最終章 突入(4)
居候生活が終わりそうになっています
3月の下旬なのに雪が降っているので辛いです
チョコレートのドウナッツが食べたいです
別荘の中ではしきりに連絡をしていた、比嘉の様子を見ながら吉野は傷だらけのふたりの方に小さいながら声をかけ始める、もちろん安否の詳細とこの屋敷から脱出する方法を探すためである。
時より壁に耳をつけると壁が少し薄いせいか外の音がよく聞こえ捜査員たちがばたばたと走り回りながら突入口を検索している様子が伺えある。
ひとまずこっちは大丈夫だろう
と思いながら一番の気がかりは比嘉の様子である。相当怒りに任せて理性を失っている状態であるためなだめた方がいいかと一瞬考えた。その時、笹の葉吉野にあることを打ち明けた
「ゆう・・・こ。・・外・・にブレーカーがある・・・から・・そこを・・切って・・入ってくる・・・はずだ・」
捜査員たちが突入するにはブレーカーを切ってそこから入ってくる。しかし、そうなると比嘉の逆襲に出くわす可能性だってはらみかねない。
「SATを呼ぶと言うことですか・?それなら、一網打尽と行けるような気がするのですが」
「そ・・・んなこと・・はでき・・・ない。あい・・つはもう・・根回し・・をして・・・・いるはず・・だ」
そこで考えられたのがSATから派遣された島津だ。
SATで築いた能力が用いられるように考えられた。あとは突入方法と比嘉を黙らせる証拠となるもののみである。
探そうにもここはあまりに広く、分かりにくいような場所に保管しているとすれば探しようがない。それに怪我をしている榛原と笹野を放っていくことはできないのだ。更に言えば椅子に縛られている上林のことも気がかりになる。下手に刺激すれば比嘉は間違いなく吉野以外の3人を殺しかねない。そして法案のトリガーを作るなんて言う無様な真似は到底できない。
それは外でも同じこと、比嘉の行動を刺激しないように橘は何度も突入する場所を探すがなかなか見つからない。
どうすればと緊張が走り手元の時計を見れば事件が発生し警視庁を出発し、指揮所を設けて4時間が過ぎ気がつけば日付が変わってすっかり空気がブルリと震え出すほど冷え始めている。
いわゆる春の暖かさから冬の寒さへと季節が逆戻りしていたように橘には感じ取れた。「
あのバスジャック事件の時もこんな寒の戻りがあったかな」
そう考えると別荘に籠城していることを考えるとブレーカーを下げて暖房を切るのは何らかの支障がきたしてしまう、玄関についているおびただしい量の血痕が付着していることも踏まえれば体力的にも厳しい。
突入するなら今のうちだろう、
ほかの捜査員たちもその空気を察してか懐に隠していた拳銃を取り出していつでも行けるとばかりに己を鼓舞し始める。
「こいつら、本当に良い意味でバカだ」
その中でいちばんの気がかりは島津と浅野である。
この二人は激昂して比嘉に突っ込んでいきそうな感じである。
特に言えば島津の彼女である前園夏希はバスジャック事件の後に起こった性的犯罪の被害者であり、犯人が比嘉であると科警研の下川公平がそう鑑定し、証拠も出たことによってあの手にある拳銃で殺しかねない。しかし彼の持っているノウハウでないと突入は困難だった。
「どうしたものかな・・・」
その時、六本木にいる捜査員たちの一人から連絡が入る。相手は久々に登場します、新宿中央署の刑事河野である。
『もしもし、久しぶりだな本当に入院していたとは思えんな。ところでいいものが出てきたぞ。そこにいる腐れ外道を一網打尽にできる』
それは、比嘉のマンションの一室から犯行を行うための計画書や連続殺人の一軒目と二軒目に使われたロープとその店の領収書、特注のサバイバルナイフを作るための見積書や問い合わせた時の記録、犯行に至るまでの心境を書いた直筆の筆記などありとあらゆる証拠の数々が出てきたのだ。
その場にいた捜査員たちが気分を害したのは吉野の警察手帳で使われている証明写真とそして今までの身元や履歴などが書かれている個人情報がまとめられている資料そして、査察以降で撮られている行動をまとめた大量の写真。それらも大量に出てきたのだ。
これで証拠は全て揃った。もう恐れるものは何もない。
捜査員を招集し六本木の捜査に関して全て全て伝えると何も言わず、何も否定せず今までの捜査の苦労がようやく見になることを実感しそして魔物がいる別荘に心置き無く集中し始める
「ここから先、俺たちは突入する。しかしこれは強制ではく、志願を募る形とする。いきたいやつは手を上げろ」
捜査員、機動隊員共に手を下げているものは全くおらず全員が背筋をただし力強く手を伸ばしている。
「本当にバカな奴ら、いい奴らだよ」
準備はもうできた。あとは作戦を実行するのみだと誰もが確信していたその時だった。
ちょうど指揮所からよく見える二階のバルコニーの電気がつき先ほどまで暴れていたのだろう着衣が乱れたまま比嘉は指揮所にいる警察官を見下ろしそしてまじまじと見るように確認すると怒りがましていたのかそれとも自分の立場が危うくなってからかしきりに外壁を蹴りそして、怒りに満ちた顔できつく睨みながら外の様子をうがかがっている。
考えたくもないことが起きた。
人質を外に連れて外に現れたのだ。そしてその人質は、榛原沙耶であり怪我を負っていることもこの時に判明した
「本当にムカつくなお前らさぁぁぁぁ!いちいち俺らの恋路に首突っ込んでくんじゃねぇよ!優子ちゃんと俺は幸せになる運命なんだよ!ムカついたから榛原のこと刺してしまったじゃねぇかよ、こいつ要らないやつだからいいけどサァァァ」
ぐったりとした表情を浮かべ暴力を受けたのだろう顔面がひどく腫れていて指揮所からの明かりだけでもおびただしい量の出血を伴っていることがわかった。人質を部屋に投げ入れると今度はバルコニーの手すりにもう一人の人物を落とすギリギリの対戦まで寝そべらせている。
「笹野さん!!!」
浅野が叫んでようやくほかの捜査員たちも気がついた。そこにいたのは犯人と共謀していたはずの笹野であるが今にでも意識が遠のきそうになっている。今すぐに駆け寄ろうとするが島津は冷静に比嘉を睨み浅野の行動を妨害した。長年の勘と言うものが罠であると言うことをひとしきり鳴らしているのだ。そうしているうちにも、下川と李は別荘の外付けのブレーカーのある場所を探そうとしてるがなかなか見つからず悪戦苦闘している状況がかれこれ20分続いていた。
「畜生。なかなかみつからねぇじゃないか」
外壁や箱状のもの全てをライトで当てて探してみるが見つからず終いにはブレーカーなんてそもそもないのではないかと下川は秋ためそうになっている。
しかし、吉野をこの手で助け出すと言う強い信念を持つ李はただ黙々とブレーカーを探し続ける、ストイックが李の長所でもあるためだ。その行動を知っているため下川は屁理屈を言うことをやめて再び三馬鹿トリオの復活を果たし吉野との甘味巡りの約束を守るため必死に探し始める。
ある程度進んだところで二人の視界にあるものが写り込んできた。その地面には舗装されていないためかタイヤの跡がくっきりと残っていて、明らかにここにあると言わんばかりの空気をそこから溢れていた。
「ハル君変なこと言ていい?俺あすこにいきたいって思てるんじゃっどん」
「もっと変なこと言っていい?今おんなじこと考えていた」
二人はその場に駆け出しそこにあったのはアメリカンスタイルなガレージがあって、小さな勝手口のドアを鍵がかかっていないか確認し思いっきりドアノブを開けた。
案の定そこには鍵などかかっていないため簡単に入ることができ、しかも比嘉が吉野を運んだであろう車がそこに鎮座していた。二人はハイタッチし気づかれないように外に出て指揮所にいる橘に連絡し突入の手立ての指示を聞いた。
一度二人は指揮所に戻り機動隊員とそれぞれ捜査員がそれぞれ人間を数人、招集し李が話していたガレージに向かわせる。多くの捜査員の中に浅野、島津、李、下川と突入の準備をはじめ防弾チョッキをき手には拳銃を握りしめてドアの前で待機し、橘の合図で一斉に別荘内へと突入した。
そこは、ただ薄暗くあまり暗闇に目を鳴らすことのない捜査員たちは四苦八苦するが島津が捜査員たちをうまく誘導しながら先に先にと進む。別荘の中はとても綺麗なのだがどことなく異様な雰囲気であった。空気が重くまるで殺意の塊がその場で溜まっているかのような、殺人鬼の館に来た雰囲気で喉にその空気がへばりつき、息ができないくらい重苦しかった。その空気の中でも捜査員たちは別荘の中の室内全てを捜索するが建物自体がおおきくなかなか全ての部屋を回れない。
「さてどうしたものかな」
浅野がポツンと呟いた時であった。急に島津と李はその場にいた捜査員たちをその場にしゃがみさせ少し移動すると決して話すなと言わんばかりにジェスチャーを繰り返した。
何があったのだろうと思った時である。
一筋の光が見えてその次に三つの足音と何かを引きずるような音が聞こえていた。その足音の中には獣の呻き声のような低い声のようなものがそのフロア一帯に響き渡った。
「今帰るからねぇ優子チャァァァアアン」
下川は反射的に判断付いた。
何もかも荒れてくるった最低の末路の人間比嘉がそこを歩いていたのだ。ライトの明かりが照らす範囲は狭いため運よく見つかりはしなかったもののいつ相手が気がついてもおかしくない位置まで歩み寄っていたのだ。
これを好機と捉えた捜査員達は比嘉に気がつかれないように距離を開けながらそろそろとあゆみを進めていく。その行動に気がついたのか朦朧とする意識の中それでも後輩達のことを心配そうにみる笹野はこれまで以上に涙をながしていた。月明かりに照らされている笹野の表情を見るとそう見えて仕方がない。
別荘に侵入して20分経った頃ようやく吉野がいる部屋の前に到着した。一度捜査員達は部屋の一つ手前の門にて動向を伺うことにし、部屋の中に入ったのちに突入を決行することとなった。応援で機動隊員達もここで合流し橘の合図を待つことになった。もうすぐこんな事件が終わると思うと下川は安堵の表情を浮かべるが李はその反対でどうしても島津のことが気がかりで仕方がなかった。
じっと待つこと別働隊の捜査員達がガレージの中にあるブレーカーを着る準備が整いいつでもいけると言う連絡が入り橘の合図を待つだけとなった
そして、時はきた、橘が無線で突入のカウントダウンを始める。
0とカウントしたと同時にブレーカーが落とされて捜査員達は一斉に部屋の中になだれ込んだ。
「動くな!!警察だ!!」
そのまま暗闇の中、捜査員達はもみくちゃになりながらその場を固めた。そこにはロープで結ばれ拘束されていた上林と傷だらけの笹野と榛原がいる。しかし比嘉と吉野がおらず再び捜索をはじめそれから少しして決着が着くまで跡少しとなる
投稿します。
ここまで頑張って来た捜査員達を褒めてやってください
それだけです
おやすみ
胃腸炎にならないように気をつけてください




