第6話 交渉
マユに脅されたた翌日の夕方、私は椎名君をいつもの公園に呼び出した。
「レンさんいきなり電話で呼び出さないでよ~」
そんな戯言を言いながら彼は現れた。
「にしてもレンさん学校休むなんて珍しいね?、、もう陽キャの真似事はやめたの?」
「陽キャだって学校を休むわ」
少しむかつきながら答える。
「てか昨日俺が起きたときもう二人とも帰ってたんだけど、、なんで?」
そう。昨日あの後すぐ私とマユは帰ったのだが、そんなことはどうでもいい。
「単刀直入に言うわ、、マユっちにもオタクなのがばれたの」
「しかも生徒会に入れなんて無理難題も、、」
「そんな、、なんでばれたんだよ」
「彼女曰く彼女も同族、、オタクだったってことよ」
椎名君は何とも言い難い表情をしている。
「それで、そんなこと俺に言ってどうすんだよ」
もっともだ、、本当はこんなことしたくないが背に腹は代えられない。
「お願い。私に力を貸して!マユっちを見張ってほしいの。」
「マユっちはあんたと違って気まぐれに私のことを言いふらすかもしんい、、、だからお願い!」
「うーん、、そんなこと頼まれても俺にメリットが無いからなぁ。ギャルの吉田さんを敵に回したくないし、、」
「俺、そろそろ帰るね。」
本来、アニメのテンプレではここは男女の友情が発生し『打倒マユ』なんて掲げながら手を取り合っているだろう。
だが現実は違う。ここまでは想定済みだ。
「ちょっと待って!」
私の声に椎名君は足を止める。
「これをあなたにあげるわ」
そうしてカバンから1つのフィギアを差し出す。
「こ、これは、、!」
椎名君はうろたえてる。
「そう。『47都道府県が美少女になった件』シリーズの限定フィギア、道産子北海ちゃんフィギアよ!」
「なにぃ!?で、でもなんで俺が日美女(47都道府県が美少女になった件の愛称)を推してることをしってるんだ!?しかもこのフィギア、今日発売の超絶レア物をじゃないか!」
普段の余裕が無くて少し面白い。
「ふん!当然よ。このフィギア店舗限定販売でしょ。だからわざわざ休んで買いに行ったのよ。それにあなたのカバンにつけているキーホルダー、全国47個限定北海ちゃんのやつでしょ。」
そう言いながら私もカバンから同じキーホルダーを見せる。
「にしても私たち似てるわね、それで、これは私の物にしてもいいのかしら?」
椎名君はやはり迷ている、、もう一押しだ
「それと、、あんたが前言ってた目的?も達成するために今以上に全力で協力することを誓うわ。」
椎名君は驚いているがその目にもう迷いはない。
「わかった。協力しよう。」
「交渉成立ね。これからよろしく。」
こうして私は椎名君と協力関係になった。
更新したらX(Twitter)でポストするのでまた読んでくれたら幸いです。
この二人はこの後3時間日美女ついて語り合った。




