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EP:26 - The Case-Book of Dazuma vol.2 〜⑤〜

警察署襲撃。

そして見える今件の裏側。


セントラル署。

「ミューセラミス、警部!!」

「リーネット君...ごめん...」

「喋るな、まず手当てが先だ。」

着いた頃には、少女は連れ去られていた。

署はボロボロ、クラナにチャールズも交戦時に傷を負ったらしい。

「ありゃ署内の仕組みを知り尽くしていたな。」

「という事は...内通者が?」

「恐らくな。」

最悪だ。

どこへ向かったかもわからない。

当てがあるとすればあのアジトのビルくらいか。

「ちなみに警部、課長とヴェイン警部補は?」

「そういや...ちょうどここを外していたな。」

...妙だ。

余りにも出来過ぎでは無いだろうか。

考えても仕方ない、アジトのビルへ向かう。

先程捕まえたタクシーを待たせておいたので、直ぐに向える。








何度も創作されたであろうアジトのビル。

その一室...少女が監禁されていた部屋にて。

ブレードは色々物色していた。

壁のタイルですらも細かくチェック。

目を凝らして見ると、一つだけ色の霞みが見えるタイルが。

余りにもよく触られた痕に見える、罠の可能性もあるが、今は他に手がかりが無い。

「っつーわけだ、離れろバディ。」

そう新しく来た気配にそう告げる。

「先に来ていたのか。」

「署の事は聞いてるぜ、さっきも言ったがこいつは罠の可能性もある。」

「大丈夫だ、お前の勘を信じている。」

「そりゃどうも。」

押してみる。

すると、奥の壁が下に沈む様に開き。

更に奥に部屋が現れた。

共に入ってみると、資料が色々見られる。

しかし、余りにも簡単に見つかり過ぎる。

隠す程に見つけて欲しくないなら、このビルを爆破する也方法はある。

とにかく散策だ。

堂々と真のアジトらしき場所はファクトリーベースにあると書いてあるプリントを見つけた。

何が待ち構えている。

何を待ち構えている。

何が狙いなのか。

流石のブレードにも読めない。

他の資料にも目を通してみると...

「これは...」

大きめの写真...都市が写っている。

「あぁ、凄い綺麗な都市が写っているな。」


幻想的。


一言で表すならその言葉に尽きる。


黄昏よりも切なげで、儚げで。


虹より多彩で、不思議な感覚を魅せて来る。


そこらのテーマパークよりよっぽど夢の国だ。

「何だろうな、この場所は。」

「...ウィルヘイム。」

「え?」

彼は知っていた。

恐らく、周りの誰よりも、自分とポロフとオリヴァーは。

夢奏都市国家(むそうとしこっか)ウィルヘイム...全てが魔法で動き、魔法によって生かされている。」

「知っているのか?」

「俺の故郷。」

「え?」

「それはともかく...こっちも...」

「見つけたか。」

他の資料も見せようとしたら、遮る声。

ヴェインだ..."見つけたか"という事は。

「ここはあんたが敢えて残したのか?」

「そうだ、奴らの目的を知ってもらう為にな。」

「この様にまどろっこしい方法を取らずとも、口頭でお伝え出来たのでは?」

「誰がどこで盗聴しているかもわからん...わかっていると思うが、警察内部に内通者がいる。」

それもそうだ。

しかし、未だに何か仕掛けられているかもしれないここも危険だと思うのは自分だけかと悩むブレード。

顔に出しはしないが。

「件の少女は俺が保護してある。」

「なんと!?」

いつの間に。

「下手人らしき黒づくめの男を見つけてな、逃げ足の速い奴だった。」

辛うじて、抱えていた少女は取り戻したそうだ。

「だが、これでハッキリしたな...貴様らには役不足だ、あの少女を護るにはな。」

「勝手に決めんな。」

「勝手も何も、結果がそう申している。」

"わかったら大人しく俺の命令の元で動け"と言い残し、この場を去っていった。

言い返せないのが悔しいのか、歯を食いしばりながらついて行くダズマ。

そんな彼にブレードは1枚の資料を渡す。

「関わっているらしい、そいつに注意しな。」

と彼は彼で言い残し、後にした。

別行動を取る気らしい。

そして、彼が渡した資料には1人の男の情報が書かれていた。


【ジョン・ドゥ】


黒革ジャン、サングラス、褐色肌が特徴の流れの殺し屋らしい。

そこまで特徴を掴まれる程に裏で名が知れているという事か。

狙った敵はどんな難敵だろうと殺害して来たと書かれている。

これと敵対しなければならないのか。

とにかく、今はヴェインの言うことを聞く様について行くしかない。

他の動きはブレードに任せるとしよう。

頼れる相棒(バディ)に。






ーーーーーーーーーーーーー






「俺だリュウノスケ...は?」

誘拐されていたらしき人物を数人発見したそうだ。

しかし、妙なのはどこか姿が変わっていたり。

幼くなっていたり。


果ては。


「記憶が無い...だと?」

[せやねん、覚えとる子もおるんやけどどこか別人めいとったり、他にも精神が入れ替わっとるとか。]

ゾッとしない話だ。

礼だけ言って通話を切る。

この情報をダズマに知らせよう。

...繋がらない。

チャールズへ。

[あいつならヴェインの拠点に向かったぞ。]

「拠点?」

署では無く?

[アジトに近い場所の民家らしい。]

「へぇ。」

だが、ブレードは違う場所に足を運んでいる。

ヴェインは信用していないし。

それに、密かにダズマに付けておいた発信機が示す場所は...

行き先を把握した瞬間、ブレードはバイクをフルスロットルで走らせる。

嗚呼、悪い予感が当たった。

ある場所へ連絡を回す。


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