自身も壊れそうに!
夏が過ぎ、秋はだんだん近づきました、毎日秋雨が降り、曇りばかりになりました。天気の影響か、あるいは学期再開したか、亮の状態は見る見る悪化しました。最初は夜の睡眠が悪化して、時々夜中に一人ひっそり真っ暗の闇に立っていました。その後日中も寝るようになり、また自分の身だしなみも注意を払えなくなり、顔も洗わない、歯も磨かない状態になりました。髪の毛がいつもボサボサで、ヨレヨレの寝間着を纏い、自分一人部屋に籠りました。静香は何回も声を掛けましたが、まったく返事がありません。また、メンタルクリニックの通院もぴったり止まり、内服の薬も拒否しました。それに相まって、亮はさらに追い詰められました。憔悴していく亮を見ていると、静香は自分も崩壊しそうになりました。
この時、クリニックに初めてコロナ陽性の患者が出ました。静香はすぐ患者を転院して、自分のクリニックに大掛かりな消毒を行いました。患者達は何も言わないけど、クリニックの空気は一変してピリピリしました。そのことも重なって、静香の心にさらに重圧をかけられて、いつの間にか、静香の心がガタガタと崩れていました。
この日の午後、静香は疲れてバスに乗って自宅に帰る途中、なぜか家に近づくにつれ、突然胸がザワツキ、心臓の鼓動が高まり、呼吸も促迫して窒息そうになり、バスから降りられなくなりました。どうして?静香は自分の異変に気付き、大丈夫、大丈夫と自分に言い聞かせ、ようやくバスから降りた時、すでに二つバス停を過ぎてしまいました。
家のドアを開けて、亮の硬い表情を見た突端、静香の心はどこかで崩壊しました。「私、もうこの家にいられなくなりました」静香は突然そう悟りました。「このままじゃ、私はだめになります」静香は自分の緊急状態にはようやく気付きました。晩御飯の後、亮は階上に行った後、静香は健に言いました、「健、私は何日間休みたいです。もうこれ以上耐えられません、何日間ホテルで泊まりますから、あなたは亮の面倒を見て」
健は大変心配していて、少し考え後、頷きました「いいよ、すこし休んで、家は大丈夫」
静香はすぐホテルを探しました。コロナの時期だから、ホテルはどこも閑散していて、値段もとても安くなりました。静香はすぐ桜木町のホテルを見つけて、2日間の宿泊を予約しました。2日間、静香は考えていました、2日間で少しこの家から離れて、心の力が戻れば、また家に戻ろう。




