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海のように深く  作者: 心雨
第2章
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先生は暖かい人だ、悪いけど、連絡を取り続けたい

静香はすぐさま喜んで高橋先生に返信をしました。

「高橋先生 

メール ありがとうございました。

亮はもう一人ぼっちではありません、先生がついているから。彼は学業不振でうつ病になり、自分に対する自信もなくなりました。今回の春学期は私たちの賭けです。もし勉強について行けず、中退すれば、彼の自信が完全になくなり、希望も無くなるでしょう。それはなぜ私は先生に助けを求める理由です。でも先生の授業で亮が少しずつ自信を取り戻し、病気も好転しました。

亮はインターネットでバーチャルのゲームをしていることが知っていました、でもつい最近まで私となんでも話をしていましたが、学期が始める途端に話もしなくなり、自分の部屋に籠りました。今日も亮に旅行に行こうと話をかけたが、亮は手で両耳を塞ぎました。本当にショックです。どうしてこんなことになりましたか?

人生はいろいろありますけど、私も今までいろいろな困難に直面しました。でも先生見たいな暖かい人に会えるのは、人生は楽しいものですね」

静香は最後の字を叩き、ノートパソコンを閉じました。暖かい人、彼女はこれが正しい表現かどうかを悩みました、でも、彼女は確実に心が温かくなりました。一人で亮の病気と必死で戦っている時、傍に暖かい言葉を掛けてくれる人がいて、自分はすごく幸運に恵まれているなあと考えました。彼女も健と何回か亮のことについて相談しましたが、健はただほっといてと言い、取り合ってくれませんでした。それは静香が深い孤独感を味わいました。健も苦しいです、これについて静香は十分分かります、苦しくても逃げるではなく、頑張るしかありません。でも、健は逃げるばかりでした、すべては静香の肩に圧し掛かりました。自分の愛する息子のために、静香は歯を食いしばって、この現実に向き合うしかありません。だから、助けてくれる高橋先生に対して、静香はさらに親しみを感じました。

8月の中旬、静香は親友の友子とファミレスでお茶をしていました。友子は亮が幼稚園ごろからのママ友です。二人は共に中国人で、同じく日本人と結婚して、子供も同じ年、同じ中華系の幼稚園に通っていました。この十何年、ずっと何でも話せる親友でした。

「え?亮はうつ病?」友子は信じがたい顔をしていました「こんな優しい子か?」

静香は少し頷きました「そうですね、もう4か月でした」

「何か原因ですか?」友子は聞きました。

「はっきり分からないですけど、多分勉強のことです」。

「亮はすごく頭がいいじゃない?」友子は言いました。

「そうですけど、ただ数学は多分得意ではないかも」静香は悩んで言いました。

「今はどうなっていますか?亮は大丈夫ですか?」

「それは、亮の教授と連絡が取れました、とても優しい先生で、何とか亮はゼミをやっています」

静香は言いながら、スマホを出して、友子に高橋先生のメールを見せました「ね、見て、すごく優しい先生でしょう?」     

友子はメールを読んで、頷きました「そうですね、すごく優しいですね」 

「だから、亮をこの先生に託したいです」静香は言いました。彼女はスマホをカバンに戻しながら言いました「こんな優しい人ははじめてです、こんな親身に亮のことを考えくれている先生も初めてです。だから、私はこの先生と連絡を取り続けたいです。健には悪いですけど、今は亮のことで頭がいっぱいです、他のことが気にする余裕はありません。」

「そうですね、気持ちは分かります」友子は静香をなだめました。


8月中旬に静香は亮を連れて、もう一度メンタルクリニックを受診しました。健は亮を通院に連れて行かないので、静香はいつも仕事の合間に抜けて、亮を連れて受診します。この日も亮は何も言わなくて、先生は亮の様子を観察し、「そのまま内服継続して」と言って、また2週間の処方をくれました。薬を取った後、時間も午後4時半近くになり、静香は慌てて自分のクリニックに戻りました。5時ごろ別の先生は交代してくるので、クリニックに戻らなければなりません。ただ、休みに入ったので亮は表面上少し安定期に入ったみたいで、静香も少し安心していました。このままうまく行けばいいなとさえ考えました。


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