表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
海のように深く  作者: 心雨
第5章
28/75

卒業式が近づいた

3月上旬の日、大学から1通の通知が来ました。卒業式の通知です。3月26日に大学で卒業式が開催されます。コロナが原因で、父母の参加はできなくなり、学生のみの参加になりました。それでも静香はとても嬉しいです。亮4年間の努力はようやく報われました。これで4年の大学生活が終止符を打ちます、亮もようやく一人大人になります。

亮は通知書を貰いましたが、何も言わずただテーブルの上に置きました。静香はまた心配になりました。卒業式に亮は参加するかどうか、彼女も分かりません。心底、彼女は亮に参加してほしいです、大学卒業は人生の中に大事なひと時ですから、亮に一つの区切りをつけたいです。でも亮の心情はどうですか?彼女は全く分かりません、彼女は聞きたいですが,でも亮の状態から見ると、聞いても教えてくれないだろう。

相談する相手はやはり高橋先生しかありません、彼女はすぐ先生にメールを送りました。

「高橋先生

もう3月ですね、この前大学から卒業式の知らせが来ました。3月26日に卒業式ですが、亮は出席するかどうか分かりません。知らせが来た日から、亮は炭水化物を避けてダイエットを開始しました。彼もかっこよく見せたかったでしょう。私もすごく参加したいですけど、コロナの原因でできなくて残念です。子供が卒業して一息つきたいですが、自分の仕事が忙しく、まだまだ休みが遠い先の様です。

卒業したら、亮はどうしたいでしょうね。最近あまり追い詰める表情がなく、穏やかに過ごしています。心の中に何を考えているでしょうね。先生にいろいろ助けていただいて、ここまで来ましたが、卒業したら、もう先生には甘えることができません。私自身亮をサポートして行くしかありません。でも最悪の状態から出しているので、多分大丈夫と思います。

でも私も一生亮の世話が見られないですので、将来に対して亮が一人で生きて行けるのか心配しています。今回のことで亮がもっと強くなり、社会の荒波を乗り越えることができるように成長してほしいです。

 まだまだ前の道が長いと思います、めげず頑張りたいと考えています。」

翌日、高橋先生から返事が来ました

「陳様

私は亮君から、卒業式にいらっしゃると伺いました。今の状況とはいえ、保護者の皆様の出席ができないのは、大変申し訳ありません。

さて、卒業されてからのことですが、正直申しまして私にもどうするのがベストなのかは分かりません。このメールでいろいろお母様に伝えたいこともあるのですが、正解が分からないので無責任なことを言わない様に致します。少なくとも、3月末まで亮君とゼミを続きます。その後のことについて、卒業式の日や3月の最後のゼミの時にでも亮君とゆっくり話をしようと思います。

私も、亮君とそういうことを話し合う機会をずっと待っておりました、以前にすこしだけ亮君と話をしましたが、その時は亮君自身に考えがまとまっていないはすぐ分かりましたので、最後のゼミや卒業式など、区切りの日が近づくまで何も言わないと決めておりました。

また、その時になりましたら、お母様ともお話をさせていただこうかと思います。もうしばらくお待ちください。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ