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海のように深く  作者: 心雨
第10章
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もう一度大学に行く、結構疲れた

6月3日に亮は大学にコンピューターの設置に行きました。この日の前日から、静香はすでにわくわくしていました。昼頃亮は出かけると、彼女はずっと気掛かりでした。夜になっても、亮は帰って来なくて、彼女は少し心配になり、ずっと亮の帰りを待っていました。夜の10時頃、亮はようやく帰りました、両手に大きな荷物を抱えていました。コンピューターのハードウェアとゴーグルをテーブルの上に置いて、疲れたか、すぐ自分の部屋に行って、ベッドに倒れこみました。

亮もよく頑張りましたね、そんなに疲れて。静香は不安になりながら、自分に言い聞かせました。いい勉強になってよかったじゃ。

次の日、静香はすぐ先生に昨日の様子を聞きました、先生のメールはすぐ返されました。

「陳様

昨日は、大学に組み立てパソコンの部品が届き、亮君は研究室にいらっしゃいました。事務所にパソコンの配送段ボールを一緒に受け取りに行き、午後3時から組み立て作業が始まり、研究室の他の学生達3,4名も珍しそうにして、亮君は会話をしながら作業をしました。添付の写真は修士2年の学生が作業覗いている様子です。

途中で休みながら、でも技術的なトラブルもいくつかあって、それを解決しながらで午後9時までやっていました。パソコンを組み立てる間、私とほかの学生はそのパソコンで使う予定のゴーグルをいろいろ試して遊んでいました。亮君はパソコンもゴーグルもずいぶんよくご存知で、私は安心していました。亮君に自宅で研究できるように、ゴーグルは2セット買っていますので、片方を昨日持ち帰られたということです。

普通の学生さんのように過ごしておられ、随分明るくなったと思いました。帰りは、私は別方向で、亮君は他の2名学生と一緒に帰って行かれました。これから研究ですが、亮君は基本自宅のパソコンとゴーグルで研究を進めるようで、大学にはしばらく来ないで、私とZOOMで議論することになると思います。

さて、この以上のように、亮君はとても回復されたように思われますが、お母様お父様には、引き続きそっと優しく見守っていただくようお願い申し上げます。もちろん日常は今までと変わらない接し方をしてくださればいいのですが、良くなったと思っていきなりハードルを上げないよう気を付けていただければと思いました。ご両親に失礼な言い方で申し訳ありませんが、私の感覚ではそのように思います。もしかしたら、今回はたいへんな決意でいらして、やっとのことで作業を終えたのかもしれません。また、フラッシュバックが起こって突然元気がなくなるということも十分考えられるかと思います。

ただの指導教員である私がこんな事を申し上げるのはたいへん僭越かと思いますが、一年後、二年後の就職・卒業の大目標に向けて、私もまだまだ慎重に進めて行こうと思っています。どうかよろしくお願い申し上げます」

静香は高橋先生の思慮がとても賛同でした。あの日、亮は結構疲れたに見えましたし、また亮はその後も大学に行く気配が全然見えませんので、やはり自宅でゼミを続けた方がいいと彼女も考えました。ゆっくり進みながら、いつか亮は大学に行くでしょう。


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