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海のように深く  作者: 心雨
第3章
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こんなときめきは初めて

亮はゼミをしていますが、普段の生活はあまり変わっていませんでした。依然として身だしなみを気にかけず、食事も食べたり、食べなかったりしています。また髪が長く伸びていても、美容室に行かないので、野原の雑草みたいにボーボーして伸び放題していました。唯一ゼミの前に亮はようやくシャワ-を浴びて、ドライヤーで髪を乾かすので、少し普通の人見たいになります。毎回亮がシャワ-を浴びると、いよいよゼミが開始すると静香が分かりやすくなりました。

時間が過ぎて、秋が深まって、天気はだんだん寒くなりました。冬になると透析患者はいろいろな病気が発症して、クリニックは一層忙しくなりました。特に透析患者は免疫力が低下していたので、感染症特に肺炎が多発しました。また狭心症や心筋梗塞の発症率も上昇します。そんな中、静香はまだ亮を気にかけていたので、流石に疲れました。

11月中旬に医師の友達から連絡があり、一緒にお茶を飲もうと誘われました。静香は息抜きのため、山下公園のニューグランドホテルに行くことになりました。

秋が進んで、銀杏の葉は黄色に染まり、風が吹くとゆらゆらと地上に落ちて、道路中黄色の葉っぱは絨毯が敷いている様でした。静香はこの黄色の絨毯の上に立って、秋の風を肌で感じて、この一瞬の静かさを心から歓喜しました。遠くに友達が見えて、手を振りました。これも長年の旧友で、一緒に厚生労働省の医師予備試験から共闘した友達です。二人はお互い励ましあって、難関の試験を乗り越えて、今はようやく医師になりました。

「最近、どうですか?」友達は席に着いたらすぐ聞きました。

「仕事が忙しいです」静香はゆっくり言いました、亮のことが言いたかったが、やはりやめようと考えました。

「私も超忙しいでした」友達は言いました。彼女は皮膚科医だから、毎日午前中50人越えの患者を診なければなりません。

「そうですね、大変ですね」静香は相槌しました。

それで友達の話が堰を切ったように、ずっと仕事の愚痴を言いました。大概静香は聞く方でした、彼女は話すより、聴くのが好きで、毎回友達の愚痴を聞いていました。

友達は一通り愚痴を言い、ようやく止まって、まだ静香の話を聞いていないと気づき、笑って聞きました「どう?家庭のほうは?ご主人とうまく行っていますか?」

「・・・・」静香は沈黙しました。自分と主人、どうやって話をするか、彼女は迷いました。亮のことで自分と主人の関係が少しギクシャクしていました。健はあまり無関心、無責任でしたので、静香は不満を抱いていました。

「そうですね、そのままですか、普通に」静香は苦笑いして言いました。

「どうしたの?あまりうまく行っていないですか?」友達はすぐ異常さを気づきました。

「なんか、主人と話が合わない」静香は言葉を選んで言いました。

「え?外にだれか特別な人がいますか?」友達は彼女の顔を伺い、さらに聞きました。

「そんなこと」静香はすぐ否定しましたが、でも心の中に突然高橋先生が出てきました。彼女は自分の本心に気づき、とても困惑しました。

「誰?誰?」友達は興味津々で聞きました。

「そこまでないよ。」静香言いました「ただの友達です」

「そう?でも誰か好きなひとがいるでしょう」友達はさらに聞きました。

「誰もいないよ」静香は言いました、でも心臓の動悸が止まりませんでした。そんなはずがないよ、彼女は心の中に言いました、でも体が正直に反応しました、顔も赤くなりました。

「誰でもこんなことがありますよ、結婚後また別の人が好きになって、別に恥ずかしいことではないですよ」友達はさらっと言いました。

「でも本当に何もないですよ」静香必死に隠しました、ようやく高橋先生は自分としてどれぐらい重要な人だが気づきました。

結婚して二十何年余り、こんな心のときめきは初めてでした。


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