狂わせるには十分だったが、

何よりも素晴らしいのは、車内を包み込む乗客たちの弾けるような笑顔と歓声だった。


「熱い熱い! でもこれ、信じられないくらい美味いぞ!」

「マナーなんか気にするな、手づかみでガブリといくのが一番なんだよ!」


 かつてドレスコードという名の見えない鎖に縛られ、

都会のギスギスした人間関係や窮屈な生活に疲れ果てていた富裕層も、

地元の泥臭い漁師たちも、小さな子供も、

ここでは身分の壁も貧富の差も国籍の違いすらも全て忘れて、

ひとつの七輪を囲んで笑い合い、楽しげに乾杯を交わしている。


まさに、誰もが心からの自由と幸福を享受する、

楽園のような空間がそこには完成していた。


 だが……。


 そんな賑やかで平和な車内の片隅、

四人掛けの木製ボックス席の片隅において、

周囲の楽しげな空気とは完全に隔絶されたかのように、

一人激しく肩を震わせて落涙している男がいた。


 泥川の農家が着るような、地味で色あせたパッチワークの平民の服。


頭には大きな鳥打ち帽を目深に被り、

完璧に整えられていたはずの金髪をめちゃくちゃにかきむしりながら、

その美しい青い瞳から大粒の涙をボロボロと堰を切ったように流しているのは、

他でもない。


 海外巨大鉄道資本『ルブラン・コンチネンタル社』の日本支社長であり、

世界最高峰の技術と圧倒的な財力を誇る豪華列車『ル・グラン・コンチネンタル号』を率いて、

この泥川電鉄を完膚なきまでに叩き潰そうと目論んでいた張本人——。


ジャン・ルブランその人であった。


「う、うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん……っ!!!

おお、神よ、我が偉大なるルブランの祖先よ……っ!

私は……私は間違っていたぁぁぁぁぁーーーーーッッ!!!!

黒田様ぁぁぁーーーーーッッ!!!!」


 突然、静かな車内(と言っても周囲の歓声にかき消されがちではあったが)に、

変装した世界的大企業のトップによる、

魂の底からの大号泣と熱い懺悔の声が響き渡った。


あまりの号泣ぶりに、近くのボックス席でお皿を片付けていた、

泥川電鉄社長の千代ちゃんが、おずおずとした様子で声をかける。


「えっ、あ、あの……もしもし?

大丈夫ですか、お客様……?

何か、サザエの汁でも目に入ってしまいましたの……?」


 千代ちゃんの心配そうな声が耳に届いた瞬間、

ルブランは仕立ての良い高級スーツの代わりに穿いていた、

ゴワゴワした平民のズボンの膝をガタガタと激しく震わせながら、

弾かれたように立ち上がった。


そして次の瞬間、


 ドスンッッ!!!


という、車両の床板が踏み抜けるかと思うほどの凄まじい勢いで、

車内の木製の床へと勢いよく両膝をついたのだ。


千代ちゃんが「ひゃあっ!?」と小さく悲鳴を上げて一歩下がる。


しかし、ルブランの奇行はそれだけにとどまらなかった。


あろうことか、私の足元に向けて両手を勢いよく突き、

額を木製の床板にこれでもかと擦りつける、

日本の伝統的かつ最大級の謝罪の姿勢——盛大な土下座を繰り出したのである。


「ク、クロダ様……ッ!

黒田宗次様ぁぁぁーーーーーッッ!!!

私は……私はなんと愚かで、度し難い、浅はかな凡夫だったのでしょう!

アナタというお方の、その深遠なる真意も、大いなる哲学も何も知らずに……!

我が社の豪華列車などという、金箔で飾り立てただけの、

ペルシャ絨毯を敷き詰めただけの薄っぺらな『金メッキの虚飾』によって、

アナタを、この泥川電鉄を破ろうなどと不遜な企みを抱いていたなんて……っ!」


 床に額をこすりつけたまま、ルブランは嗚咽を漏らし、

声を震わせて自身の罪を告白し始めた。


「は、はあ……?

というか、本当にどちら様ですか……?」


 私は手に持ったステンレス製のトングをパチパチ、パチパチと、

ハサミムシのように意味もなく鳴らしながら、怪訝そうに首を傾げた。


見覚えのない外国人のオジサンが、

せっかく漁師さんたちが綺麗に磨いてくれた車内の床に突っ伏して、

なぜか涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら、

私の名前を叫んで震えているのだ。


意味が分からなすぎて、隣にいる雑用係の霧島くんの顔を見てみるが、

霧島くんは霧島くんで、なぜか眼鏡の位置をキリッと直し、

「やはり黒田様……すでに敵のボスすらも完全に手中に……!」

と、全身をガタガタと感動で震わせながら、

私の後ろで一人、未知の誇大妄想の宇宙へと旅立ってしまっている。


全くあてにならない。


 そんな私の困惑など一切お構いなしに、

ルブランは勢いよく顔を上げ、涙に濡れた顔をカッと見開いて叫んだ。


「お初にお目にかかります!

いや、私の醜い傲慢さはすでにアナタの全てを見通すその双眸によって、

最初から見破られていたのでしょう!

私は、ルブラン・コンチネンタル社日本支社長、ジャン・ルブランです!」


「へぇ、ルブランさん……あの金ピカの電車の社長さんですか。

わざわざこんなローカル線まで、ご苦労様です」


「クロダ様……!

私は、先ほどアナタが焼いてくださった、

その炭火の上でただ醤油を垂らしただけの、

極限まで洗練された完璧な『引き算の美学』であるホタテを一口食べた瞬間、

稲妻に打たれたかのように気づかされたのです……!


アナタは単に魚を焼き、客を喜ばせているのではない!

フランスの三つ星シェフが作る複雑なソースや、

格式張った過剰なドレスコード、息もできないほど厳格すぎるテーブルマナーという、

『豪華さ』の虚飾で人々を分断し、孤立させる、

近代資本主義の歪んだ愚かさを、その炭火の熱によって跡形もなく打ち砕き、

破壊しようとされていたのだと……っ!


そして、食と鉄道という誰もが共有できる移動体験を通じて、

この世界を生きる人間が、身分の差も貧富の差も関係なく、

誰もが平 equal(対等)になれる『究極のユートピア』を、

この港町線の短い線路の上に、完璧に構築されていたのだということに……!!」


 ルブランは胸中を支配する熱い感動を言葉に乗せて吐き出すと、

ガバッと立ち上がり、パッチワークの袖で乱暴に涙を拭った。


そして、世界的大企業のトップとしての誇りと、

黒田宗次という偉大な「哲学者(フィロソファー)」に対する絶対的な敬意を込めて、

力強く自分の胸を叩いた。


「えっ、いや……あの、ルブランさん?

そんな難しい話じゃなくてですね。

単に海の近くの列車の中で、さっき獲れたばかりのピチピチの魚を、

みんなで炭火で焼いて食べたら、

一番温かくて美味しいよねって話なんですけど……」


 私は本当のことを言った。

マナーだの資本主義だのユートピアだの、

そんな大層なものはこのサザエやホタテの殻の中には一滴も入っていない。

ただ「美味しい」からみんなで集まって食べている、それだけだ。


 しかし、私のそのあまりにも純粋で気取らない言葉は、

ルブランの天才的な脳内に搭載された「泥川電鉄名物・超高精度勘違いフィルター」によって、

さらなる壮大な意味へと変換されてしまったようだった。


「フハハ! 素晴らしい……っ!

どこまでも、どこまでも謙虚なお方だ……っ!!

世界を揺るがすほどの偉業を成し遂げながら、

それを『ただ美味しいから』という人間の根源的な幸福の言葉だけで片付けてしまう。

その無欲さ、その底知れぬ深謀遠慮、そしてどこまでも深い海の如き器の大きさ……!

我がルブラン・コンチネンタル社は、

黒田宗次様という偉大な存在の前に、完全に、完膚なきまでに敗北いたしました!」


 ルブランの瞳には、もはや敵対心などひとかけらも残っていなかった。

そこにあるのは、偉大な師を仰ぎ見るかのような、純粋無垢な崇拝の光だけだった。


「身の程知らずな戦いを挑んだ我がルブラン社は、

この港町線の買収計画を、これより全て、永久に撤回いたします!

それどころか……!」


 ルブランは一歩前に踏み出し、熱狂的な口調で宣言した。


「我が社の誇る、最新鋭の技術と最高級の資材を結集させた、

あの最高級欧風寝台列車『ル・グラン・コンチネンタル号』を……

全車両、泥川電鉄へと無償譲渡いたします!!」


 その言葉がオープンデッキの車内に響き渡った瞬間、

それまで大人しく話を聞いていた千代ちゃんが、

今度こそ本当にひっくり返りそうなほど目を見開いて叫んだ。


「ええぇぇぇっ!?

あ、あの大理石が敷き詰められていて、

シルクのカーテンが下がっていて、

都心の大金持ちの皆様がこぞって予約を入れるような、

あの超絶豪華な電車を、無償で、タダでもらえるということですのーーーっ!?」


 千代ちゃんはお金の計算が頭の中で高速回転したのか、

両手を激しく振り回しながらルブランに詰め寄る。


ルブランはそんな千代ちゃんの剣幕にも全く動じることなく、

むしろ憑き物が落ちたかのような、非常に爽やかで清々しい笑みを浮かべて頷いた。


「ええ、その通りです!

ですが、クロダ様の高潔な思想を学んだ今の私には分かります。

あの列車に施された金箔も、高価なペルシャ絨毯も、

人々を緊張させ、分断するための虚飾に過ぎません。


ですから、あんなものは全て、我が社の技術者の手で綺麗さっぱり引っぺがします!

そして、床一面に柔らかいクッションを敷き詰め、

たくさんのカラフルなボールを敷き詰めたボールプールを作り、

車内を滑り降りることができる安全な滑り台を設置する……。


子供たちが怪我を恐れず、ドレスコードもマナーも関係なく、

大声を上げて自由に走り回ることができる、

夢の『走る巨大キッズパーク列車』へと全面改修させてください!


アナタの目指す、誰もが平等に笑顔になれる平和な世界のために、

我がルブラン・コンチネンタル社の誇る資金力と、

世界最高峰の技術力の全てを、これより泥川電鉄に捧げます!!」


 ルブランの熱い演説を聞いていた私の脳裏に、

ひとつの楽しげな光景が浮かんできた。


「えっ……キッズパーク?

電車の中にボールプールや滑り台があるのかい?

それ、すごく楽しそうじゃないか!」


 私の目が、子供のようにキラキラと輝き始めた。


金箔が貼られた大人のための豪華列車も、まあそれはそれで凄いのだろうけれど、

そんなお高くとまったものよりも、

子供たちが電車の中で退屈せずに、おもちゃや遊具で大はしゃぎして遊べる空間の方が、

何百倍もワクワクする。


旅行中、ずっと子供の機嫌を取るために張り詰めている親御さんだって、

そんな列車があれば、足を伸ばしてゆっくりと海の景色を眺めることができるはずだ。

それこそが、本当に誰もがリラックスできる旅というものではないだろうか。


「だでしょう宗次さん!

子供たちが移動中に退屈しないで、

思いっきり体を動かして楽しく遊べる列車なんて、

きっと日本初、いや世界初ですよ!」


 千代ちゃんもルブランの提案に完全に心を奪われたようで、

さっきまでの警戒心はどこへやら、満面の笑みで私の腕を引っ張って賛同してくれた。


「よし、ルブランさん!

そういう面白い提案なら、大歓迎だよ。

色々と大変な作業になるとは思うけれど、よろしく頼むよ。

キッズパーク列車が完成したら、お祝いに、

僕の事務所の七輪で今度はもっと美味しい魚を焼きながら、

一緒にお茶でも飲んでゆっくりお話ししよう」


 私がトングを持った手を差し出すと、

ルブランはまるで神からの啓示を授かった預言者のように、

その場に凍りついた。


「オ、オー……!!

神よ……! この罪深き私に対して、

クロダ様自らが焼いた料理を振る舞い、

さらにお茶のお誘いまでしてくださるというのですか……!

なんという、なんという慈悲深きお方だ……っ!

このジャン・ルブラン、一生の誉れとして、全力を尽くしますッ!!」


 ルブランは再び感動の涙をボロボロと流しながら、

私の手を両手で壊れ物のように優しく、しかし力強く握り締め、

何度も何度も深々と頭を下げたのだった。


 こうして、泥川電鉄の歴史における最大の危機であったはずの

外資系巨大資本の襲来は、当の敵のボスが自爆気味に完全降伏し、

熱狂的な信者へと変貌するという、

誰もが予想だにしなかった前代未聞の結末によって幕を閉じた。


 そればかりか、ルブラン・コンチネンタル社が持つ

世界トップクラスの巨大な資金力と、

精密で頑丈な車両を造り出す高い技術力が、

丸ごと泥川電鉄の強力な味方として組み込まれることになったのである。


 それからの港町の変化は、まさに凄まじいものがあった。


 数ヶ月後、ルブラン社の技術の粋を集めて全面改修された、

世界初の『走る巨大キッズパーク列車』が、

ついに港町線の線路の上をお披露目運行することとなった。


 外見は、かつての煌びやかで仰々しい欧風のデザインから一転し、

泥川の豊かな海と山をイメージした、

パステルカラーの優しく可愛らしい塗装へと生まれ変わっている。


しかし一歩車内へ足を踏み入れれば、そこは子供たちにとっての天国だった。


高級大理石が敷き詰められていた食堂車は、

抗菌仕様のふかふかなマットと、

何万個もの青と白のプラスチックボールで満たされた「走るボールプール」へと変貌。


列車の揺れに合わせて波打つボールの海の中で、

子供たちはまるで本物の魚のように泳ぎ回り、歓声を上げている。


かつて富裕層が息を潜めて座っていた最高級スイート客室の壁は取り払われ、

木の温もりを活かしたジャングルジムや、

次の車両へと滑り降りることができる安全なミニ滑り台が設置されていた。


 週末になると、この港町線のホームは、

かつてないほどの賑わいを見せるようになった。


 大人たちは、側面の壁が全開になった『海鮮バーベキュー列車』に乗り込み、

爽やかな本物の潮風を全身に浴びながら、

地元の漁師たちがその日に獲ってきたばかりのピチピチのホタテやサザエを七輪で焼き、

地元の美味いお酒に舌鼓を打って「美味い、美味い!」と日常の疲れを癒している。


 そして、そのすぐ後ろに連結された『キッズパーク列車』からは、

親の手を離れて安全な遊び場で大はしゃぎする、

子供たちの元気な笑い声と歓声が、

どこまでも広がる青い海へとこだましていた。


「見てパパ! 滑り台が電車の形をしてるよ!」

「本当に、こんなに素晴らしい休日が過ごせる場所が日本にあったなんてな……」


 かつてルブランの豪華列車でドレスコードに縛られ、

ガチガチに緊張しながら冷たいスープをすすっていた都心の富裕層や財閥のトップたちも、

今では動きやすいカジュアルなシャツとズボンにわざわざ着替え、

泥川電鉄の切符を手に入れるために、駅の外まで長く続く大行列に並んでいた。


そこにはもう、誰かを分断する冷徹なマナーも、

身分の違いによる疎外感も存在しない。


ただ、誰もが気取らない笑顔で、同じ美しい海を眺め、

同じ美味しいものを食べて幸せになるという、

本当の意味での贅沢な時間が、列車の揺れとともに確かに流れていた。


 ほんの数ヶ月前までは、人通りもまばらで、

サビだらけの古い貨物車両が放置されていた、寂れた車庫のある港町。


しかし今や、泥川電鉄の『海鮮バーベキュー列車』と

ルブラン社の『キッズパーク列車』という最強の二大看板によって、

全国から毎日、何千人もの家族連れや観光客が押し寄せる、

「日本有数の海辺のリゾート観光地」として、

誰もが目を見張るほどの完全復活を遂げたのだった。


 そんな大賑わいのホームを、

駅の事務所の窓から、のんびりと団扇で自分を仰ぎながら眺めていた私は、

七輪の上でふつふつと泡を吹くサザエをトングでつつきながら、

ぽつりと呟いた。


「いやあ、本当にみんな楽しそうだねぇ。

ルブランさんのキッズパーク列車、大成功じゃないか。

千代ちゃん、僕たちも後でちょっとボールプールで遊ばせてもらおうよ」


「もう、宗次さんは相変わらずのんきなんですからのう!

でも……本当によかったですわ。

私たちの作った海鮮列車が、こんなにたくさんの人を笑顔にできるなんて」


 千代ちゃんは嬉しそうに目を細め、机の上の新しい大入り満員の売上表を、

今度は愛おしそうにそっと仕舞った。


 私がただ「獲れたての魚をみんなで食べたら美味しい」と思っただけの、

ただの食いしん坊の思いつき。


それが、周囲の凄まじい勘違いと、

敵のボスの自爆によって、

この小さな港町を救う、とてつもない大奇跡へと繋がっていくのだった。

金箔の豪華列車が「走る巨大キッズパーク列車」へと無償譲渡され、港町は日本有数のリゾート地へ完全復活。しかし、復興の歓声が響く秋の終わり、観測史上最大級の「超巨大台風」が沿線を直撃する――。

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