17.マリオンの嘘とユーリの優しさ
脱衣場を出て村へと続く道を戻ると、村と温泉の方向を示す立て札がある。
その前には淡い月明かりに照らさたユーリが立っていて、腕を組んでまま視線を足元に落としていた。
手に持ったランプの光にユーリの銀の髪が照らされて綺麗だ、なんて思ってしまう。
いつもなら誰かが近づくと直ぐに反応するユーリだったが、今はマリオンが近づいていることに珍しく気づいていない。
「……あの、ユーリ様? 」
恐る恐る声をかけた。
思ったより声が震えてしまったのはきっと後ろめたさからだ。
マリオンの声が響いたと同時にユーリの体がビクリと震えたのが薄暗い中でも分かった。
ゆっくりとこちらに目を向けたユーリの顔が赤く見えたのは、手元のランプの光のせいだろうか。
「…………マリオン 」
そのままユーリが再び黙ってしまったことにマリオンは動揺を隠せなかった。
やはり騙していたことで厭きられてしまったに違いない。
じわりと涙が滲んできたが、それを隠すため慌てて横を向くと勢いよくユーリに頭を下げた。
「す、すみませんでした。ユーリ様…………。騙すつもりは――――なかったんです 」
涙が零れて地面に染みを作っただろうが幸い足元は暗くて見えない。
頭を下げたままマリオンはギュッと目を瞑る。
ユーリが何を言うか怖くてたまらない。心臓の音がバクバクと音をたて、自分の耳にいやに響いている。
しかしいくら待ってもユーリの声は聞こえてこなかった。
こっそりと下を向いたまま涙を拭い、ゆっくりと頭を上げ、そして驚いた。
ユーリの顔が間近にあったのだ。
今夜の月明かり程度の明るさではかなり近づかないと表情まではわからないくらいなのだが、今ユーリの顔はマリオンの直ぐ側だ。
お互いの表情がばっちりと見える位置にいるユーリに少しドキリとする。
何度見ても綺麗な顔で、これで男の子なのだから世の中ちょっと不公平だなんて思ってしまう。
それにしても本当に綺麗な顔と、吸い込まれそうな青い瞳がユーリには似合っている。
先程までの涙の理由を一瞬忘れてしまったマリオンだが、不意に思い出して目を逸らした。
「すみませんっ! 私っ―――― 」
「マリオン、俺の目を見て 」
ユーリが囁きながらマリオンの頬を押さえる。
十歳のユーリと、十七歳のマリオンでは身長に差があって、頬を押さえるにも少し背伸びをしなければならないようだった。
それに気づくと少しおかしくて、そしていつものように話してくれるユーリが嬉しくて、やっぱり涙が零れた。
「泣くなマリオン。俺は怒ってなんかない…… 」
言葉はぶっきら棒だけど優しいユーリの声に、マリオンの涙腺は壊れてしまった。
「ど、どうして更に泣くんだっ! 」
慌てて涙を拭ってくれるユーリに、つい泣き笑いをしてしまう。
「ごめんなさい。ユーリ様…… 」
「ほらっ! また”様”をつけてる。二人の時は敬語もつかわないし、呼び捨てる約束だろう? 」
不貞腐れたようにそっぽを向いたユーリに、ただただ頷いた。
「はいっ……… 」
「それで……、マリオンが女の子っていうのは…… 」
ユーリの質問にマリオンは小さく嘆息した。
「あの、それは…… 」
どう答えていいのか分からず、つい言葉尻が小さくなった。なんて説明していいのか正直わからない。
「いや、いいんだ。俺のせいだって分かってるから。ごめんマリオン 」
「えっ? ど、どうしてユーリが謝るのっ? 騙してたのは、わたし―――― 」
「違うだろ。俺が最初にマリオンを兄だって……言っちゃったから。だからマリオンは女だって言えなかったんじゃないかって…… 」
言葉を遮ったユーリに首を振りながらマリオンは否定する。
「いや、あの、それは……。あ、でも、あの時訂正しなかったのは自分のせいでっ 」
「うん。でも、言い出せる雰囲気じゃなかったし。あ、でもやっぱりマリオンも悪いんだからな。初めて挨拶した時に、主君に対する礼をとっただろ? あれでどこぞの騎士だと思ったんだ 」
なるほど。あの時の礼はそんな意味があったのか。
父親の真似をしただけなのだが、今考えると確かに父が礼をとっていた相手は、父の主君である総括領主だった気がする。
それによくよく考えてみれば、母親の厳しい花嫁修業の中にマナーや立ち居振る舞いもあったのだが、その中で身分が上の貴族に会った時の礼もしっかり習っていたことを思い出した。
あの時こちらの礼をしていれば、変な勘違いをさせなかったのだろうか。
いやしかしあの時の格好で令嬢の礼をするのはやっぱりおかしかったに違いない。
「あ、あの時は咄嗟に思いついたのがこっちで…… 」
顔を赤くして下を向いたマリオンの両頬をユーリが再び持ち上げる。
「分かってる。マリオンの格好と礼だけで勝手に勘違いした俺のせいだ。ごめんマリオン 」
「ユーリ…… 」
どうしてこんなにもユーリは優しいのだろうか。
出会ってまだ数日しか経っていない、突然現れた――むしろ記憶喪失なんて言っちゃっている怪しい人間なのに、ユーリは本当に優しい。
こんなに優しくしてくれる人間なんて普通はいない。いたとしてもそれは下心があるに違いない。
でもユーリは違うということは、何故か分かった。
それはそうとして、こんなにすぐ許せちゃうのは当事者の自分が言うのもなんだが、如何なものかと思う。
少し、いや少しばかりが多大に優しすぎるのではないか?
ユーリを可愛い弟のように思っているマリオンとしては、将来のユーリが少し心配になる。
「どうして……、ユーリはこんなに優しいの? 私、嘘をついてたよ。アルさん、ミカルさん、クロードさんにも。それでも、許してくれるのはどうして? 」
唐突な質問にユーリは目を丸くしたが、眉尻を下げて笑う。
「どうして……か 」
少し考えた素振りを見せたユーリが、目を瞑って首を傾げている。
そして目を開くと、どうやら答えがでたらしく、うんうんと頷いている。
「そうだな……、エルフだから仕方ない。うん、この一言に尽きる 」
どこかで聞いたような台詞に首を傾げるとユーリが面白そうに笑った。
そういえば親友のルイザも「エルフだから 」という言葉をよく使っていたな。
その親友の言葉を思い出してみると、たぶん気に入った人間には優しくなるというやつなのだろう。
ということは、ユーリは自分のことを気に入っているということになる。
そう考えると心の中が温かくなった気がした。素直に嬉しいと思える。
「エルフ……だから? 」
「うん、エルフだから。アル達もマリオンを気に入っているから絶対許してくれるよ。それに、俺は別に誰にでも優しいわけじゃないから 」
自信たっぷりに言ったユーリをマリオンはぎゅっと抱きしめた。
「なっ、ま、マリオン!? 」
焦った声を出すユーリは突然のマリオンの行動に、驚いてジタバタしていたが更に強く抱きしめると諦めたように大人しくなった。
それからマリオンの背中に遠慮がちに手が回され、そのままお返しだとでも言うように抱きしめられる。
「マリオン……マリオン…… 」
胸が締め付けられるようなユーリの口調にマリオンはユーリの頭を撫でる。
そして大きくため息をつくと、マリオンは瞳を閉じ、意を決して口を開いた。
「ユーリ、ごめんね。嘘ついてて……。でも、もうひとつ謝らないといけないことがあるんだ 」
そんなマリオンの言葉にユーリはふるふると首を横に振る。
「…………記憶喪失が嘘――っていうのも分かってるよ 」
「えっ…… 」
遮られた言葉に、マリオンは驚きを隠せない。
「ど、して…… 」
「だって……よくよく考えてみれば、記憶喪失にしてはマリオンは色々知ってるし。つい喋ってしまったって顔に出てる時もあったような。でも、言えない理由があるんだろう? だから今は聞かないよ 」
やっぱりユーリは優しい。本当に本当に優しくて。
マリオンは涙ぐんで頷くと、再びユーリを抱きしめた。
本当に可愛くて綺麗で愛おしい。
そんな気持ちが溢れて言葉になった。
「ユーリ……、ユーリ。可愛い、大好き 」
「えっ!? それは、どういう―――― 」
「本当に、弟になって欲しいくらい大好き 」
「お、弟…… 」
不意にユーリがマリオンから離れると、足元に置いていたランプを手にとりスタスタと村へと歩き出した。
わけの分からないマリオンは、ユーリの後姿を呆然と眺めていたが、すぐに気を取り直して後を追う。
「ちょ、ちょっと待ってよ! ユーリ? 」
マリオンの言葉に足をピタリととめたユーリが振り返ると、マリオンに手を差し出す。
その手を取ると、納得したように頷き再びユーリは歩き始めた。
「ユーリ? どうしたの? 」
「……別に、なんでもない。ちょっと、色々勘違いしただけだ……。うん、いいんだ。分かってる……マリオンは俺の兄――じゃなくて、姉みたいなものなんだろ? 」
「う、うん? 姉…… 」
ちょっと、色々って言葉はおかしいよ?なんて思ったけれど、そう言える雰囲気ではなかったので黙って手をつないで歩いた。
それに姉と言ってもらえてやっぱり嬉しいのは、ユーリを弟みたいに思っているからだろう。
「…………ユーリ、ありがとう。今は無理だけど、いつか絶対に理由話すから。だから…… 」
「分かってる……。さぁ、みんなの所へ帰ろう 」
「……うん 」
二人は手をつないだまま村への道を戻る。
月明かりとランプが照らす道は少し怖いと思ったが、ユーリの手の温かさに怖さはだんだん無くなっていく。
マリオンがもう一度囁くように礼を言うと、ユーリはそれに答えるように手をぎゅっと握り返してくれた。
――――――――
「ああ。深刻そうな顔で何を言い出すかと思ったら。知ってましたよ 」
「え、ユーリ様今頃ですか……」
「やったー。賭けは僕の勝ちだね~ 」
三人三様の言葉がそれぞれの口から飛び出した。
若干一名の発言が気になったもののそれどころではない。
「え、あの。その、皆さんは気づいてたのですか? 一体いつから 」
「そうだ! 一体いつから気づいてたんだ? 」
驚くユーリとマリオンを、何を言ってるんだこいつらは? という表情でアルが見つめている。
普段は無表情なアルにしては珍しい。
「最初からですけど 」
「「えっ!!? 」」
アルの言葉に二人とも声をそろえて驚いた。
「さ、さ、さ、最初からっ!? 最初からですか……? 」
「はい。最初からです。小用の時も、部屋を決める時も女性として扱っていたはずですが? 」
言われてみると確かに小用のときも一人にしてくれて、尚且つ一緒にいくと言い出したユーリもひきとめてくれた。
部屋割りに関しても一人だけで部屋を別にしてくれたな、と思い出す。
てっきりアルさんがユーリと離れたくなかったんだ、などと思っていたとは……いや、思っていない思ってない。たぶん。
大きく頷くアルにマリオンは肩をがっくりと落として嘆息した。
「俺は、気づかなかった…… 」
憮然とした態度でユーリが頭を垂れるとそれを見ていたアルが早速フォローに入っていた。
「ユーリ様はまだ成人もされてませんし、こういうのは仕方ありませんよ。経験ですから。今後、女性とお話を重ねていけばそういう機微のようなものは分かってきますから 」
「しかし、気づいた時に注意してくれればマリオンも俺もこんなに苦しまずにすんだのに…… 」
「…………ほう。マリオンに関しては良心の呵責というのがあるので苦しんだのはわかりますが……、何故ユーリ様が苦しむのでしょうかね。ね? マリオン 」
「ひぃっ―― 」
美しい笑顔のアルが怖い。とても怖い。
こちらを見ないで欲しいと切実に願うが、視線を外せないので怖さは増す一方である。
「こら、マリオンをいじめるな。苦しんだのは……、まぁ俺の個人的なことだから気にしないでくれ 」
「…………へぇ。個人的な、ね…… 」
ますます素敵な笑顔が見られるのは眼福の一言に尽きるのだが、如何せん怖すぎる。
あの時、怒らせないと心に決めたはずなのに。
今回の不可抗力だから仕方ないのだろうが、やっぱりアルだけは怒らせてはいけないとますます心に誓うマリオンだった。
「そんなことより、マリオン 」
「は、はいっ! 」
笑顔が素敵な当の本人に名前を呼ばれてマリオンは姿勢を正した。
「本来なら、次の目的地はアルギス領のはずでしたが、先にバローネ領を経由することになりました。ですから、アルギス領へはその後に行く事になります 」
「あ、あの。パローネ領へは何をしに行くのか聞いても……? 」
あのまま文句を言われるかと思っていたのに、急に話が変わって驚いてしまう。
村長とエルフ達の話を聞いていなかったマリオンにはさっぱりな話だったが、クロードが自分の髪をもて遊びながら答える。
「ちょっとね~、どーしても行かないといけない用事ができちゃったんだ~。ちょっと危ない用事かもしれないから、出来るならマリオンは連れて行きたくないんだけど 」
「危ない……んですか? 」
普段のクロードと変わらない軽い口調の中にも、どこかいつもと違う様子が見え隠れしている気がした。
そんな皆の雰囲気から、何故か嫌な感じがしてしまう。
「かも知れない、だ。だからこの村で待っててくれるなら、また戻ってくるから―――― 」
「じゃあ、行きます 」
ミカルの言葉を遮るとマリオンはエルフ達を見つめた。
「足手まといと思ったら時点で置いていってもかまいませんから。だから、それまでは一緒に旅をさせて下さい 」
きっぱりとしたマリオンの態度に、エルフ達は驚きで目を大きくさせている。
何故そこまではっきりと言い切ってしまったのか、その時自分でも分からなかった。
「今はどうしてか皆さんと離れちゃいけない気がするんです。……何故だか、わかりませんが 」
そう、心の中で強く思ってしまったのだから仕方ない。
マリオンは頭を下げると再度口を開く。
「お願いします。足手まと感じたらそこで置いていってください。でも、ギリギリまでは皆さんと旅をさせて下さい! 」
言い切ったマリオンは何を言われても自分の考えを曲げる気はなかった。
昔からこういう嫌な感じの勘はあたるのだ。だから一緒に居て少しでもそれを外したいと思ってしまう。
彼等を守りたいという思いは、何故か強くマリオンの心にあった。
「ユーリ様……如何なさいますか? 」
静かに口を開いたアルに、ユーリはと言うとこれ見よがしに大きくため息をつく。
「危ないと思ったら、マリオンには安全なところに行ってもらうからね 」
「――っはい!! 」
ユーリから許しがでたことで、また一緒に旅が出来ることを喜ぶ。
どこかでひっかかるような嫌な感じはまだ拭えないものの、自分の出来ることはきっちりやろうと決意する。
「はぁ……、ユーリ様はマリオンに甘いのです 」
「し、仕方ないだろう。ここの村人は大丈夫だろうけど、このままマリオンを置いていって遠くで心配するより、近くに居てもらったほうが守りやすい 」
赤い顔でそっぽを向いたユーリに、クロードは肩を竦めるとニヤリと笑う。
他の人がやると嫌味にみえるような仕草も、クロードがやると諦めと共に受け入れられるのが不思議なところだ、などと思ったのだが本人には言うまい。
「はいはい~。ユーリ様は、エルフだから、仕方ないんですもんね~ 」
ニヤニヤしたクロードに、更に顔を真っ赤にさせたユーリはクロードを強く睨みつけるとマリオンの手を取って歩きだした。
「どちらへ? 」
アルが気にも留めていない様子で一応聞くと、ユーリは「もう寝る! 」と噛み付くように言い放ち、そのまま村人が用意してくれた家へとマリオンを引っ張っていく。
「明日は早朝出立ですからね 」
「~~~~~わかってるっ! 」
流石扱いなれているというのだろうか、アルは頭を下げユーリを見送るとそのまま三人で話し合いを始めたようだった。
「い、いいの? 」
「……あの三人に任せておけば大丈夫だ。マリオンも今日は……色々あって、疲れただろう? 」
ユーリの言葉でカンデのことを思い出した。
マリオンは愕然とした。少しの間でも彼女のことを忘れていた自分が嫌になる。
ぐっと胸が詰まる感じがしたが、そのまま堪えると大きく息を吐く。
自分の顔は今きっと歪んでいることだろう。
「だ、いじょうぶ、です。カンデのことは一生、忘れません。だから、これくらいの痛み、平気です 」
「カンデさんは、マリオンのこと恨んでないと思うよ 」
唐突な言葉に、マリオンの足が止まる。
「だって、最後あんなに笑顔で逝ったんだ。女神ロザーリエに愛されて迎えに来てもらえるくらいの女の子が、恨んでるわけない 」
ユーリはマリオンを自分のほうに引っ張るとそのまま抱き締めた。
傍から見たら身長差がある為、抱き締めたというより抱きついたように見えるのだろうが、ユーリはその時、確かに抱き締めてくれた。
「だからマリオンは時々、女神ロザーリエの許にいるカンデを思って祈ってあげたらいいんだ 」
「――――は、いっ 」
勝手に溢れてきた涙をユーリが拭ってくれた。
その時、雲間から月の光が下りてきて、それはユーリの顔を照らしだした。
マリオンの菫色の瞳と、ユーリの深い青の瞳がぶつかる。
弟みたいなユーリの真剣な眼差しと、その中に見える優しさに少しドキリとしてしまう。
「マリオン? 大丈夫か 」
気遣ってくれるユーリに小さく頷くと、マリオンはユーリから離れた。
わけの分からない感情に驚いて離れると、その不可思議な感情はすぐに落ち着いた。
きっと気のせいだろう。自分の気持ちに首を傾げながら、マリオンは村人の用意してくれた家の中へ足を向ける。
「ありがとう、ユーリ。私、カンデのこと女神様に祈るよ 」
マリオンが急に離れたことに戸惑っている様子のユーリだったが、笑顔のマリオンをみて安心したのか頷いた。
「じゃあ、今日は休もう。明日からバローネ領へ急ぎ向うから 」
「うん! ユーリも今日はゆっくり休んで 」
「ああ、ありがとう。じゃあ、おやすみ 」
そういって部屋の前まで送ってくれたユーリに、マリオンはいつものように行動した。
いつものように、弟にしているように。
ユーリの頬に親愛のキスをし、「おやすみなさい 」と言って部屋の中に入る。
扉を閉めるとき、ユーリが真っ赤な顔をして固まっていたような気がしたが、その後でバタバタと廊下を走る音が聞こえたので気のせいだったのだろう。
靴を脱いでベッドに潜り込むと、すぐに睡魔が襲ってきた。
思ったより身体も心も疲れていたのだろうと気づく。そのまま微睡みながら、瞳を閉じた。
その夜、マリオンは夢を見る。
女神ロザーリエの許で、相変わらず元気に動いているカンデと、その側にいるカンデそっくりな優しそうな女性の姿を。
ユーリ以外、みんな知ってました。
流石ユーリはお子様です。
マリオンのドキドキは徒労に終わりました。
それにしても、もうちょい甘甘したいのですが、まだまだのようです。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
少しずつ増えるブクマとポイントにがんばろうって思えます。
子猫がきて一ヶ月くらい経ったのですが日々大きくなっております。
既に体重4倍……(100g→400g)
仕事がGW明けからまた忙しくなりそうです。
更新は相変わらず亀になりますが飽きずにお付き合いいただけると嬉しいです^^




