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海のように深く  作者: 心雨
第6章
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息子の笑み

桜はいっぱい咲いて、だんだん凋落しました。春はさらに近くに来ていました。静香は毎日亮が相談しに来ることを待っていました。修士の課程に進むには親に相談ぐらいするでしょう。長い間亮と会話がないので、静香はわくわくしていました。4月中旬の日に、何の前触れもなく、亮はひょっと出かけました。健と静香はとても意外でびっくりしました。亮の外出の目的が分からないですけど、でも亮は外出しました!夫婦二人はとんでもなく喜びました。結構な時間をかかって、夕方ごろ亮は帰りました。ボサボサの髪はきれいさっぱり切って、清潔感いっぱいでした。また、亮の左手に銀行の封筒を持っていて、明らかにお金を下ろしました。静香はすぐ分かりました、亮は検定料を下ろしに行きました。亮は正真正銘大学院に進もうとしていました。

4月15日の朝、また亮はカバンを背負って出て行きました。絶対大学院の手続きをしに行くだろうと静香は推測しました。彼女は何も言わず、亮は外出行った後、自分も出勤しました。天気は晴れ、金色の太陽の光がどこもキラキラに照らしていました、春の風も暖かくて、風の中に花の香りも充満していました。静香の心もこの太陽の下で踊っていました。

午後になり、仕事が一段すると、静香はすぐ高橋先生に聞きました

「高橋先生

今日亮は先生の所に手続きをしに行きましたか?火曜日の朝、亮は家から出て、銀行からお金を下ろしました。今朝亮はまた出かけました、多分先生の所に行きましたが、何も私たちに話をしないので、確信はありませんが、先生の所に来ましたか?卒業証書はもらえましたか?

最近、亮の機嫌はいいみたいです、火曜日から毎日出かけていました。もし院生の手続きをしたら、私も安心します。今までとても親孝行な子ですので、今の状態になるのはとてもショックです、また一から亮との関係を作りなおします」

高橋先生のメールはその後届きました

「陳様

本日は業務の切れ目がなく、ご報告が遅くなりました。

はい、亮君は大学院推薦入試の手続きと、学位記の受け取りを行いました。私も付いて行き、どちらも滞りなく済んでおります。ずいぶん元気になられた感じで、天気も良かったので、お昼をご一緒しました。

写真を何枚か、亮君のスマホで撮りましたが、私のスマホでも1枚撮りましたので、添付いたします。

これで卒業に関することもすべて済み、次の進路も確定しました」

文章と一緒に1枚の写真が添付していました。校舎の前で、亮は両手で学位記を大きく広げ、満面の笑みでした。

これを見る時、丁度静香は帰り途中のバスの中でした。この写真を見て、亮の燦爛な笑顔を見て、静香は耐えきれず涙が流れました。


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