玉城と一誠
第四章 関門高校
関東には、もう一つの不良校がある。
関門高校。
その頂点に立つ男。
玉城涼介。
金髪で眼鏡。
一見すると、頭の良い優等生にしか見えない。
しかし、その印象は戦いが始まった瞬間に消える。
玉城は強い。
そして、ただ強いだけではない。
状況を読む力、相手を観察する力、判断力。
それらすべてを持っており、冷静でスマートな玉城には、豊富な実戦経験もあった。
玉城の隣には、昔から共に戦ってきた男がいる。
新一誠。
銀色の短髪で、抜群の身体能力。
荒々しい性格で非常に攻撃的な戦い方。
相手との距離を一気に詰め、持ち前の身体能力で圧倒する。
玉城が頭脳と判断力なら、一誠は身体能力と突破力。
性格も戦い方も正反対。
それでも二人の相性は抜群だった。
中学時代からの親友で、互いを知り尽くしているからこそ、言葉を交わさなくても連携できる。
関門高校が強い理由。
その一つが、この二人だった。
そして、もう一人。
武蔵雄治。
玉城と一誠より一学年下。
身長約175センチで筋肉質な身体。
黒髪のモヒカンにツーブロック。
髪には龍を思わせるラインが入っている。
鋭い顔つきに、無精髭。
武蔵には、一つの目標があった。
玉城と一誠を超えること。
だから何度負けても挑戦する。
倒されても立ち上がる。
「まだ終わってねぇ!」
それが武蔵の口癖だった。
武蔵の最大の武器は、技術でも身体能力でもなく、ただ単に漢らしく根性と執念。
何度でも立ち上がる忍耐力だった。
第五章 玉城と新の伝説
玉城と新がまだ中学生の時。
地元で有名なヤクザである、堺組が主催した喧嘩賭博。
堺組の若き武闘派、地元の暴走族、半グレ、学生不良の最強チームを、決める喧嘩賭博が開催された。
学生不良の代表が選ばれる際、高校生や大学生を差し置き選ばたのがこの二人。
玉城涼介と新一誠。
玉城と新は、まず初めに半グレと喧嘩に。
半グレ集団は、地元ではかなり有名で、毎日不良や、半グレ同士、マフィアやヤクザに喧嘩を売り、喧嘩に明け暮れる奴ら。
その半グレ集団に喧嘩で圧倒し、決勝戦へ。
決勝の相手は、暴走族を沈めた堺組の武闘派。
ヤクザであるが故に、はじめはビビるものの、二人はヤクザに勝ち見事優勝した。
喧嘩賭博が終わり、玉城と新が帰っている道中、賭博に参加していた暴走族の総長達が現れた。
「お前らには負けてないからなー。マグレで勝ったんちゃうんか。」
二人に喧嘩を売ってきた。
暴走族のメンバーは、全員で12人。
二人対12人でありながら、暴走族メンバーをも沈めた。
そして、二人の噂はみるみる広がり、誰一人喧嘩を売る奴は居なくなった。
次回、ついに横地工業高校と関門高校が激突する。
どちらが勝つか皆さんも予想してみて下さい。




