表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/9

第2話 次は大丈夫

由香は、はっと飛び起きた。

時計を確認する。8時15分前。


「ほ、本当に生き返ってる…っていうか時間が巻き戻ってる…」


呆然としつつ、布団から起き上った。

のそのそと着替えていると、1階からお母さんの声がした。


「由香ー。ご飯出来ているわよー。」


よかった、あのときと全く一緒。

ほっとしつつ、階段に向かった。


「はーい、待ってて-。」


そう言うと、そっと階段に足をかけてみた。

やっぱり何か滑る。

あ、わかった、これワックスだ。


原因が分かったところで、由香はとりあえずスリッパも靴下も脱ぎ、裸足でそーっと階段を下りた。

無事、1階に着き、ほっと胸をなでおろした。


「もう、ゆっくり優雅に階段下りちゃって。早くしないと学校遅れるわよ。」

「ごめんなさい。でも、お母さんがワックスなんてかけるから…」

「さっさとご飯食べちゃって。」


由香が言い切る前に、お母さんは部屋へ戻っていった。

もうこんな時間だし、どうせ遅刻だろうな。なら、ご飯くらいゆっくり食べて行こうっと。


「いただきまーす。」


由香は、ピーナッツバターがたっぷり乗った食パンに噛り付いた。

直後、吐き気が襲ってきた。


「え、何…」


そのまま視界は歪み、ぷつんと目の前が真っ暗になった。


・・・・・・・・・・・

「今回は毒殺かー。」

「ちょっと、何でよ!?」


死神は、少し微笑んでいるように見えた。


「いや、由香も大変だね。」

「何で朝ご飯食べただけで…」

「青酸カリ、ってやつだね。ピーナッツみたいな匂いなんだ。」

「そうじゃなくて、何でそんなものが…」

「由香のお母さんが由香を殺したいって思ったんじゃない?」

「そんなわけない!」

「そう?じゃあ、確かめたら。また生き返らせてあげる。」


そう言うと、死神は由香に向かって杖を振った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ