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海のように深く  作者: 心雨
第4章
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先生にご飯を誘うのは・・・

時間は12月の中旬頃になりました。コロナの感染の第3波はピークを迎えっていました。高齢の感染者が数を増え、重症患者が一気に増えました。入院して、人工呼吸器やECMOを繋がる患者が増えました。医療機関の入院ベッドが次から次へと埋まり、一気に逼迫しました。透析患者は高齢者が多いに加え持病持ちが多く、さらに重症化しやすいので、静香たち透析クリニックはまさに死と戦いました。天気が寒いなのに、三密を避けるため、窓やドアを大きく開けて、空気を流通しながら、室内の温度を下げないため、ガンガン暖房を利かして透析していました。また毎日朝、患者は透析室に入る前に徹底的体温の測定、手の消毒を行いました。

もともと冬の時期、肺炎や風邪が多いですけど、さらにコロナも流行いて、37度台の微熱でも、コロナと疑わなければなりません。PCRの検査キットを大量購入して、疑えばすぐ検査すると決めました。透析室にいつもピリピリな緊張感が漂い、皆は疲れていました。最悪の状態の中に、唯一いいニュースが出ました。コロナのワクチンが開発成功し、イギリスなどの国にすでに予防接種が開始しました。日本はいつワクチンが手に入れるのかまだはっきり分からないですが、希望が見えました。

こんな厳しい冬の季節中に、亮は幸い家に引きこもりしていましたので、コロナの感染リスクは逆に下がりました。本当に皮肉な話、静香さえコロナウイルスが持ち帰らなければ、亮は安泰です。

12月下旬ごろ、静香はまた高橋先生にメールを送りました。

「高橋先生

頻繁に先生にメール送ったら迷惑をかけてしまうと分かりつつメールを送る私、大変失礼しました。

亮は最近どうでしたか?普段は特に変わりがないでしたが、ただ数学を解ける時、結構苦しい表情していました。亮はやはり数学が得意ではありません。卒業論文はどこまで進展していましたか?今年末に終われますか?

やはり私たち亮に無理やりに数学科に進学させることが間違いましたね。他の科に行けば、そんなことがないかもしれません。亮も私たちを恨んでいるでしょう。数学科は間違えかもしれないけど、先生との出会いは不幸中の幸いですね。とても聞けないですが、亮の卒業論文はどれぐらいのレベルでしょうか、先生の温情で亮が卒業できたでしょう。今唯一の願いことは亮が自分好きなことを探し出し、それに打ち込むことです。亮の幸せのために私が医者になったけど、こんな結果で、すべては意味がありません。息子の成長がすべて主人に任せたにも間違いで、後悔しても変えることができません。先生もお子さんがいるでしょう、私の気持ちは理解できるでしょう。

コロナが流行っていて、私のクリニックもまた2人の患者が陽性になりました。先生に対して感謝の意を伝えるべく先生と一緒にご飯はいかがですか?せめて先生の研究室に寄付して、私の感謝の気持ちを示したいです。」

中国人にとして異性とのご飯は仲良くする一種の手段しかなく、まったく違和感がないものでした。普段は気が合う人と一緒にご飯を食べて、世間話をすることが、同性でも異性でもごく普通なことでした。言わば一種のコンミュニケーションの手段です。特に深い意味がありません。だから静香は高橋先生にご飯の誘いをしました。ただ、彼女も高橋先生の心情を考え、誘いが拒否されても、研究室に寄付しようと考えました。


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