表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『真っ青な嘘』と『真っ赤な嘘』  作者: ベータ版
1章 笑えない追憶

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/20

13話 狂気のデスゲーム

「んん・・・ん?」

 意識がはっきりとし、目を覚ました場所は見たこともない薄暗い部屋。

 首元までかぶせてある布団をゆっくりと取り去り、寝心地の悪いベッドから体を起こす。


 「ここは・・・どこだろ」


 部屋には今にも消えそうな昼白色の照明が部屋全体を照らしているが、あまりにも頼りない光はうたいの不安を煽る。

 もし意図してこれを設置した者がいたとすれば、狙い通り効果覿面こうかてきめんと言えよう。


 落ち着かないうたいはいつもの癖で周囲を観察し、自身の安全が脅かされる物がないか、目を左右にせわしなく動かし注意を払う。


 後ろにはお世辞にも綺麗とは呼べないベッドが1つとその正面に今時いまどき珍しい木材タイプの机が1つ。

 この部屋全体が暗いせいか、机の上に置かれている黄色い百合ゆりの花はどこか寂しい感じがするが、こんな綺麗な花には似つかわしくない形容詞かもしれない。

 むしろ、鮮やかに咲いている百合はこの部屋においては映えているというべきだろう。

 右サイドにはどこに繋がっているのか、全く想像もつかない扉があり、その反対の左サイドには安っぽい3段式のタンスが置かれている。

 

 のちにタンスの中やベッドの下もくまなく確かめたが、衣類や本が置かれているだけで、これといって凶器となり得る物は発見できなかった。

 

 安堵のため息を深くくと、最後に一番気になっていた机の引き出しを細心の注意を払い、手前に引っ張った。

 

 「おっと、なんかあるな」


 1つは『小さなビニールに入った1錠のカプセル型 錠剤じょうざい


 いかにもな怪しい薬だ。毒々しい紫色のそのカプセルからはちょっとした嫌悪感を感じさせる。


 2つ目は『謎の説明書』


 おそらくここに関する何らかの情報が記載されているだろう。


 3つ目は「Kというキーホルダーがつけられた鍵」が入っていた。


 Kと言われて、九条のK と一瞬思ったが、KがABCDEと続いて11番目であることを優先して思考した。そして、1つわかることはここには11人以上のTRUER(トゥルアー)が集められていることを確信した。

 


 手っ取り早く疑問の解決をするべく、大きく「説明書」と見出しが書かれた品を手に取り、精読する。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 『こんにちは、TRUERトゥルアーの皆さん。


  元気ですか?


  現状が全くわかっていない方もわかっている方もどうぞしばらくお付き合いください。

 

  では、簡単に説明をしていきたいと思います。


  これを見ているということはすでにお気づきの事とは思いますが、机の中に「カプセル」と「鍵」があったと思いますが、そちらは後ほどの放送にて説明予定なのでこの場では割愛させていただきます。


  それでは早速ゲームのルールから説明したいと思います。


  この場には合計18人が収容されておりますが、残念ながら1人だけTRUERトゥルアーではない方が紛れています。


  それが誰なのか皆さんで見つけていただきたいのです。


  1日の間に一番怪しい人物に投票を行ってください。


  合計が一番高かった方をお掃除ロボット クリーン君が判定します。

  もし正解であれば終了です。


  もし不正解であった場合はTRUERトゥルアーではない方が投票した人をクリーン君がお掃除します。


  起きる事はまずありえませんが、最後に2人だけ残った場合も終了とします。


  では、頑張ってください』



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ