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最終章 突入(3)

そろそろ春ですね。あったかくなってきました。今雪国にいますが寒いです。寒いのですが体を動かすとすぐに汗が出るくらい熱くなります。もうすぐ三連休ですね。皆さん楽しんでいきましょう

 浅野はその場にへたり込んで動けなくなってしまった、吉野の予知夢の力に恐れおののいてしまったのである。浅野の様子に疑問を持った捜査員たちが浅野同様にそこを照らすと浅野と同様に多くの捜査員たちは同様を隠しきれなかった。夢日記の内容は知らずとも浅野の憔悴した様子からその力に恐怖心を覚えたのである。しかし、島津はその光景に焦ることなく浅野の小脇をぐいっと引っ張り立たせて冷静さを鳥も同様にとまずピースした指を曲げて島津の瞳に向けた後に浅野の目にもしっかりと映るように指を突き立てた。「俺をみろ。落ち着け」といわんためにハンドサインを浅野に対して実行したのだ。現場の状況、空気を読んだ第四機動隊隊長は隊員に装備を持たせて待機させる。その中で一人武者震いを起こし突入の緊張をあらわにする一人の機動隊員がいた。

「初めての現場か?」

島津のかけた言葉に驚いてビクッと体を反応させるが少しいて落ち着いてから島津の表情をじっと見つめる。島津はその行動で現場経験の乏しい隊員であるということを判断し、この状況に耐えることができるだろうかと考えたが、まっすぐな視線が暗闇でもひしひしと伝わってくる。かつて機動隊になれずただただ先輩達の背を越そうと必死になっていた新人だった時の自分に似ているのだ。

「こんな籠城事件の現場は初めてです。そして人質が吉野さんだと聞いて不安なんです」

「そうか。吉野刑事のことは知っているのか?」

「えぇ、何度か警視庁の門前で警備をしている時に話しましたし、自分はある事件で彼女のことを知りました。その場にいたものですから。」

ある事件と島津が考えた時に脳裏によぎったのはバスジャック事件のことである。報道で取り立たせれたのは吉野と榛原が最終到着地である大阪で行われた犯行のことだけだが、この事件の五角形の頂点の一番上新宿のバスターミナルで人質である乗客の下車の際、彼はその場にいたのである。いやそのバスを降りた最後の乗客で彼が降りた時にバスは発車したのである。そのことを想起していているらしく島津はその男について思いついたように名前を聞き出す。

「お前、名前は何ていうんだ。」

「自分は第四機動隊所属猪又優斗と申します。優しいに一斗缶の「斗」で優斗です」

暗がりの中からでもわかるその熱い目線に今囚われている吉野についてどこか似ているなとそしてあの事件を体験し、彼もまた班員に復讐を果たす立場か逮捕するという立場かに別れる時がいずれ来るのだろうとそう直感する。

「自分もあなたのことを知っていますよ。元特殊急襲部隊、狙撃手島津隆久さん。あなたのことを尊敬していましたから。」

島津の狙撃手としての名前が広まっていたのであろう一部狂信する輩もいるということも聞いていたためかそのうちの一人としてみてしまいそうになったがそれを超えるかのようにこの現場に向ける緊張感は誰よりも強いものである。

捜査員という立場ではなく、一人の警察官としてこの場で起きていることを見つめていくというのであろう、緊張していながらもどこか冷静でいる。青臭い機動隊員ではないという風貌がそこにはある。

「俺はあの事件の時あの人を、吉野さんともう一人榛原沙耶さんを助けれなかったんです。無力な自分ではないというのを籠城犯に見せつけてやりたいんです。」

「相手のことは知っているのか?あいつのことを」

一つ猪又はため息をつくと今までの経緯を全て話し出す。よく警備中に吉野に「お疲れ様です」と声をかけられるようになりそれを知ってか知らずか最近は比嘉が吉野の周りをうろつき次第に挨拶を交わすことなく遮られてしまったり、何となく嫌な感じがして経緯を調べるとあの事件に深く関わっていて連続殺人とバスジャック事件のことを関連していると捜査会議上げられていることを噂で聞くとかつての記憶が蘇りそこにあの男比嘉雅仁がいたということが判明し、胸騒ぎを覚えだした時この場に呼ばれたということ。

「俺はもう負けたくないんです。いかなることがあっても」

「そうだな。俺もこの場で負けるつもりはない」

捜査車両や警察車両で別荘の周りは固められているがこの区画自体あまり人がいないことがないよりも幸いだった。故に面倒な野次馬の整理も今の所する必要は全くないのだ。しかし相手にとって、比嘉にとって外の気配や空気の変わり具合を感じ取ってが別荘の監禁場所ではより緊迫した空気が流れ始めていた。比嘉が本気で殺人をしようとしている、相手は間違いなく笹野であろうなんとかして止めないといけないと思い必死になだめている吉野だがその言葉の聞く耳を持たず荒く呼吸を繰り返しおこなっている。時より優子ちゃん優子ちゃんと繰り返すがそれ以外はずっと倒れて呻き声をあげる笹野と椅子に縛られて動けなくなっている上林の間をぐるぐると回りながら刃物をちらつかせている状態である。

「このままだとまずいな」

そうポツンと吉野が小声で呟くとあたりを見渡し、比嘉の気をひくものがないかを探すがそこには何もなく近くにものが落ちていないか探せばロープの一端がそこにあり追っていくと上林に行き着く。どこを探してもめぼしいものが見つからず折れかけていた、時だった比嘉が榛原に対して背を向けた時、落ちていたある程度の大きさがあるパイプで背を大きく叩いた。その衝撃で比嘉はよろけたが獲物を見つけたとばかりに襲いかかろうとするが剣道の有段者ということもあってか最初のうちは榛原が比嘉の攻撃をひらりとかわしていくが足がもつれた瞬間に一気に榛原の足を切りつけて首を絞めてそのまま力任せに両手で首を掴んで持ち上げた。吉野が夢で見た光景と酷似していた。榛原が顔の見えない男に首を掴まれてもがき苦しみ方や傷だらけの刑事がそこでうずくまっている。

「榛原ぁ!いつから俺にたて突くようになったぁ?あぁ!!お前は俺に黙ってついてこればいいんだよ。ゴミ女が!」

その言葉を聞いて一気に吉野の沸点は沸き立ち気がつけば比嘉に体当たりをして少ない力で且つ両手でボディブローをかましている。それでも比嘉はただ笑っていてうわごとのように可愛い可愛いと呟いたり優子ちゃん優子ちゃんと声には出さないがひたすらつぶやきあまりの恐怖で体が仰け反る。

そしてそのまま腰を抜かしてヘタリ込むと再び吉野の前に膝をつきぎゅっと抱きしめ始め、その勢いで首筋を舐めた。

そのまま逃げるように体をそらし舐められた首筋にそこった唾液をグリグリと手の甲でこすって地面になすりつける。

万事休すといった状況だが吉野が地面に手を置いた時、その空気の振動でか外の状態が何となく察することができた。捜査一課の人間そして今まで所轄署から来た応援の刑事たちそして突入部隊である機動隊が周りを固めていたのだ。このままことが運べば突入が敢行される。どうにかしてその隙をつくらなくては。

そう考えた時だった、比嘉は何かを悟ったかのように吉野の前で正座をして淡々と吉野に語りかけた。

「ここにいることがもう嫌なんだ。いつまでたっても優子ちゃんと一緒になれないから。だから君の好きな景色が見えるところまで一緒に行こうよ。君が好きな山が見える場所に暮らそう。冬は屋根雪降ろしとか大変かもしれないけど一緒なら頑張れる気がするんだ。だから一緒に・・・」


死んで欲しい

 

外では多くの警察官が今か今かと突入のタイミングを見計らっていた。この時、警視庁を出発して約3時間は経過していたが一向に突入進路が定まらず気持ちのみが焦り始めていた、これは多くの警察官が同じことだが一番焦っていたのは萩原である。

「状況を報告して欲しい、萩原管理官」

多くの捜査員が声の主を見て驚きあるものは敬礼をしまたあるものはその存在に対して何度も見直している。そう笹野が最後に殺したと思われていて実際には腹部を刺されてた存在。捜査一課長である橘信義が冷静な眼差しで現場を見つめているのだ。

「どうしてここに!」

「これを使っていたんだよ。龍一と別れた時にこれを買って笹野と何回かあって打ち合わせをし敵味方関係なく騙していたのさ。」

橘の手に握られていた官能ようなものには英語で何やら書かれていて、缶の側面は赤い液体がべっとりと付着していたものが乾いているが相当の力を入れたのだろうそこだけが強く凹んでいるのだ。つまりこの液体は血糊である。捜査員と比嘉を騙すために手の込んだ工作をしていたのである。

へなへなと萩原は倒れ込みそうになったがここで弱いところを見られるものかと気合を入れ直し立ち直す。その時である、指揮所で一人の機動隊員が電気のブレーカーを見つけて、突入のチャンスを作ることができそうだという無線連絡が入ってきたのだ。これには多くの捜査員たちが喜んだが橘と島津は反対のことを考えてた。ブレーカーを落とせば囚われている人間に危害が加わるかもしれないということ。橘はすぐさま捜査員たちに拳銃をいつでも扱えるようにするように連絡し、その次に携帯である人間に連絡を入れる。

「もしもし、俺だが死んだとでも思ったのか?」

その電話の主は比嘉である、もちろん比嘉本人にかけているのではなく比嘉が持っている吉野の携帯を通じて話しているのだ。比嘉も驚いていたのであろう。死んだと思っていた橘から連絡が入り金切り声のような悲鳴をあげているのである。

「どうしてお前が生きている!笹野が殺したはず・・・まさか、そうかそういうことか。最初から繋がっていたのだな」

「残念だったな。まぁいいさ。単刀直入に言わせてもらおう。お前、法案なんてどうでもいいんだろ?最初っから優を吉野刑事を欲しがっていただけだな。」

「だったらなんだ?お前に俺の気持ちなんて分かりっこない。それにあの法案はもうすぐ完成する。俺と優子ちゃんの死をもって」

その時、橘の頭には一つの仮説が建てられそれが成立した、そして比嘉の自分勝手な部分に怒りが浸透し出したのだ。それはとても簡単すぎることだった。

「お前・・・人の命を何だと思っていやがる!!!お前の推し進める法案は刑事が一人殉職して成立するっていうのか!吉野を殺して自分も死んでそして何もかもハッピーエンドだと!!ふざけんじゃねぇぞ。」

『もう何もかも遅いそ、橘信義。俺はもうどうだっていいんだ。今は優子ちゃんのために生きて優子ちゃんと共になりそして優子ちゃんと幸せになる。もう結婚だってした、あとはこんな汚い世界と二人でサヨナラを言うだけだ。なかなか楽しかったよ。でも俺はまだ死んだりはしないお前を殺してそれからいろんなやつを殺す。止めれるものなら止めてみせろ。』

「悪いがお前の野望はもうじき終わる。そこで首を洗って待っていろ。証拠は掴んだ。声なき被害者の声、今までお前を逮捕しようとあがいてきた刑事たちの信念そして、ここにいる捜査員たちの粘りとともに今まで味わってきた苦渋とともに10倍返しだ!!」

比嘉は憎っくき橘の会話を無理やり閉じるとその後何度かけても繋がることなくそのまま時間だけが過ぎていった。そうもうすぐ全てが終わる

突入まで残り5時間


最近あとがきに書くことがつきました

ほんとになくなりました。

黒魔術が使えたら足の爪の内出血を治したいです。そのうちほっといたら治るんだろうけど

おやすみなさい

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