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海のように深く  作者: 心雨
第6章
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ケーキも用意してくれた

「はい」ドアの向こうに嬉しそうな声を聞こえました、ドアはすぐ開けました。高橋先生の顔が伺いました。「どうぞ」

彼は白いワイシャツの上に淡い水色のベストを着ていました。眼鏡をかけていて、眼鏡後ろの目にはとても優しい眼差しを感じました。鼻の筋が通っていて、唇の上に髭を蓄えていました。学者の雰囲気は静香の目に映って、彼女はさらに惹かれていました。

彼の目がキラキラして、静香を見ていました。目の中に笑みがいっぱいでした。静香はこの光る目を見て、心の中に確信しました。彼は私が好きです。

部屋は広いでした。大きなテーブルの傍に何着の椅子がありました。壁の隣のテーブルの上に何台のコンピューターが置かれていました。高橋先生は手で招いて言いました「汚いけど、どうぞ座ってください。」静香は手前の椅子に腰を下ろしました。彼女も嬉しくて、目の前の高橋先生は眩しくて、目では直視できないぐらいでした。

二人は面を向かって座った後、高橋先生聞きました「陳さん、今日時間は大丈夫ですか?」

静香はすぐ答えました「大丈夫です」

高橋先生は嬉しく言いました「それは良かったです」

彼はマジェッシャン見たいに一つの袋を出しました。袋の中に二つの精巧なケーキがありました。「どうぞ、一つ選んでください」高橋先生言いました。え?静香は言葉を失いました。ケーキを用意してくれたのか、彼女は高橋先生の気遣いに感心しました。「これ、お願いします」彼女は一つケーキに指をさしました。高橋先生はケーキを取って、静香に差し出しました。静香は高橋先生の指に触れないよう、気を付けて取りました。その後、高橋先生はまたコーヒーも出しました。殺風景な研究室ですけど、ケーキとコーヒーがあり、落ち着く喫茶店に変わりました。

高橋先生は食べながら言いました「昔、私は中国に行ったことがありました。私は大学院卒後3年の時かな、あの年丁度天安門事件の年でした。」

「そうですか」静香は相槌を打ちました、大学院卒後3年、29歳だな、1989年で29歳だな、「あの年、私は大学1年生でした」彼女は言いました、遠い去った昔を思い出しました。「あの時、私もデモに参加しました。」

「私行ったのは事件の前、仕事が終わり、道で歩いていたら、一人の女のひとに「来て」と招かれました。あまり怪しいですので、行きませんでした」

静香は立ちんぼうだなと思いました、でも1989年、あの時代、中国はまだ閉鎖的な社会で、改革開放はしたが、まだいろいろと厳しい、本当に立ちんぼうがいるかな。

彼女は言わば箱入り娘ですので、そんなこと決して家族は彼女の前で言わなかったです。

彼女はすぐ話題を変えました「今日先生に会えてありがとうございました」

高橋先生微笑んで言った「陳さんといつもメールでやり取りしているので、亮君も無事卒業しましたし、やはり陳さんと当面で話をしたいですね」

静香も頷いて言いました「そうですね、私も先生といろいろ話をしたいです」

「陳さんの出身はどこですか?」

「上海です」

「うん、私は宝塚です。ご存じですか?神戸の隣の町です」

静香は正直に答えました「知りません、でも宝塚劇団は知っています」

「その宝塚劇団の発祥地は宝塚です」

「えー」静香は相槌をしました。

「私は大学入学時上京しました」

「先生は東大卒でしょう?」

「そうですね、大学、大学院共に東大です。」

「すごいですね」静香は思わず誉め言葉が口から出ました。

「大学院卒業の後、最初は会社に就職したいですけど、いろいろな機会があって、この大学に来て、講師、助教授その後教授になりました、教授になって20年でしたのかな、一時学部長にもなりました。」

静香は心の中に微笑みました、オスのクジャクはメスのクジャクの前に一生懸命羽毛を展示するように、高橋先生も自分の羽毛を展示しているね。

「すごいですね」彼女は微笑んで言いました。


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