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はじめての依頼任務

 馬車にゆられながらラウル達は目的地へと進んでいた。

 ラウルは現在のステータスを確認しようと魔法を使用した。


【ステータスオーブン】


======================================

名前 ラウル

レベル 1

種族 人族

性別 男

年齢 10歳


HP 100/100

MP 15000/15000


力(STR) 8

すばやさ(AGI) 15

耐久力 (VIT) 8

知力(INT) 20

精神力(MND) 15


スキル

インベントリ lv3、鑑定 lv1、魔素感知 lv1、魔素操作 lv1、

魔力感知 lv1、魔力操作 lv1、魔力鑑定 lv1、時空間魔法 lv1

炎魔法 lv1、風魔法 lv1、土魔法 lv1、水魔法 lv1

======================================


 レベルは上がっていないので、主なステータスは変更ない。ただ、スキルが増えていた。学校で習っていたため、炎、風、土、水魔法が増えていた。何故か光と闇魔法スキルはまだ増えていない。

 見落としていたが、魔力鑑定というものが増えていた。謎のスキルである。鑑定スキルから派生して習得したのかもしれない。魔力を鑑定して何か情報が得られるのかもしれない。

 実際に試してみた。


【サーチ】


 詠唱と同時にラウルの魔力が周囲に広がっていく。すると、目の前に毎度おなじみのウインドウが出現した。今までは直接、頭の中に結果が浮かんできていたのだが、今回はウインドウに結果が表示されるようになった。魔力を示す点の横に、名前まで表示されている。とても便利に進化した感じだ。名前をタップすると、その人物の詳細な鑑定結果まで表示された。


(これは凄いが、プライバシーを思いっきり侵害しているな。)


 ラウルは嬉しくなってしまい、ついつい悪い笑みを浮かべていた。


 太陽がすっかり落ちてしまい赤く空を染める頃、ラウル達は目的の村に到着した。馬車が定期的に行き交っているくらいなので、宿屋もそれなりの数建っていた。今から依頼者の元へ行くのも遅すぎる。宿で一泊し、明日の朝改めて挨拶に伺うことにした。


 外の露店で購入した軽食を宿で食べる。そして、その日はラウル達はそれぞれの寝床で寝た。

 ラウルはベットに入ってから少しぼやいた。


「やはり、ニーナが居る部屋の方が、この宿より居心地が良さそうだ・・・。」


(あの部屋はやっぱり牢屋とは言えないよな・・・。むしろ、俺と変わってほしいわ。)


 もう一つ、ラウル専用の部屋を作るべきかもしれない、と後悔するラウルだった。


 翌日、宿屋で朝食を頂いて、そのまま宿屋を引き払った。依頼人の住居へと行くと、なんと村長の家だった。


「すみません、依頼を受けた冒険者ですが。」

「あー、ようこそお越しくださいました。さあ、中へお入りください。」


 村長は、白髪頭の年配の男だった。家の中に案内されると、奥さんと思われる老婆からお茶と菓子を頂いた。仲睦まじい夫婦のようだ。ラウルは、村長に依頼書と冒険者プレートを見せる。


「それで、ゴブリンはどの辺りに居るのでしょうか?」

「村より北に行くと森があります、そこに住み着いているようです。」

「そうなのですね。被害は最近ですか?」

「半年ほど前からですね。領主様からのお願いで、小麦と大豆をかなり多めに作っておるのです。それらの農作物が狙われているようです。」


 (うん・・・、それって俺のせいじゃん! たしか、隣の村で大豆と小麦を作るようになったと聞いていたが、まさか此処だったとは・・・。)


「わかりました、すぐにでも駆除に向かいますので。」

「ああ、無理はしなくて大丈夫ですので。数が最近増えてきている様なのです。三匹くらい減らしてもらえれば依頼達成としますので。」

「はい。任せてください。」


 幸いにも、まだ人に被害はでていないようだ。農作物で満足しているうちに駆除をしなければならないだろう。早々に、ラウル達は北の森へと出かけていった。


 村から約数キロ離れたところに、突然鬱蒼と森が広がっていた。森があまりにも深く広く景色が突然に変わっていたため、おそらく昔はもっと南の方まで森が広がっていたのだろう。村を作るときに大規模に森を伐採したのではないかと思われた。


【サーチ】


 現在地から数キロ先にゴブリンが数匹見受けられる。種族はゴブリン・ソルジャーが多い。ただ、中にはゴブリン・メイジや、ゴブリン・アーチャーも少数含まれているようだ。数は村長さんが話していたとおり、数十匹はいる。

 通常、ゴブリンと呼ばれるものは、ソルジャーの事である。ソルジャー=戦士である。メイジは、魔法を得意とするゴブリンである。アーチャーは、弓での攻撃を得意とするゴブリンである。


 まだ『サーチ』では発見できないが、これだけ数が多いとゴブリンの集落が存在しているかもしれない。森の奥へ深入りするのは、まだレベル1のラウルには危険が伴うだろう。


「うーん、思ったよりも敵が多いな。一番外側にいる奴を叩こう。もしも囲まれたら危ないからね。」

「わかりました。」


 (消音をもっているニーナに釣ってきてもらっても良いのだけど、万が一戻ってくる時に違う方向へ誘導してしまうと危ないからなぁ。)


 ラウルたちは、できるだけ静かに三体のゴブリン・ソルジャーに近づいていった・・・。




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