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談話室では、同期達がそれぞれ持ち寄った菓子や缶詰、飲み物を広げてドンチャン騒ぎをしていた。
『クレイガン、調子悪いんだって?』
『なあ、サンダース大丈夫かよ?』
『え、あいつ寝込んでんの?』
何か軽食はあるかと言いながら一人で現れたラーグハルトに、同期達は当然のようにテーブルから食事や飲み物を押し付ける。
『これ、持ってってやって』
『あいつチーズって好き?』
『薬飲ませたか?』
『これもいる?』
ゼリーやプリン、ポテトチップスにコーラ。
中には病人にとってあまり良くなさそうなものも含まれていたけれど。
『わるいな、貰ってくぜ。あ、これうまいよな』
余ったら自分で食べれば良いのだと、ラーグハルトは思う。
あるいは、きっとその方が、サンダースも気が楽だから。
『いやいや、うまいってな、サンダースのだから』
『ってもな、病人が肉の缶詰食うかよ』
『いやでもクレイガンだし』
『そうそう、あいつは不可能を可能にするぜ』
『あの鬼教官の語学で満点取りやがったくらいだぞ?』
ケラケラ笑いつつ、本心から心配して何くれと押し付ける同期達は、そうしてグラスを掲げた。
『ま、何にしてもお前も一緒に食うだろ、どうせ。早く回復しろって伝えてくれよ』
『待ってるぜ、って』
『てわけで、我らがヒーローの回復を祈って』
『乾杯!』
テレビからは、今年の残り時間を知らせる声が聞こえている。
同期達は騒々しく、楽しげに、笑っていた。
『伝えとくよ』
笑って、ラーグハルトは談話室を後にする。




