↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
おクソお世話になりましたわ! ~婚約破棄された悪役令嬢、憧れの迷宮へ参ります~  作者: その他大勢の中で耳だけが大きくなった兎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

4/4

第4話 銅の認識票、悪役令嬢冒険者

 翌朝、食堂へ下りると、リゼはもう来ていた。


 卓の上には、昨夜見たものより大きな紙が広げられている。片手でパンを持ち、もう片方の手で線を引いていた彼女は、私たちに気づくと、口をもぐもぐさせながら空いた椅子を示した。


「おはよう。座って。あとちょっと」


 私が隣へ腰を下ろすと、ニナは向かいへ座り、まず水差しを紙から遠ざけた。リゼはそれを見て、申し訳なさそうに眉を下げた。


「ありがとう。前に一回、やったんだよね」


「……水を?」


「煮込み」


 私は紙を見た。


「それは」


「染みになったところ、湖みたいになった」


 言いながらも、彼女の指は動いていた。定規を当て、短い線を引き、端へ数字を書き添える。昨日の倉庫の図らしい。私が口で説明しただけの棚や壁が、きちんとした形になっていた。


「ここ、私の描いたものより広いですわね」


「そう。前は入口から覗いて、おおよその形だけ取ったから。ちゃんと測って直したいの」


 リゼは残りのパンを口へ入れ、手を払ってから紙を巻いた。


「あと、煙の穴。あれが気になって、変な夢を見た」


「どのような?」


「壁の中に入って出られなくなる夢」


「……穴は覗くくらいにしましょうね」


 ニナが言った。


 私とリゼは、同時に頷いた。


     *


 三人で歩くと、いつもの回廊が少し違って見えた。


 先頭はニナ。その少し後ろをリゼが歩き、私は二人の間を照らしていた。足元が広いところへ来ると、リゼは壁へ寄り、紙に何か書き込む。私もつい覗こうとして歩みを止め、そのたびニナが振り返った。


「……今日は、なかなか着かないですね」


「ごめん。ここの印、消えかけてて」


 リゼは壁の低い位置を指さした。古い傷だと思っていたものが、よく見ると、短い矢印の形をしている。


「帰り道の目印?」


 私が尋ねると、彼女は首を横に振った。


「測るときの起点。あっちの柱にもある。道が変わっても、どこまで同じか確かめたいから」


 小さな傷を覚えておいて、あとで別の傷との距離を比べる。私は二つの印を交互に見た。


「全部、覚えていらっしゃるの?」


「無理無理。だから書くの」


 リゼは紙を軽く振った。


「覚えてたつもりで線を引いて、あとでつながらなかったら嫌だもん」


 私は自分の記憶の中の地図を思い浮かべた。通れたはずの道が塞がり、何もなかったはずの場所に扉がある。確かに、覚えているだけでは足りなかった。


 水路へ近づくと、ニナが片手を上げた。


 私たちは止まった。


 通路の端で、石噛み鼠が何かを齧っていた。こちらへ鼻を向け、低く身を沈める。


「一匹。後ろ、少し空けて」


 ニナが槍を構えると、リゼは私の袖を軽く引いた。二人で壁際へ寄り、通路を空ける。


 鼠が走った。


 ニナの穂先がその前へ出る。けれど鼠は石の欠けた部分を跳び越え、横へ抜けようとした。


 リゼが、短く息を吹いた。


 足元の埃が細い帯になって走り、鼠の脇腹を叩いた。身体が滑り、爪が床を擦る。その一瞬に、ニナの槍が届いた。


 私は灯火を保ったまま、リゼの手を見ていた。


「いまの……」


「ちょっと押しただけ」


 彼女はニナの様子を確かめてから、こちらを向いた。


「逃げるときは、もう少し強くやるよ。あと、自分の足も軽くする。でも、あんまり続けると気持ち悪くなる」


 ニナが鼠から穂先を引き、息を吐いた。


「助かりました。横へ行かれると、追うのが嫌で」


「槍の前には出さないようにしたつもりだけど、大丈夫だった?」


「うん。ちゃんと見えました」


 私は二人を交互に見た。


 リゼは風を出したあとも、別に得意そうな顔はしていない。ニナも礼を言うと、すぐ周囲を確かめていた。


 さっきまで図面を描きながらパンを食べていた女の子と、朝は寝癖を直すのに苦労していた女の子が、目の前の魔物を倒した。


 私は自分の袋から、歯を取る道具を出した。


 私には、いまのうちにできる仕事があった。


     *


 倉庫へ着くと、リゼは入口で立ち止まった。


 中を見渡し、奥の棚を見て、それから私を見る。


「ほんとに、あそこ?」


「ええ」


「……私、あの前に座って、お昼食べたことある」


「私も」


 ニナが言った。


 二人は少しの間、同じ顔で棚を眺めていた。


 昨日開けた隠し棚は、まだ口を開けていた。リゼはその前へしゃがむと、すぐには中へ手を入れず、灯りを寄せてほしいと言った。私は彼女の肩越しに光を動かした。


「ああ、こうなってるんだ」


 壁の縁に指を添え、細い紐を伸ばす。端には小さな金属の重りがついていた。私は朝から気になっていたそれを見て、思わず身を乗り出した。


「そちらは、何に?」


「まっすぐ下を測るの。ちょっと待って、揺れてる」


 私は動きを止めた。


 重りが静まると、リゼは紐と壁の間を見て、紙に数字を書いた。続いて、節を刻んだ細い棒を箱のあった場所へ差し込み、奥行きを測る。


 ニナが入口側で槍を抱え直した。


「私は何をすれば?」


「しばらく、そこ見ててくれると嬉しい。測ってると、後ろがおろそかになるから」


「分かりました」


 ニナが扉へ向き直る。私はリゼに頼まれるまま、紐の端を押さえた。


 簡単そうに見えたけれど、同じ高さで持ち続けるのは、案外難しかった。彼女が目盛りを読もうとすると、指が少し下がる。


「ごめんなさい」


「大丈夫。もうちょっと上。うん、そこ」


 褒められたわけでもないのに、ぴたりと止まると嬉しかった。


 部屋の寸法が紙へ移されていく。棚の幅、壁の厚み、入口からの距離。私がただ四角く描いていた倉庫が、だんだん、見覚えのある部屋になった。


「こうして見ると、奥の壁が厚いですわね」


「うん。煙の通り道、その中かな」


 リゼは紙を置き、昨日使ったくぼみへ近づいた。


 穴の前へ掌をかざし、目を閉じる。


 私は息を潜めたが、彼女はすぐに片目を開けた。


「そんなに静かにしなくても平気」


「何をなさっているのか、気になって」


「風、通してる。詰まってたら、押し返されるから」


 穴の中で、かすかな音がした。


 私には何が起きているのか見えなかった。けれど、くぼみの縁に残っていた灰が少し揺れ、奥へ吸い込まれた。


 しばらくして、ニナが天井を見上げた。


「あそこ。何か落ちました」


 入口に近い天井の石組みから、細かな埃が降っていた。リゼが手を下ろすと、それも止まった。


「外へ抜けてる。こっちまで来てたんだ」


 彼女は嬉しそうに言い、図面へ戻った。


 私は奥の壁と、入口の天井を見比べた。小さな穴が、部屋の上を通って、あそこへつながっている。


 ただの倉庫だと思っていた場所に、見えない部分があった。


「昨日、上を見ても分かりませんでしたわ」


「埃で隠れてたんでしょうね」


 ニナが天井の石を見ている。


 リゼは紙へ細い破線を引いた。


「ここから先は、推測。石を外して確かめたわけじゃないから」


 そう言って、線の脇に小さく書き添えた。


 私はその文字まで、じっと見た。


     *


 隠し棚がどう閉まるのかは、ニナが見つけた。


 棚の下を覗き込んでいた彼女が、内側の端を指さしたのだ。


「これ、取っ手じゃないですか」


 壁の陰に、平たい金属の輪があった。リゼが身を屈めて確かめ、空箱を外へ出してから、そっと引く。


 何も起こらなかった。


「固まってるかな」


 もう一度、少し強く引いたところで、壁の奥が鳴った。


 三人とも手を引いた。


 棚の下の石がゆっくり下り、床へ収まる。最後に、小さな金属音がした。


 隙間が、見えなくなった。


 私たちはしゃがんだまま、その壁を見つめた。


「……もう一回、開くんですよね?」


 ニナが言った。


「そのはずですわ」


「確かめたい」


 リゼが、すでに火口箱へ手を伸ばしていた。


 昨日と同じように、陶器の底へ木屑を置き、煙をくぼみへ入れる。今度は穴が空いているので、煙はすぐ吸い込まれた。


 かちり、と音がして、石が持ち上がる。


 私は思わず手を叩きそうになった。


 隣で、リゼが笑っていた。


「面白い」


 誰に聞かせるでもない、小さな声だった。


 ニナも、壁の動きが止まるまで見ていた。それから空箱を持ち上げ、私たちへ尋ねた。


「これは、戻しておきます?」


「ええ。中は空だと、書いておきましょうか」


「日付もあると助かる」


 リゼが紙を一枚差し出した。


 私は発見した日と、回収したものを書いた。最後に三人の名前を添え、箱の中へ置く。


「私、昨日はいなかったけど」


「今日はご一緒ですもの」


 リゼは少し口を開き、それから、私の書いた名前を見た。


「……じゃあ、測った日も書いていい?」


「もちろんですわ」


 彼女は私の隣へ、小さく日付を書き足した。


 空箱を戻し、もう一度壁を閉じる。


 部屋は、来たときと同じように空っぽになった。


 けれど私たちの紙には、昨日よりずっと多くのことが書かれていた。


     *


 昼食は、橋のたもとの長椅子で食べた。


 三人で座ると少し狭かった。ニナが袋を足元へ置き直し、火匙を取り出すと、リゼが身を寄せてくる。


「それ、昨日の?」


「はい。今日は鍋を持ってきたので」


 ニナは小さな金属の鍋へ水と干し肉を入れた。私が買った乾燥野菜も加え、火匙を近づける。


 私は期待して覗き込んだが、すぐには何も起こらなかった。


「パンより、時間が掛かりますわね」


「水、多かったかな」


「これ、蓋したほうがいいんじゃない?」


 リゼが自分の平たい皿を載せた。


 三人でしばらく待った。


 水路の音がしている。向こうの回廊を歩く人の声が、遠くから聞こえてきた。


 やがて鍋の縁から湯気が出ると、私たちは揃って顔を寄せた。


 干し肉はまだ少し硬かったけれど、塩気が湯へ移っていた。パンを浸すと柔らかくなり、冷えた指先も、器を持っているうちに温まってくる。


「いいな、これ」


 リゼが器を両手で包んだ。


「いつも何を召し上がっておりますの?」


「パンとか、干した果物とか。歩きながら食べられるやつ」


「温かいものは?」


「帰ってから。火を使ってるときに何か来るの、嫌だし」


 彼女はそう言い、倉庫の入口へ目を向けた。ニナの槍は、長椅子のすぐ脇に立て掛けてある。


 私は器から顔を上げた。


「一人だと、測るのも、お食事も、全部ご自分で見ていないといけませんのね」


「そう。だから今日は、すごく楽」


 リゼは素直に笑った。


 ニナも器を持ち直し、少し首を傾げた。


「私も、今日はあんまり疲れてないです。鼠、横へ行かなかったし」


「また押すよ。あれくらいなら」


 リゼは言ってから、パンをちぎった。


「……測りたいところ、まだあるんだ。二層の手前なんだけど。今度、空いてたら来ない?」


 ニナが私を見る。


 私はすぐに頷きかけ、先に尋ねた。


「どのあたりですの?」


 リゼの顔が明るくなった。


 彼女が紙を出そうとしたので、ニナはその手元へ自分の器を差し出した。


「先に食べましょう。せっかく温めたんだから」


 リゼは手を止め、それから笑った。


「そうだった」


     *


 ギルドへ戻ると、昨日預けた遺物の鑑定が終わっていた。


 黒ずんだ金属片は、やはり巡礼札だった。鳥と杯は、迷宮の上層に残る古い礼拝所で使われていた意匠らしい。香の容器と一緒に保管されていた例は珍しいので、まとめて資料として買い取りたいという。


 私とニナは相談し、引き取ってもらうことにした。


 手元に残したい気持ちはあったが、私は模様を写せれば嬉しかったし、火匙はすでにある。ニナは提示された金額をもう一度確かめてから、私へ頷いた。


 受け取った硬貨は、苔や鼠の歯を売ったときより多かった。


 私は少しの間、窓口の上に並んだ銀貨を眺めていた。


「……お風呂のある宿」


 呟くと、ニナがこちらを見た。


「思いました」


「一泊くらいなら」


「今日は、浸かりたいですね」


 意見が一致した。


 リゼは隣の窓口で図面を広げ、倉庫の寸法と仕掛けについて説明していた。定期巡回の報告へ追加するらしい。私たちも呼ばれ、煙の穴や、中にあったものを確かめる。


 職員が三人の名前を書き終えたところで、受付の女性が私を呼んだ。


「セラさん。少し、こちらへ」


 私は背筋を伸ばした。


 火匙を使った件で、もう一度何か言われるのだろうか。


 窓口へ戻ると、女性は台帳を開いていた。私の名前の下に、採集と討伐、それから最初の日の救難の記録が並んでいる。


「講習は受講済み。依頼の報告もできていますし、同行者の確認も取れました」


 彼女はそう言って、ニナへ視線を向けた。


 ニナが頷いた。


 私は二人を交互に見た。


「木札を、お預かりしてもいいですか」


 胸元へ手をやった。


 紐を外して差し出すと、女性はそれを受け取り、代わりに小さな金属板を窓口へ置いた。


 赤みのある、銅の板だった。


 縁に、剣と灯火の印がある。中央には私の名前が刻まれていた。


「今日から正式登録です。銅級の冒険者として、よろしくお願いします」


 私は板を見つめた。


 思っていたより、小さかった。


 けれど、持ち上げると、木札より確かな重さがあった。


「……私の」


「はい。あなたのです」


 私は両手で持ち、裏返し、もう一度名前を見た。


 セラフィーナ・エルヴェルト。


 家の名前まで刻まれているのに、初めて自分だけのものを受け取ったような気がした。


 紐を通そうとして、指先が少しもつれた。


「貸して」


 ニナが横から手を伸ばした。


 彼女は紐を穴へ通し、抜けないよう結び直してくれた。それを受け取り、首へ掛ける。


 胸元に、冷たいものが触れた。


「似合ってます」


 ニナが言った。


 私は金属板を押さえたまま、顔を上げた。


「ありがとう」


 今度は、声が大きくならなかった。


 少し離れたところで見ていたリゼが、図面を抱えて戻ってきた。


「おめでとう。じゃあ、次は銅のセラと潜るんだね」


「ええ」


「明日?」


「それは、これから相談です」


 ニナの返事に、三人で笑った。


     *


 その日の夕方、私たちは湯に浸かった。


 ギルドから二本離れた通りに、浴室のある宿があった。高級宿というほどではないけれど、浴槽は脚を伸ばせる大きさで、湯は肩まであった。


 私は縁へ頭を預け、長く息を吐いた。


 向かいでニナも、同じように息を吐いた。


「……戻れませんわ」


「ギルドのお風呂、桶ですもんね」


「毎日は無理かしら」


「毎日あの箱が見つかれば」


 私は目を開けた。


 ニナが、濡れた髪を額から払ってこちらを見た。


「探しに行く顔、しないでください」


「まだ何も」


「しました」


 私は笑って、もう一度湯へ肩を沈めた。


 棚には、外した銅板が置いてあった。その隣にはニナの鉄板がある。湯気の向こうで二枚が並んでいるのを、私は何度も見てしまった。


 晩餐会を飛び出した夜には、こんな夕方を想像していなかった。


 知っている迷宮へ行けることばかり考えていた。


 そこで苔を剥がすことも、鼠の歯に苦労することも、見つけた道具でパンを焦がすことも、知らなかった。


 ニナが、浴槽の縁へ腕を置いた。


「セラ」


「なあに?」


「また、来ましょうね」


 私は頷いた。


「ええ。今度は、リゼも誘って」


「うん」


 次にどんな依頼を受けるかは、明日決めればよかった。


 いまはお湯が温かくて、脚が軽くて、もう少しここにいたかった。


     *


 翌朝、ギルドへ戻る道で、私は銅板を服の上へ出した。


 ニナはそれに気づいていたが、何も言わなかった。ただ、口元が少し緩んでいたので、私も気にせず胸を張った。


 まずはリゼと、次の行き先を相談する。


 その前に、父から返事が来ていないか確かめたい。きっと驚いているだろうし、怒っているかもしれない。けれど、正式な冒険者になったことを、今度は書き添えられる。


 ギルドの前まで来たところで、ニナが足を緩めた。


 扉の周りに、人が集まっていた。


 荷馬車が一台、道の端へ寄せられている。その脇を、何人もの冒険者が振り返りながら通っていた。騒ぎというほどの声はしないのに、みんな同じ方向を見ている。


「何でしょう」


 ニナが呟いた。


 私も人の間から覗いた。


 見覚えのある、淡い金色の髪があった。


 薄桃色のリボン。きれいに磨かれた靴。袖口に細かなレースのついた、外出用のドレス。


 ユリアだった。


 彼女はギルドの入口に立っていた。


 背中には、大剣を担いでいた。


 私の知っている絵よりも、実物はずっと大きかった。幅広の刃は布で巻かれ、それでも肩から頭の上まで柄が突き出している。革の帯が華奢な胸元を斜めに横切り、あの青い首飾りは見当たらなかった。


 私は立ち止まった。


 ユリアが、こちらを見た。


 目が合うと、彼女の顔が、泣きそうに緩んだ。


「セラフィーナ様」


 ニナが私を見た。私は返事をしようとしたが、ユリアはすでに、人の間をこちらへ歩いてきていた。


 大剣の重さを、少しも気にしていない足取りだった。


「会えてよかった。私、どうしたらいいか分からなくて」


「ユリア様、あの、その剣は――」


 彼女は私の両手を掴んだ。


 柔らかな手だった。


 けれど、驚くほど力が強かった。


「私、殿下を殴ってしまいました」


 すぐ隣で、ニナが息を止めた。


 ユリアは私の手を握ったまま、真剣に尋ねた。


「冒険者の登録は、こちらで合っていますか?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。