息子は自分を偽りした
また魔の秋が近づいていました。秋雨が連日に降り続きました。曇りの天気が多くなると、亮の精神状態はまた不安定になりました。一番顕著に表れたのは夜間の不眠でした。亮は一晩中眠れなくなって、昼間に寝ることになりました。顔の表情も険しくなり、何か追いつめられているように見えました。
1年前にも同じ状態を経験したので、静香はパーニックにはなりませんでした。彼女の心の中には痛んでいますか、表面には冷静でした。彼女はできるだけ、亮に負担を掛けず、傍で静かに見守っていました。
10月中旬、彼女はまた高橋先生にメールを送りました。自分の苦しみを一番分かっているのは高橋先生ですので、時々自分が不安で押しつぶされそうになった時、彼女はいつも高橋先生の助けを求めました。
「高橋先生
亮は最近あまりよくないですが、多分季節の変換のせいで、最近は落ち込んでいました。今朝4時頃私が起きた時、亮は一人暗闇にいました。でもなぜか私はパーニックにならず、少し彼と一緒に暗闇の中にいて、その後話をかけました「亮、あなたは病気です、今は頑張って何かするじゃなく、自分ができることを考えてやればいいです。いずれ私達は病気との折り合いをつけて、バランスが取れるようになるよ」亮は前見たいに焦燥感が見えず、私の話を静かに聞いていました。今日は主人が亮を温泉旅行に誘いましたが、本人は黙ったままでした。
最近、私は時々15年の医者の人生を振り返ることになりました。この15年、私自身の頑張りはありますが、そばにたくさんの人が見返りも求めず、いろいろ手伝いをしてくれました。彼たちは私が生き生きして、楽しく仕事をすることを見たいでしょう。だから、今は大変ですが、皆に失望させないため、私も自分を大事にして、大好きな医師の仕事を邁進していきたいです。
亮も自分のそばに生き生きして、穏やかで、いつも前向きなお母さんがいってほしいでしょう」
高橋先生からすぐメールが来ました。
「陳様
ご連絡ありがとうございます。
最近はゼミの後のおしゃべりも多くなり、調子が良くなってきていると感じています。
亮君の状態をお母様がそーと受け止められておられる様子がうかがえ、とてもいいことだと思いました」
このメールを見って、静香はさらに悲しくなりました。彼女の眼の中にいた亮はとても辛くて、落ち込んでいる様子でしたが、なぜか高橋先生の目に映ったのは亮が良くなった感じでした。でも、自分は毎日亮の傍にいましたので、自分の感覚はおそらく一番正しかったです。なぜそんなことになるのか、一番考えられたことは亮が高橋先生の前で自分を偽りました。高橋先生に心配かけたくなくて、亮はわざと元気な様子を出して、自分の本来の姿を隠しました。「この子はいつもそうでした、優しくて自分だけ我慢していました」静香は悲しく考えました。




