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EP:25-Tukimi sake. 〜②〜

一方、リモート軍会議。

ブレードと義父とその部下とボッコボコのスケベ。


談話室。


2人の男が向かい合っている。

否、それなりのサイズのモニターに映る老体も一緒。

[久しぶりじゃのう、ドーマン。]

「この間如何わしい店に御一緒したばかりでは?」

「マジ?俺も連れて行けよ。」

「馬鹿が、遊びに赴いたのではない。」

「何だおっさん、その歳で未だに童貞か?」

[察してやれいブレード...初心なんじゃよ。]

「あぁ、悪かったなおっさん...。」

「撃ち殺すぞ。」

すぐ下に行く馬鹿親子に頭を抱えながらも。

本題に戻そうとする、バーボンを口に含みながら。

が、上からドタバタドタバタ。

「騒がしくないか。」

「どうせ枕投げでもしてんだろ。」

その通り。

貧...プロレタリアなコーニッシュがソニア達巨乳組に対して無双を決め込んでいた。

そして男子なのに何故か巻き込まれたポロフとある者が盾にされたり。

最期には全員アニマのタックルで沈んだ。


ともかく。


「陸軍にも、海軍に通ずる輩がいる...というのは話したな?」

「っつーより、軍部を超えた大組織の影が見えるな。」

[嘆かわしいのぉ...嘗ては純粋に治安を憂いて立ち上げられた軍部が。]

「ですが事実、私は陸軍の人間に呼び出されこの通りです。」

薬を嗅がされ、気が付けば白い人型の化け物...ビッグフットにされていた。

そしてブレードが得た情報、あの力の元が"殲滅者"だとすれば。

「奴らのリーダーは殲滅者?それとも...」

「ジョージ海軍元帥か...それとも。」

[第3の黒幕がおるか...じゃな。]

殲滅者の登場と言い、どうしても"ミキシング事変"が頭をチラついてしまう。


ミキシング事変。


ゴース・ヘルヴァニア・ミキシングという男が様々な組織の上層部や重鎮を巻き込んで起こした内乱である。

国内テロが幾つも起こり、魔法による異常事態も乱発し、死人も大量に出てしまった。

軍や警察組織のみでは処理が追い付かないレベルにまで膨れ上がった悪夢の事象。

歴史の教科書で誇張せずとも数十ページ埋め尽くすレベルだろう。

高々半年だけの出来事が。

そしてこの3人も当事者だ。

アレクセイは暴徒の鎮圧を指揮し。

ドーマンは軍人としてそれに従い。

ブレードも義理とはいえ軍の家系にいるからとある男に従軍させられた。

その男は死んだが。

今回の件も似ている部分が見えて来る。


とある組織の上層部を巻き込み。


暴徒の活性化。


殲滅者の出現。


何より、事変で暴徒を無力化した際によく聞いた言葉。


"シハスクイナリ、シハワレワレヲミチビクモノナリ"


「小僧の報告が正しければ、奴らの狙いは事変の再来か?」

[そもそも、あれ自体が何の為に起こされたモノか...意図が全く掴めぬ。]

「神殿では何かを探している様だった...それさえわかれば何か掴めるかも。」

[ふむ、捜査を...と言いたいが。]

「先程も申しました通り、軍部も信じ難く。」

[誰を頼れば良いか...オリヴァーも不在じゃし。]

「あ?リヴが?」

そう言えば、ポロフ襲来の件といい報告したい内容があったのに通話が繋がらなかった。

今日は異常気象のせいで電波が死んでいたし。

晴れてからも繋がらない、一体どこで何をしているというのか。

別件で旅行に参加できないとは聞いていたが。

ともかく。

「人員なら確保できる...我音。」

「応。」

返事と共に現れたのは我音。

顔がボコボコの状態で。


...


「また覗いたのかスケベ忍者。」

「フッ、これも青春なり。」

何を訳のわからない事を。

まぁ、見つかったのもワザとだろう、この男はそういう者だとブレードは理解している。

本気になれば誰にもバレる事無く任務を完遂する。

出来なければ師に殺されるだろう。

何故かこちらにもとばっちりが来る形で。

[ほっほっほ、そうじゃ、お主がおったな。]

我音も事変の経験者だ。

片腕を失う程の悪夢と記憶している。

「話はあいわかった、何とかしてその者達の情報を掴み取ろうぞ。」

[頼む...これはワシから秘匿の依頼じゃ。]

「御意、必ずや完遂致す。」

後は...果報は寝て待てか。

自分にもできる事はあるだろう。

「俺は俺の手で探る、おっさん。」

「言われずともわかっている、俺にも私兵はいる。」

あの悲劇を繰り返させはしない。


絶対に。


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