表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
231/253

SOS 231 拾い物

「……つーか、ベル。誰それ?」

「ん? 襲って来たから締めた奴。

あと、付いて来た奴らだよ」


 シュリがベルに聞く。

獅子族の男が大人しく従っており、

その後にワラワラと浮浪児っぽい子供が

わんさかといた。


「全く、何を勝手なことを」

「そういうソフィア、こいつ誰よ?」


 シュラがソフィアの背後にいる男を顎で示す。


「さあ? 名前までは。とりあえず使えそうなので

私の助手にします」

「自由だな、おい。どうなっても知らねえぞ」


 呆れるシュリとシュラにベルとソフィアは言う。


「「……で、それは?」」


 二人が指摘したのは

シュリとシュラが連れてきた男だ。


「「戦利品」」


「「……」」


 ベルとソフィアは二人をジト目で見る。


「……あーもう、わかったって。つまり、

全員共犯な」

「そういうこと」


 シュリとシュラが白旗を上げる。


「……で、どうするよ?

ご主人様はともかく、さすがに一度にこれだと

鬼雪の奴、切れんじゃね?」

「普通切れるわな」

「私の助手は特殊技能持ちです。

役に立つなら問題ないでしょう」

「それならうちらも、な?」

「そうそう、生粋の暗殺者だぜ」

「知らねえよ。んなもん」

「いや、ベル、お前が一番やばいって。

ただの浮浪児連れてきてよ。

うちは教会じゃねえぞ」

「鬼雪は子供にも鬼雪だからなー」

「あいつマジ鬼畜っしょ」

「ご主人様に夜伽の相手を

されなくて、溜まってんじゃない?」

「あるある、絶対その腹いせだろ」


 途中から話が脱線するが、男がその会話に

割って入った。


「……すいやせん、お嬢様がた。

ちょっとよろしいでやすかぃ?」

 避役族の男だ。


「そういえば……あんた誰?」

「見ない顔ねえ」


「先日雇われた避役族のビーツといいやす。

……一応確認でやすが、その鬼雪さんとやらは、

あの白銀のような髪をした、白雪様のことでやすかい?」

「ん? あんたも鬼雪にのされたクチ?」

「じゃあ、結構腕が立つんだー」


 避役族のビーツはそこで恐る恐る尋ねた。

「それって、そこにいる御方のこと……ですよねぇ?」


「「「「え?」」」」


 全員がそこを見る。


 ベルとソフィアの間に、白雪がいた。

いつの間にという話ではなく、完全に同じ輪の中に入っていた。


「こほん」


 他の四人がビクリと体を震わせた。


「言いたいことがいろいろありますが、

今は急を要します。簡潔に

《融撃》」


「「「「ぐぎゃ!!!!」」」」


 神速の動きで四人全員の腹部に痛撃を与える白雪。


「心配なく、精神的には死にますが、

肉体的には後遺症など一切残りません」


 避役族のビーツはそれを見ながら、

やはり白雪には逆らわない方が良いと、

心から思ったそうな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ