表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強系チート能力聖女が、異世界から召喚されました~平凡少女は魔法で無双する~  作者: ラズベリーパイ@天安門事件


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
17/50

同じだから、使える

 マリアが言うには、一週間ほど前から私が望んだ特殊能力チートのようなものが使えるようになってしまったらしい。

 一週間前。

 この時期にいったい何が……と私は思って、


「あ、私がこの世界に召喚されたのが、丁度その頃だったよね」


 私は呟く。

 そうだ、私がこの世界に連れてこられて特殊能力チート、“わたしのかんがえたさいきょうのげーむのうりょく”を手に入れた頃だ。

 そこで私は全員が沈黙して私を見ているのに気づいた。


 あれ? 私何か変な事を言ったかな? と私が思っているとクロードが深々とため息をついてから怒ったように私の両頬に手を伸ばし、


「だからどうして俺が説明する前に、話す! この口か、この口が悪いのか!」

「ふぃにやられろ~(頬を引っ張らないでよ~)」


 頬を引っ張られて私はクロードに抗議した。

 なんでそれを言ってはいけないんだと思っているとそこでマリアが、


「あの、今、異世界から召喚されたって」

「言ってない。ただ単に、ミドリが“頭がおかしい”だけだ」


 クロードが、私の事をそう言い出した。

 酷い! そう思った私はクロードの手を引っ張り頬から放してから、


「チュートリアル君、なんでそういうのよ。勝手に異世界から召喚して“聖女”をやれって言いだしたのはそっちじゃない」

「……だから、どうしてこう……段階ってものがあるんだ。そもそも“聖女”召喚は秘密裏に行われた魔法なのに」

「そうなの?」

「そうなんだ、はあ……ここにいる全員の記憶を消さないといけないか」


 そこでぽつりとクロード君が何か怖い事を呟いた。

 冗談かと思ったがどうやら本気であるらしく、真剣な表情でいる。

 どうしようと私が思っているとそこでマリアが、


「“聖女”なのですか?」

「うん、そうらしいよ。私は良く知らないけれど。何でも“闇の影”とその配下の“黒の影”を倒すために呼んだんだって。勇者召喚みたいだね」


 私がそう答えると更にクロードの目が死んでいたのはいいとして。

 するとマリアが嬉しそうに微笑み、


「そうなのですか。実は私も“聖女”なんですよ」

「! マリア!」


 焦ったようなクレイ、そして周りの人達。

 “聖女”、その言葉に私の脳内にふつりと浮かび上がった名前がくっつく。


「“聖女”ランディ・アトル、秘されし少女、古き王国の末裔にして守る者」

「! 何故、ミドリ……ちゃんがそれをご存じなのですか?」

「さあ?」

「え?」

「どうも私、この世界に飛ばされた時に幾つか“忘れて”しまったみたいなんだよね」

「忘れた?」

「うん、でも断片的に覚えていて、今の言葉でまた一つ思い出したみたい」


 そう答えながらも他にも何かがあった気がしなくもないと私は思い出そうとするとそこでクロードが、


「……結果として、俺達ですら見つけられなかった“聖女”を見つけたから良しとしよう。それで、その“センタクガメン”は一週間前に出たのか? それで間違いないな?」

「は、はい」


 マリアが頷く。

 それにクロードが私を見て、次に、マリアを見て、


「同じ“聖女”だから共鳴しあって、同じような能力が発現したんだろう。ミドリ、後で使い方を教えたらどうだ? 多分、マリアは同じような能力が使える」

「そうなんだ、じゃああとで教えるね、簡単だし」


 私がマリアにそう告げると、マリアは目を瞬かせてから、ありがとうございますと私に答えたのだった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ