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海のように深く  作者: 心雨
第9章
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新しい一歩を踏み出す

新年の間、独立した娘が家に帰りました。静香はたくさんの料理を食卓に並べて、お祝いしようと考えました。でも残念ですが、亮の機嫌が悪く、自分の部屋に籠り、妹と会うこともしませんでした。亮の心情は静香が理解できます、自分が引きこもりしているのに、妹は社会人になって、独立生活していました。亮として、自分の妹に会うと後ろめたさがあるでしょう。

新年が過ぎ、学費の支払期限が近づいて来ました。でも、亮はまだ何も行動がありませんでした。静香は何も言わず、傍で静観していました。多分亮は先生を裏切らないでしょうと彼女は考えていました。でも、1月7日には学費の支払期限ですので、いつも沈黙している亮を見ると、彼女も少し動揺しました。

1月6日に横浜には今年初めての雪が降りました。気温が低いので、降った雪が積もり、一面銀色の世界になりました。

静香はわざと亮の部屋に行って、少しカーテンを開けました「亮、見て、雪が降りましたよ」

亮は外の景色を一目で見て、すぐカーテンを閉めました。これを見ると、静香はまた胸が痛みました。明日まで学費の支払期限なのに、どうなるだろうね、彼女は焦りましたが、でも亮に決めさせておこうとも思いました。

次の日に静香は普段通り仕事に出かけました。昼頃になると、健から一通の電話が来ました。健の声が興奮していました「今日、亮はようやく私に振込用紙をくれました。これから支払いに行く」

「よかったですね!」静香もすごくうれしくなりました。彼女はすぐこのいいニュースを高橋先生に報告しました。

「高橋先生

今日、亮はようやく学費の振り込み用紙をくれました、主人はすぐ銀行に行って、振り込みしました。

これから新しい目標ができ、また先生と肩を並べて共に戦います。まだ道のりが長いです。これからもどうぞよろしくお願いいたします」

高橋先生の返事がすぐ来ました。

「陳様

ご連絡ありがとうございました。振込の件は良かったですね。

一つ一つのステップに、お母様がご心配・ご配慮されている様子が、私にも十分に伝わっております。指導の面から私が亮君をどこまで元気づけられるか、自信がありませんが、とにかく私も努力してまいりますので、よろしくお願い申し上げます」

「高橋先生

大丈夫です、亮はどこまで良くなれるか、私はお母さんでも分かりません。でも、私達は頑張りました。先生も尽力しています。それでいいです。ありがとうございました」


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