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実はオタクの委員長と隣の席のクソ野郎  作者: 天鳳


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4/10

第4話 要求

椎名はなんやかんやでこの一週間は何も要求してこなかった。

特に親しげに話すわけでもなく、毎朝挨拶を交わす程度だ。


「よーしお前ら全員いるな。今日はこのクラスの学級委員をきめるぞ」


学級委員。

そうこれは陽キャと陰キャのハイブリッドである。

陰キャ真面目では学級委員を押し付けられ、陽キャでは自分から立候補する。

この問題アニメでやった所だ!


そうと決まれば話は早い。


「私がやります!」


そんな私の声に続いてクラス中から

「やっぱり橋本さんがいいと思ってた!」

「あの橋本さんを差し置いて誰ができるんだよ!」

「流石レンさん!」

と賞賛の嵐だった。


そんな中私は内心こう思う


(キターーーーーー、、これアニメの主人公ポジきたっしょ。うん。 やっぱり私は陽キャやな。)


(でも待てよ。アニメテンプレだともう一人のクラス委員は、、あのクソ野郎!?)


と、思ているのもつかの間、マユが手を挙げた。


「はい、はーい。レンっちがやるなら私もやる!!」


そんな一声で彼女のクラス委員は決まった。

まあ、実際の所そんな展開ならないよね。

そもそもあいつと一緒とかこっちからお断りだし、、

席に戻ると話しかけられた。


「レンさんレンさん。俺アニメのテンプレ的に俺もやるのかと思っちゃったよ笑」


「なによ。あんたみたいな人がなれるわけないでしょ」


「レンさん辛辣~。ところで、、」


周りに聞かれないように少し顔を近づけ声量を落とす。


「今日の放課後こないだの公園来てよ。頼みたいことがあるんだ」


とうとう来た。私を脅す気だ、、

だが相手に弱みを見せてはならない。いかにも平然な顔で返事をした。


「分かったわ。」


正直一日中何の要求か気になっていたが、ばれていないと思う。

そして放課後


「きたわ!」


ベンチで気持ちよさそうにうたた寝してる椎名君を起こす。

カバンでの攻撃を添えて。


「いった!!なんで殴るんだよ!」


「人を呼び出しといて良いご身分ね。それで、要求はなに?」


「話が早くて助かるぜ。それは、、、」


とてつもなく悪い顔をしてためる、

どんな要求をするんだ、、、


「それは、、勉強を教えてくれ!!」


「は?」

「勉強くらい普通に教えるわよ!何をためて言ってんのよ!」


「いやだって、レンさんは入試トップでしょ?そんな人に頼むなんて普通できないって」


全く変に緊張させやがって、、

少し気が緩んだが、見られている気がして周りを見る。


「おいどうしたんだよ。急にきょろきょろしだして。」


「なんか見やれている気がするのよ。まあ気のせいよね、、」

「なんてね!そこにいるのは分かっているわ!」


と虚空に向かって叫ぶ。まさかいるわけ、、、

そんな人思いとは裏腹に一人の人間がでてくる


「マユっち!?」

「吉田さん!?」


いるんかい


「やっぴ~、、じゃないか。ごめんね盗み見るみたいになって、、」


ま、まずい、、見られた、、と、とりあえず言い訳を、、と思った矢先マユが口を開く。


「あのね、今日朝レンちと私クラス委員になったじゃん。それでね、めっちゃワクワクしてたんだけど、レンっち今日一日、何か思いつめた顔してるし、、もしかしてクラス委員なるの嫌なのかなって、、それでちゃんと二人で話そうかなってちょっと後をつけたら、、、みちゃった☆」


途中までの真剣反省モードギャルもいいがお茶目ギャルモードも良い、、て考えてる場合じゃないか


「あの吉田さん実は、、」


椎名君がカバンから何か紙を取り出しマユに見せる。


「こ、これは、、テスト用紙?しかも19点って赤点じゃーん!ウケるw」


「実は俺こないだやった小テストが悪くてさ、頭いいレンさんに勉強を見てくれるように頼んでたんだよ!」


「こんな人気のない公園にまで呼び出して?」


ギャルの疑いの目は怖い


「こんな点数クラスメイトに見られたら恥ずかしいだろ、、それにレンさんが今日浮かない顔してたのは、俺みたいな絶望的なアホに勉強を教えるかどうか迷てたんだよ、、」


「確かにね、、疑ってごめんね!」


ギャルの反省顔はかわいい。

何をどう疑ったかは聞かないでおく。


「マユっち。とりあえずこういう事だから、、心配かけてごめんね?」


「ううん大丈夫、、それでさ、、」


マユがおもむろにカバンから取り出し、何かを私に渡す

テスト用紙だ。23点の


「あのね、、実は私も赤点でして、私にも勉強を教えてください!」


ギャルの恥じらい顔は良い。


「それじゃ今度三人で勉強会しよっか」


「やった!レンっちありがと!!」


そう言って喜んだマユはバイトがあるからと足早に帰っていった。



「あのさ、、ありがと」


「え?俺なんもしてないよ?勉強教えて貰うのも俺だし」


「じゃなくて、今回の状況だったら私のオタクばらして、言い訳すればわざわざ悪いテスト見せなくても済んだのに、、」


「レンさん、、さすがにそんなことしないよ、、、俺どんな人だと思われてるの」


少し引いた目で見てくる


「え?、私を脅すクソ野郎、、?」


「っておいひどいな」


こうして二人の笑い声が起こった。

意外と椎名君はいい人なのかもしれない。

こうして椎名君の好感度は少し上がった。

更新したらX(Twitter)でポストするのでまた読んでくれたら幸いです。

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