4-8 反乱の行方は
4ー8 反乱の行方は
俺は、信じられない思いだった。
俺たち、ここで死ぬの?
俺の脳裏にエレクシアに残してきた人々の顔が浮かんだ。
俺、こんなとこで死ぬわけには行かないんだよ!
俺は、なんとかここから出れないかと考えた。
ピコン。
ウィンドウが開く。
『扉を開きますか?』
俺は、目をしばたかせた。
開けられるの?
『裏スキル 次元刀』
次元刀?
俺は、それを迷うことなく選択した。
すると。
俺の右手に青い光が宿った。
俺は、その手を閉じ込められている部屋の扉へと向かって振りかぶると、斜めに切りつけた。
ぐらっと時空が揺らぐ。
そして、扉があった場所の空間が斜めに切断された。
空間ごと扉は、切り開かれた。
「信じられん。暗黒石を切ったのか?」
エリオットが驚きを隠さずに言った。
「すごいな、カナメ」
俺は、切り開かれた時空間へと向かって飛び込んだ。
「アズミちゃんが、待ってる」
俺たちは、その空間へと飛び出した。
そこは、この城の玉座の間だった。
「アズミちゃん!」
「カナメ!」
玉座に座らされたアズミちゃんが俺の方を見て叫んだ。
俺は、ホルスターから銃を抜くと弾を込めて構えた。
「リイル!諦めろ!もう、お前に魔王を操ることなどっできん!」
エリオットは叫ぶと身に纏っていた変化用のコートを脱ぎ捨てた。
リイルがその姿を見て目を見開いた。
「貴様は、エリオス!生きていたのか!」
一斉に城の衛兵たちが俺たちに向かって飛びかかってきた。
が、俺とエリオスの敵ではなかった。
俺たちは、あっという間に衛兵たちを蹴散らすとリイルに向かって歩み寄っていった。
リイルは、1歩後ろずさると言った。
「まて、話し合おう。お前たちの望みはなんだ?」
「俺の望みは」
俺は、言った。
「アズミちゃんが幸せになること、だ!」
俺は、魔導銃でリイルを撃った。
リイルの体の真ん中に大きな炎が開いた。
「な、にぃっ!」
どんっ。
エリオスの大剣がリイルを袈裟懸けに切った。
「お前たち・・」
「ここは、これから、魔王のもの、だ!」
俺は、叫んだ。
「文句のある者は、前に出ろ!俺たちが相手をしてやる!」




