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PM14:07
『我々の要求は2つ。国民議会現議長、オスカー・クロウの退陣と、爆破テロ容疑で服役中の同志、アーノルド・ハウゼン少尉の解放だ』
耳に当てた受話器から聞こえた言葉に、グースは目を見開いた。
(議長の退陣に、テロリスト仲間の解放……)
場所は、西棟3階の教官仮眠室。小さな書棚と、小さなデスク。猫足のシングルベッドに、シンプルなコート掛け、それから、教官の誰かの趣味なのか、印象派の画家クロード・モネの〝散歩、日傘をさす女性〟のレプリカ。
こぢんまりとしていて、どこか子供の秘密基地のような印象の部屋の中、ベッドの上に、机の上から引っ張ってきた黒い電話は内線モードだった。
(やっぱり、独裁軍の残党テロリストか……)
グースは心中で唸りながら目を閉じる。
(ルイ……頼むから目立つなよ、おとなしくしてろよ……)




