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第3話 食べなきゃいいのよね

由香は、またもや飛び起きた。

時刻は8時15分前。


「お母さんが私を殺そうとするはずない。何かの間違いよ。」


そう呟きつつ、今度はさっさと着替えを済ませ、階段を裸足でそっと降りた。


「あら、おはよう。ご飯出来ているわよ。」

「いや、今日お腹すいてないから、水だけもらうね。」

「あら、そう…」


由香は、台所に向かって歩いて行った。

さて、どう切り出すか。いきなり、お母さん、それ青酸カリ入ってるよって言う?それも何かなー。

そんなことを考えながら、コップに水を汲み、口をつけた。


ドンッ


急に殴られた感触がした。そして、段々そこが熱くなってくる。

振り返ると、目の座った顔で、お母さんがこっちを見ていた。

手には、包丁。

ああ、刺されたらこんな感触なんだ。

そんなことを思いつつ、私は最後の言葉を口にした。


「お母さん、何で…」



・・・・・・・・・・

「ね、だから言ったじゃん。」


死神が、にやりと笑いながら由香を見た。


「な、何でよ…」

「まだそんなこと言うー?」

「うるっさいわね、納得できるわけないでしょ!昨日まで楽しく過ごしてたのに。」

「理由なんて、案外簡単にできちゃうもんだよ?で、どうする?」

「は!?」

「もう一回、生き返る?」

「当たり前でしょ!こうなったら、お母さんがあんなことした理由を探して突き止めてやらないと気が済まない!!」

「おっけー」


死神は、由香に向かって杖を振りかざした。

由香が再び生き返った後、死神は少し申し訳なさそうな顔をした。

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