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46 僕と彼女と腕枕

一区切り・・・



腕枕・・・それはリア充のみができる3大枕のうちの一つ・・・主に男が女の子を自分の腕の上に乗せてやるものだが・・・僕は何故か現在それをしております。


いや・・・正確には寝てる間に瑠璃さんがいつの間にか僕の片腕を枕にして寝ているというだけなんだけど・・・なんというか凄くこそばゆいものだと思った。


瑠璃さんの髪の柔らかさといい匂いが僕の男の子としての本能にはなかなか堪えるが・・・気持ち良さそうに寝てる瑠璃さんを起こすわけにもいかず僕はなんとか耐える。


「すぅ・・・すぅ・・・」


無防備な寝顔はなんとも可愛らしいが・・・キスくらいならしても怒られないよね?と思っては消している。

いや・・・なんていうか寝込みを襲うなんて肉食系な真似は僕には出来ないし、紳士という名のヘタレな草食系男子な僕は寝顔を見つめていることしかできない。


え?男なら据え膳なら食らえって・・・いや、例えそうでも心の準備ができてないというか・・・その・・・そろそろ茜姉さんが帰ってくるかもしれないし・・・


そんなことを考えていると枕元のスマホが一瞬震えた。僕はゆっくりと空いてる片手でスマホをとると、電源をいれるが・・・そこには茜姉さんからのLINEが一件入っていた。


『今日はしょうちゃんとデートしてから帰るので遅くなるー』


・・・・お泊まりコースらしい。うん、恋人と仲良しなのはいいことなんだけど・・・茜姉さんは時たまこちらの動きを知ってるようなタイミングでのお泊まりがあるのでわざとな気もしてくるが・・・


しかしそうなるとまたしても今日は一人で夕飯ーーーいや、隣の瑠璃さんがこれを知ったら作ってくれそうだが・・・安心しきってるのかぐっすりと眠る瑠璃さんをみて僕もなんだか眠くなってくる。


なんだかんだで今日はボロ雑巾のように蹴られて体力を消耗したからだろうか?・・・まあ、男としてはカッコ悪いことこの上ないセリフだが・・・うん、そこは事実なのでスルーで。


「うぅん・・・タツ・・・」


そんなことを考えていると瑠璃さんが何やら呟く・・・起きたのかと思ったが、どうやら寝言のようだ。にしても夢の中でも僕が出て来てると思うと少し嬉しくなるなーーー


「ううん・・・タツってばだいたん・・・」


「・・・・・・・」


夢の中の自分よ・・・一体瑠璃さんに何をしてるの!?え、そんな言葉が出てくるようなことしてるの!?

何やら艶っぽい声で僕の名前を呼ぶ瑠璃さん・・・寝ぼけてるからそう聞こえるだけなはず。きっとそうだ・・・決して夢の中の僕が瑠璃さんにエロゲ主人公なみに鬼畜なことをしているわけがない・・・うん、信じてるぞ夢の中の自分よ!!


そんな感じで妙に艶っぽい瑠璃さんの寝言に若干悶々としつつもうとうとと瑠璃さんに腕枕しながら僕ももうひと眠りにつく・・・お布団気持ちいい・・・



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