第3話 空っぽの倉庫に、何がある?
四日目の朝、石噛み鼠の前歯を袋へ収めたところで、ニナが私の手元を覗き込んだ。
「早くなりましたね」
「昨日は三回、滑りましたもの」
今日は一回で済んだ。胸を張るにはささやかな進歩だけれど、指を噛まれそうな形の頭を相手にしているので、作業時間は短いほどありがたい。
私は道具を洗い、布で包んだ。ニナが槍を構えて周囲を見ている間に袋を閉じ、交代して彼女の穂先へ水を寄せる。この順番も、昨日から自然に決まったものだった。
灯火の位置を、少し高くする。
ニナは何も言わず、その下で刃の付け根を確かめた。
「欠けてない。よし」
私たちは水路を離れ、青燐苔の採れる回廊へ向かった。今日の討伐は、通り道で見つけた二匹だけ。残りの時間は採集に使うつもりだった。
冒険者になってから、毎日迷宮へ来ている。
それなのに、昨日はなかったものを見つける。もっとも、その大半は昨日の私が見落としていただけらしい。石柱の裏に彫られた小さな花や、壁の高いところに残る煤を見つけて立ち止まるたび、ニナは近くで苔を採りながら待ってくれた。
今日は、なるべく早く袋を満たしたかった。
橋の向こうの倉庫へ、まだ行けていない。
*
へらを壁へ寝かせ、青燐苔の端を少しずつ浮かせていく。途中で引っ張らなければ、大きなまま剥がせるようになってきた。採ったものを袋へ入れ、次の苔へ手を伸ばすと、隣でニナが笑った。
「今日は、よく働きますね」
「昨日も働きましてよ」
「そうでした」
否定されなかったので、私は作業を続けた。袋の口から中を確かめ、あと二枚ほど入ると見積もる。
ニナが自分の袋を閉じた。
「そんなに急がなくても、倉庫は逃げませんよ」
「……顔に出ておりました?」
「橋のほう、何回も見てるから」
私はへらを動かしながら、口元が緩むのを止められなかった。
「今日は、足も痛くありませんの」
「うん。私も今日は見ていくつもりでした」
「では、あと一枚」
「さっき二枚って顔してましたよ」
見られすぎではないだろうか。
結局、もう二枚採ってから袋を閉じた。
休憩用に買った平たいパンは、朝には温かかった。いまは布越しに触っても、すっかり冷めている。私は袋の上へ置き直し、ニナについて歩いた。
回廊を横切る細い水路に、石の橋が架かっていた。欄干の両端には丸い飾り柱があり、水面には苔の青い光が揺れている。
地図で何度も眺めた橋だった。
渡りながら下を覗くと、思ったより流れが速い。水音の反響で、橋の上にいるとニナの足音が聞こえにくくなった。
向こう岸には、幅の広い木の扉があった。上半分に鉄の格子がはまり、脇には石の長椅子が置かれている。ニナはそこへ荷物を下ろし、水筒を取った。
「先に飲みましょう」
私は頷いて座った。以前なら扉へ直行していたかもしれないが、口の中は乾いていたし、袋を下ろすと肩が楽になった。
水を飲み、パンの包みを開いてから、ようやく扉を眺める。
「入ってもよろしいかしら」
「食べながら歩くと、落としますよ」
私は大きめのひと口を齧った。
*
倉庫の扉は、ひどく軋んだ。
ニナが押さえてくれている間に、灯火を中へ入れる。天井は高く、壁沿いには石棚が並んでいた。朽ちた木箱が隅へ寄せられ、床には荷物を積んでいたらしい四角い跡がいくつも残っている。
空っぽだった。
けれど、がっかりはしなかった。
入口から奥へ向かって灯りを動かすと、棚の角に、使い込まれて丸くなったところが見えた。壁には細い釘が残り、その下だけ色が違っている。何を掛けていたのだろう。箱に入れていたのは食べ物なのか、道具なのか。
私はゆっくり奥へ進んだ。
ニナも、扉が勝手に閉まらないよう石を挟んでからついてきた。
「そんなに見るもの、あります?」
「ございますわ。あの棚、真ん中だけ低いでしょう。何を置いていたのかしら」
「重いもの?」
「でしたら、下へ置きませんこと?」
「ああ、そっか」
そんな話をしながら壁際を歩いていると、奥の壁に丸いくぼみを見つけた。
胸ほどの高さにあり、その下には浅い溝が伸びている。
私は足を止めた。
見覚えがあった。
ここには確か、青銅の皿がついていたのだ。
中身のない香炉と、壊れた棚。調べると短い説明が出るだけで、初めて来たときには何も起こらなかった。あとで手に入れた道具を持って戻ると、奥の隠し棚が開いて――。
「ニナ。ここに、お皿はありませんでした?」
「お皿?」
「こういう、浅い金属の」
両手で形を示すと、ニナはくぼみへ顔を寄せた。
「分からないです。私が来たときには、もうこのままだったと思う」
「そう……」
誰かが持っていったのかもしれない。
私はくぼみを覗き込んだ。底には黒い汚れが残り、縁には何かを固定していたらしい小さな穴が二つある。
皿はないけれど、壁はある。
仕掛けも、まだ残っているだろうか。
「煙を、入れてみたいですわ」
ニナがこちらを見た。
「ここへ?」
「ええ。上へ抜ける穴があるはずなのですけれど」
灯火を近づけると、くぼみの上端に黒い点が見えた。けれど、その奥は灰色の塊で塞がっている。
ニナが横から覗き込み、眉を寄せた。
「虫の巣かな……」
私は少し離れた。
「中に、いらっしゃるかしら」
「どうでしょう」
ふたりで穴を見た。石殻虫を拾うことには慣れてきたが、小さなものが一度に飛び出してくるのは、できれば遠慮したかった。
ニナはしばらく考えてから、床に落ちていた細い木片を拾った。
「離れててくださいね」
槍を使って届くところから木片を差し入れると、乾いた塊がぽろぽろ崩れた。私は身構えたが、何も飛び出してこなかった。
「……古いやつみたい」
ニナの声に、私も息を吐いた。落ちた土をへらで端へ寄せると、細い穴が奥へ続いているのが見えた。
私は口元を押さえて笑ってしまった。
「なあに?」
「いえ。虫の巣を取ることになるとは、思いませんでしたので」
「煙を入れたいって言ったの、セラでしょう」
「ええ。そうなのですけれど」
画面の前にいたころは、道具を選べばよかった。
いまは、隣の女の子に虫の巣をつついてもらっている。
そのことがおかしくて、そして、たまらなく嬉しかった。
*
皿の代わりには、隅で見つけた陶器の底を使った。縁が割れているが、浅い器としては使えそうだった。ニナがひっくり返して虫がいないことを確かめ、私が汚れを落として乾かす。
火をつけるのは、ニナに任せた。
火口箱を開き、乾いた木屑を少しだけ器へ入れる。火打石から落ちた火花が細い繊維に移り、そっと息を吹き掛けると、赤い点が広がった。
私はその手元を覗き込んでいた。
「近いです。髪、こっちへ」
「あ、ごめんなさい」
髪を肩の後ろへ払い、少し離れる。薄い煙が上がり始めたところで、ニナは器をくぼみへ置いた。
初めは、何も起こらなかった。
煙はゆらゆらと上へ昇り、そのうち一筋が、穴のほうへ曲がった。
壁の中で、かちりと音がした。
私とニナは、同時に後ろへ下がった。
しばらく待つと、今度は低い、石を擦るような音がした。奥の棚の下に黒い線が現れ、ゆっくり幅を広げていく。
「……開いた」
ニナが呟いた。
私は返事をしようとして、頷くことしかできなかった。
本当に、開いた。
灯火を低くして近づけると、棚の下には浅い空間があった。通路や階段はなく、石で囲まれたその中に、平たい箱がひとつ収まっている。
ニナが槍の柄で床や箱の周りを軽く押した。何も動かないことを確かめてから、私たちは両端を持ち、床へ引き出した。
思ったより重かった。途中で指を挟みそうになり、一度置き直す。やっと棚の外へ出すと、箱の表面を覆っていた埃が舞った。
蓋には、小さな取っ手と留め金がついていた。
宝箱だ。
私はニナを見た。彼女も箱を見つめていて、少ししてからこちらへ顔を向けた。
「……開けましょうか」
「ええ」
私は留め金へ手を伸ばした。ニナが横でしゃがみ直し、灯火のほうへ箱を少しずらす。
金具は硬かったが、ゆっくり動かすと外れた。
「では」
「うん」
蓋を持ち上げる。
中には、布に包まれた細長いものと、黒ずんだ金属片が数枚、それから小さな陶器の容器が入っていた。
金貨ではなかった。
それでも私は、しばらく中を眺めたまま動けなかった。
ニナがそっと息を吐いた。
「……何にもないって、言ったのにな」
その声が、笑っていた。
*
布は、端からほどけるように裂けた。
ふたりで顔をしかめながら少しずつ剥がしていくと、掌より少し長い柄のついた道具が現れた。先端には細い輪が重なり、その内側に赤褐色の石が挟まっている。
私は思わず声を上げた。
「あ、これ」
「知ってます?」
「たぶん。温める道具ですわ」
《巡礼者の火匙》。
冷えた料理を温めたり、凍った仕掛けを溶かしたりする道具だった。ここで手に入れたのだ。名前を思い出した途端、道具袋に並んでいた小さな絵柄まで浮かんできた。
ただ、目の前のものは絵より黒ずんでいて、柄には細かな傷があった。輪の付け根には、何度も拭いたような光沢がある。
誰かが使っていた道具だった。
「温めるって、どうやって?」
「この石へ、魔力を通すのだと思います」
私は先端を自分たちから離して持ち、ほんの少しだけ魔力を流した。
赤褐色の石に、橙の筋が浮かんだ。
熱を感じて、慌てて止める。
「熱いですわ」
「温める道具なんでしょう?」
「ええ。本当に温かくなったので」
ニナが笑った。私も笑いながら、もう一度手元を眺めた。
火球は使えなくても、これは使えた。
陶器の容器は蓋が固く閉じていて、振ると中で乾いた音がした。金属片には穴が開き、表面に鳥や杯のような模様がある。文字らしいものも見えたが、黒ずみの下までは読めなかった。
無理に磨かず、ギルドで見てもらうことにした。
箱ごと運ぼうとすると重かったので、布を敷いた背負い袋へ中身を移した。箱は隠し棚の前へ寄せ、煙を出していた木屑も完全に消した。
帰る前に、ニナが部屋を振り返った。
「……もう一回だけ、見ていいですか」
「もちろんですわ」
彼女は棚の下へしゃがみ込み、開いた石の縁を覗いた。私も隣へ座り、灯火を寄せる。
「ここ、ずっと壁だと思ってました」
「ぴったり閉じておりましたものね」
「何回か、ここで休んだんですよ。そのときも、すぐそこにあったんだ」
ニナはしばらく隠し棚を眺めてから、こちらを見た。
「ほかにも、こういうのがあるのかな」
私は頷きかけ、途中で止まった。
知っている場所はある。けれど、同じように開くのか、中に何が残っているのかは分からない。
「探してみたいですわね」
そう答えると、ニナは笑った。
*
入口の長椅子へ戻るころには、お腹が空いていた。
私はパンの包みを開き、ニナも隣で水筒を取った。座ってみると、脚はそれほど痛くないのに、肩が少し重い。採集品に遺物が加わった袋は、朝よりずっと膨らんでいた。
私は冷えたパンを見て、それから袋を見た。
ニナが、水筒を口元から離した。
「……やってみたいんですね」
「少しだけ」
「焦がさないでくださいよ」
浅い陶器の欠片は、洗って持ってきていた。その上へパンを載せ、火匙を近づける。
どのくらい離せばよいのか分からず、ふたりで覗き込んだ。すぐに、焼けた粉の匂いが漂ってくる。
「あ、いい匂い」
ニナの声に嬉しくなり、私は火匙を少し動かした。
ひっくり返したパンの裏には、黒い丸ができていた。
「……少し、近すぎましたわね」
「うん」
焦げたところを小さく齧ると、苦かった。けれど、その周りは温かく、表面がぱりっとしていた。
ニナへ渡すと、彼女は慎重に端から食べた。
それから、自分のパンも差し出してきた。
「こっちも。今度は遠くから」
私は喜んで火匙を持ち直した。
倉庫の外では、水が静かに流れていた。頭上の灯火と、膝元の橙色の光が重なって、ニナの指先を照らしている。
見つけた道具で、持ってきたパンを温める。
食べ終わったら、見つけた場所を地図へ書き込む。
私はパンを噛みながら、忙しく目を動かしていた。
「どうしました?」
「忘れないように、見ておりますの」
「パンを?」
「全部ですわ」
ニナは少し不思議そうな顔をして、それから笑った。
「じゃあ、焦げたところも覚えておいてください」
*
ギルドへ戻ると、受付の女性は、私たちの袋から覗く金属の柄を見つけた。
「今日は、何を持って帰ったの?」
「倉庫にありました」
ニナが答えた。
「橋の向こうの?」
「はい。棚の下が開いて」
女性は一度瞬きをし、それから奥の職員を呼んだ。
私たちは窓口の端へ品物を並べた。火匙、金属片、蓋の閉じた陶器。苔や鼠の歯を出すのとは違って、少し落ち着かない。ニナも袋を両手で持ったまま、職員が来るのを待っていた。
現れたのは、眼鏡を掛けた小柄な男性だった。
火匙を持ち上げ、石と柄の付け根を確かめる。それから金属片へ目を移したところで、椅子を引き寄せた。
「これ、どこに入っていたの?」
私は倉庫の図を紙へ描き、壁のくぼみと棚の位置を示した。ニナが横から、箱の大きさや布の状態を付け加える。
金属片は、古い巡礼札らしい。陶器も香を入れる容器によく似ているが、蓋を開ける前に調べたいという。
「こちらは預からせてもらえるかな。値段も、確認してからになるけど」
私たちは顔を見合わせ、頷いた。
火匙はその場で調べてもらえた。柄に傷はあるものの、石も、それを支える輪も壊れていないという。
「まだ使えそうだね」
「パンが焼けましたわ」
職員の手が止まった。
「……もう使ったの?」
「少し焦げました」
ニナが付け加えると、彼は眼鏡の上から私たちを見た。
「次は、持って帰ってからにしようね」
ふたりで頷いた。
預かり証を受け取り、火匙を布で包もうとしたとき、隣の窓口から声がした。
「いま、橋の向こうの倉庫って言った?」
振り向くと、亜麻色の髪の少女がいた。
迷宮の入口で会った、風使いだった。細い筒を背負い、今日は腕に大きな紙の束を抱えている。
「棚の下が開いたって、あそこ?」
彼女がカウンターへ紙を広げた。
第一層の地図だった。入口から続く回廊も、橋も、倉庫も描かれている。細かな文字と記号がびっしり並び、その中の四角い部屋を、彼女の指が叩いた。
「ここですか」
ニナが頷く。
「はい。奥の、低い棚の下に」
「……あそこかあ」
少女は地図へ顔を近づけた。自分の書き込みを読んでいるらしい。少ししてから、額に手を当てた。
「何度も入ってるのに」
「私もです」
ニナの返事には、妙な実感があった。
少女は顔を上げ、私たちの手元の火匙を見た。
「それが、入ってたの?」
「ええ。あと、そちらの札と容器が」
「どうやって開けたの?」
私は壁のくぼみと、煙の穴について説明した。彼女は途中から紙を取り出し、話を聞きながら細い線を引き始めた。
虫の巣を取ったと話すと、その手が止まった。
「あの泥の塊? 取ったんだ」
「ニナが」
「何も出てこなくて、よかったです」
ニナの言葉に、少女は小さく笑った。それからまた倉庫の図へ目を落とす。
「煙を入れるのか……。風が通るのは、気づいてたんだけどな」
「そうでしたの?」
「入口に座ってると、奥へ抜ける感じがして。でも、古い建物だし、隙間くらいあると思って」
彼女は鉛筆の先で、描いた壁を軽く叩いた。
悔しそうだった。
けれど、紙を畳もうとはしなかった。
「名前、聞いてもいい?」
「セラフィーナです。セラと呼んでくださいな」
「ニナです」
「私はリゼ。地図と、こういう見回りの仕事をしてる」
リゼはカウンターの端に置いた別の紙を示した。日付と巡回路が記され、床の沈下や水路の状態が細かく書き込まれている。今日はその報告の確認に来ていたらしい。
彼女は受付の職員へ紙の一束を渡し、それから私たちへ向き直った。
「その倉庫、もう一度見に行く?」
私はニナを見た。
ニナも、私を見た。
「……セラは、行きたいですよね」
「ええ」
「ですよね」
リゼの顔が明るくなった。
「一緒に行ってもいい? 棚の奥行きと、壁の位置、測っておきたい。あそこだけ図面が違うままなの、嫌だし」
「私、もう一度煙の通り道を見たいですわ」
「それも。どこへ抜けてるんだろう」
リゼが紙を少しこちらへ向けた。私は隣へ寄り、奥の壁を指さす。
「この上に穴がありましたの。細くて、その先は見えませんでしたけれど」
「うん。外側は水路だから……」
ふたりで地図へ顔を寄せていると、横からニナが小さく息を吐いた。
「明日、ですね?」
私は顔を上げた。
リゼも顔を上げた。
ニナは私たちを見比べ、袋を持ち直した。
「今日はもう、ご飯にしたいです」
私は、まだ昼食を食べていなかったことを思い出した。
*
約束は、翌朝、ギルドの食堂で。
リゼは報告の続きを済ませるため窓口へ戻り、私とニナは空いている卓を探した。腰を下ろすと、ようやく肩の重さを思い出した。
今日は、いろいろなものを持って帰ってきた。
私は布に包んだ火匙を、ニナのほうへ差し出した。
「こちら、あなたがお持ちになっていて」
「え。セラが見つけたのに」
「私は保温が使えますもの。あなたがお持ちなら、別々の日にも温かくできますでしょう?」
ニナはすぐには受け取らなかった。布の隙間から覗く柄を見て、それから私を見る。
「使いたくなったら、言ってくださいよ」
「ええ。次はスープも試したいですわね」
「焦げないから、そのほうがいいかも」
「パンも、二枚目は上手でしたでしょう」
ニナは笑い、火匙を自分の袋へ収めた。すぐ取り出せる、上のほうだった。
運ばれてきた煮込みを食べながら、私は明日のことを考えていた。穴の先がどうなっているのか、リゼなら風で調べられるだろうか。測量はどんなふうにするのだろう。あの腰に下げていた重りは、何に使うのか。
聞きたいことを忘れないよう紙を出すと、ニナが匙を止めた。
「冷めますよ」
「一つだけ、書いてから」
「一つで済むかなあ」
私はまず、明日の持ち物に予備の紙を書き足した。




