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Time in(side:g_4)
「さて」
聞こえたのは、受話器越しより少し高い、けれどよく知っている声。
「あ……」
振り向いて、見上げた先。
「久しぶりだな、というには、まだついさっきだが」
黒い髪。ナイトブルーの目。
回避の為に飛び込んだ先、ガラスケースの破片で切ってしまった、薄く血の滲む手を差し出して。
「こうして会うのは、はじめましてだな」
秋の透き通った青い空気の中、くしゃりと笑う。
「さて、約束だ。何を食べに行こうか、グースハウザー?」
ああ、そうだ空腹だったと、グースは笑った。
そうして立ち上がってその手を取って、もう一度笑った。
「はじめまして。……タンドリーチキンが、食べたいです」




