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実はオタクの委員長と隣の席のクソ野郎  作者: 天鳳


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第3話 クソ野郎

公園の東屋に二人で入る。


「さっそくだけどさっきのどういう事?」


向かいのベンチに座る椎名くんに問い詰める。


「あ〜、もしかしてオタクって事を隠してる感じ?笑。大丈夫俺はただのオタクやってるだけの人種だから。」


椎名くんは笑いながら言ってくる。返答になってない。

なんで私はこんな奴にバレたんだろう、、


「ねぇ、なんでバレたの?てか知ってどうするつもり?もしかして、、コレで脅してあんなことやそんなことを、、」


「っておいっ!そんな目で見るなよ!冤罪だ冤罪。俺はただ同族が居る事が嬉しかっただけなんだよ、、」


少し寂しそうに言う。なるほど、、もしかして良い奴なのかもしれん。まぁ信用は出来ないがな。


「にしてもレンさん凄いオタク発揮してたね笑。あの新入生の挨拶の文。ネット作家タロの『私が生徒会なんて慣れやしない。』の文のパクリでしょ?流石にあの人のやつを持ってくるとかセンス無さすぎ笑」


思っただけで言ってないが前言撤回しよう。

コイツはクソ野郎だ。


ネット作家タロ先生はそんな有名では無い。

たが私はこの世で1番愛してる。

特に代表作『私が生徒会になんて慣れやしない。』は私の人生を変えてくれた作品だ。

なのにセンスがないなんて、、、


「最低っ!、タロさんは最高だし、、特にあの人の心情表現は凄いんだから。それでおいて主人公達の会話も面白いしあろうことか学問にも精通してめちゃくち頭もいいんだからね、、、って少し熱くなりすぎたわね。」

「とりあえず私の事、学校でバラしたらほんとに殺すから、、、」


「凄いファンだな、、別に言いふらすつもり無いよ。」


若干呆れ顔になりながら公園を去ろうとする。

そんな中ふと何かを思い出したかのように振り返りいたずらな笑みを浮かべながらこういった。


「あ、そうだ。俺はある目的を果たすためにこの学校に入学したんだった。だからやっぱり俺に協力してくれ」


返事も聞かず彼は公園を去っていた。

クソ野郎だ。

やっぱり私を脅すんだ、、

その日はあの憎い笑顔がずっと頭から離れなかった。


ーーーーーー


その日の夜。寝る前に少し状況を整理する。

1 オタクである事を隠しているが隣の席の椎名君にばれた

2 不用意に広めはしないが彼に協力することになった。


大きくまとめるとこんな感じだろう。

この先の不安を感じつつあることに気づく。

タロ先生のラノベの言葉で気づいたと言っていたが、タロ先生はSNSフォロワー10,000人程度の決して超有名という程の作家ではない。


「さては、あいつも相当のオタクだな、、」


ぽつりと呟いた言葉は夜の静けさに消え、その日は眠りについた。


更新したらX(Twitter)でポストするのでまた読んでくれたら幸いです。

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