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【一年生編完】史上最強魔導士の弟子になった私は、魔導の道を極めます  作者: 白い彗星
祝! 一年生編完!

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バランスはとれてるから



「そして舞台は、第十章 魔導学園学園祭編だよ! 私楽しみすぎて仕方なかったんだから!」


「エランさんは、グレイシアさんと二人暮らしの期間が長かったから、こういったお祭りは珍しかったんですよね」


「そういうルリーちゃんもじゃあん」


「学園祭だけあって、ここではいろんなクラスメイトも登場したわね」


「そうそう。ウチはめいど喫茶だけあって、かわいい女の子にかわいい衣装着せたりしてね。そりゃもう大盛り上がりだったよ。やっぱかわいい子がかわいい衣装着てるとかわいいよね」


「語彙力」


「それぞれのクラスで、みんなで頑張って作ったからね。一年生は初めての学園祭で、張り切っていただろうし」


「皆さんとの共同作業……これぞ青春、ですわね!」


「ただ、ただ楽しむだけじゃなくてここでもいろいろなことが起こったんだよね。私は、私と師匠が写った写真を見つけて、てっきり師匠が学園祭に来ているんじゃないかと思ったんだ。

 ま、結果としてはアスィーだったみたいだけどね」


「グレイシア様の家に住んでいるエルフだっけ」


「というか守っている人だね。詳しくは十五章で出てくるけど」


「長いな!」


「他にも、印象的なのは……私のことを『ニル』って呼ぶ女の子が現れたんだよ」


「それ、記憶がなくなる前のエランちゃんの知り合いだったってこと?」


「わかんない。けど、ペルソナちゃんって名前のその子は、別の国から来た黒髪赤目の女の子だったんだ」


「黒髪……でも赤い目なのね」


「うん。その弟、犬の獣人のカルくんだけど……これは、名前被りしちゃったんで「実は偽名でした」路線で考えてる」


「おおう……それっきりのキャラが偽名だったところで誰も覚えてないと思うけど」


「だってしょうがないじゃん、名前が被ることくらいあるよこんなにキャラ出してたら! 現実だって、同じクラスに『田中』って名前の人二、三人いるでしょ!」


「逆ギレ!? 勝手に出したのこっちでしょうが! あとわかんない例え持ってくるんじゃないわよ!」


「まあまあ。他にも、ボクとおじい様が会えるようにエランくんが図ってくれたんだよね」


「魔導のエキスパートのお孫さんだとは思わなかったよぉ」


「養子だけどね」


「思わぬところで思わぬ繋がりが判明したり。やっぱ、学園の外と繋がりを見せることでキャラの関係性も膨らませていけるからいいよね」


「そうね。でも、関係性って言ったら……」


「うん、忘れちゃいけないのが……リーフェルさん。ルリーちゃんの友達のエルフ、かもしれない人物」


「でもその方は、人間なのでしょう? ルリーさんと関わりが?」


「でも、その人は記憶喪失なんだ、少なくとも五十年前から」


「……その方は、ご年配の方で?」


「ううん、見た感じ二十代……それか三十代前半ってところかな」


「人間なのですよね?」


「見た目はね。エルフの特徴もないし。でも、そんな期間をその見た目で生きているってことは……」


「そ、エルフかもしれない。ちょうど、ルリーちゃんの故郷が襲われたのも五十年前だしね」


「リーフェルさんは、エルフですが……同族にも嫌われていたようなんです。人間との間に生まれたハーフエルフだから、そのことでつらい目に遭ってきたらしく……ダークエルフの村に逃げてきたんです。

 そこで、一年ほど一緒に暮らしていて……」


「……ルリーちゃんは、リーフェルさんがどうなったのか知らない。だからもしかして、記憶を失い種族も変わって……五十年さ迷い続けてきた可能性もある」


「そんな……種族ごと変わってしまうなんて、そんなことありますの?」


「どうだろ。学園祭では、ヨルがそんなことやってたけど……あれはあくまで、教室の中という限定的な空間の中でだけ種族が変わる魔法……だったし。それに、種族を変える魔法があったとして本人は記憶を失っているんだから、それを確かめる術もない。

 本人は、瞳の色を変えるって魔法なら使ってたけどね」


「他にも、ウーラスト先生の腐れ縁のエルフがリーフェルって名前だとか……結構重要な人なのかしら」


「けれど、仮にその彼女が、ルリーくんの知る彼女と同一人物だとして……ルリーくんは、記憶を取り戻してほしいと願うのかい?」


「……わからないんです。私のこと……私たちのことは思い出してほしい。でも、すべてを思い出すということは、村を襲われた時の記憶も戻ってしまうということです。

 あんな記憶、忘れていられるなら忘れていた方が……」


「……難しい問題ですわね、記憶喪失の方の記憶の在処をどうするかというのは」


「そうだね。身近にいるだけでも、リーフェルさん、ラッヘくん、それにエランくん……」


「私は別に戻らなくてもいいけどね」


「というか、やっぱ記憶喪失者多くない!? 普通一作品に一人いればいい方でしょ!」


「私は初めから記憶喪失、ラッヘは途中から、リーフェルさんはかもしれない……ちゃんとバランスはとれてるから大丈夫だよ」


「なんのバランス!? なにが大丈夫!?」


「もしやエランさんもエルフではありませんわよね」


「私人間だって言ったじゃん!」


「けれど、さっき言っていた『ニル』だっけ……エランくんをそう呼んだ子が居たって」


「そういえば、エランちゃんが使った魔術もそんな名前じゃなかった?」


「正確には魔法と魔術を組み合わせたものだね。

 「我が魔力を糧とし、精霊の力を借り受けお互いの魔力を一つとし……さらなる魔導の力をここに、誕生させる。(すべて)の始まりたる真名(しんめい)を魂へと刻め!」 魔零(ニル)!!!」

 一度しか使ってないものだから、特別感あるよねぇ」


「聞いたことない魔導だなぁ。真名……ニル……なにか意味があるのだろうか?」

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