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最強系チート能力聖女が、異世界から召喚されました~平凡少女は魔法で無双する~  作者: ラズベリーパイ@天安門事件


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19/50

魔法の授業(座学)にて

 次の日は、ある時間に目が覚めた。

 魔法で動く時計を見て確認。


「ムクリ。うん、6時だし起きようっと」


 私は目を覚まし起き上がった。

 昨日は色々あって疲れたのだろう、ぐっすりと眠れたと思う。

 マリアが寝ていたので軽くゆするとマリアが目を覚ました。


「ふえぇ」

「おはよう、マリア」

「! だ、誰……って、ミドリちゃんか」

「そうだよ、とても元気なミドリちゃんだよ! もう6時だから起きないと」

「……ちょっと早いよ、ふあぁ」


 マリアがそう言ってもう一度あくびをする。

 けれど起きる気になったらしくベッドから降りる

 それから身支度をして、食堂へ。


 本日の朝食はスープにふかふかのパンに目玉焼きにサラダ。

 ところでこの卵は、どんな鳥の卵なんだろう?

 さて、その食堂で私はクロード達と出会う。


 クロードとクレイは仲があまりよろしくないようだった。

 そこでクロードが私に、


「相変わらずミドリは朝から元気そうだな」

「元気だよ、それがどうしたの?」

「……いや、昨日の今日でここまで元気なのってどうなのだろうと俺が思っただけだ」


 何処か疲れたようにクロードが言う。

 昨日何かあったっけ、と私が思ってから、


「あ、クレイと“決闘”したんだった。忘れてた」


 クレイはどこか悲しそうになった。

 色々属性付けていたので特に苦労をすることも無く倒してしまったので……そちらの方はあまり大変ではなかったので、素で忘れてしまっていたのだ。

 まあ、いいや。


 昨日の敵は今日の友という事で、私は深く考えるのを止めた。

 それから食事のあと授業に。

 制服はないのでまだ私は私服だ。


 ただ教科書はもらえていたので、それを使い授業を受ける。

 本日は魔法についての基礎知識であるらしい。

 私は困ったと思った。


 そもそも私の世界に魔法はないのである。

 他の人達とは出遅れてしまっている、どうしようかなと思いながら聞いていると、


「え~、魔法を動かすのは概念や思考であります。私達という媒体を主として組み上げていく、複雑なパズルのようなものなのです。そして発現する魔法は、より“想像イメージ”が強固であればそれは実現しやすい性質があります。強固であるという事はその一つ一つの部品がどう作ればいいのか、きちんとした形で存在しているからであり……」


 どうやら魔法は、私達が認識する“想像”の力が強く影響を及ぼすそうだ。

 魔法陣や呪文、魔道具といったものは、魔法を私達が望む形に具現化する道具であるらしい。

 魔法というエネルギーを、炎等に変化させるのがそれらだと思えばいいのだろうか?


 つまり私達の世界の電気エネルギーでスマートフォンが動くような感じなのだろう。

 ただ魔法が便利な所は、そのエネルギーを“想像イメージ”で炎が生み出せてしまう“手軽さ”だ。けれど、


「必要だから進歩する、か」


 手軽な分、私たちの世界とは違う進化を遂げてきたであろう世界。

 だから私はこの世界とは違う“概念”に触れ、“知識”として知っている。

 何気なく触れていたものが実の所、クレイ達にとっては“異界の知識”という驚くべきものなのかもしれない。


 ふと思った内容だが、そんなことを考えていてもこの世界であまり役立ちそうにないと思って勉強する。

 学べるべき部分があるなら学んでおくに越したことはない。

 それに、魔力があるなら、ここで学べば特殊能力チート以外で魔法が使えるようになるのだ。


 そう、私は魔法使いデビューである!


「がんばろう」


 やる気を出した私は、授業に耳を傾ける。

 あまりよく分からなかったので後で復習しようと決める。

 そして次の時間は、生徒の自主性を重んじたらしい図書館散策の時間だったのだった。

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