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最終章 突入 (1)

フィーチャーフォンってなんですか?

そろそろ冬から春に変わってきましたね。

私のいる雪国でも雪がベシャベシャしてちょっとスキーしにくくなり始めています

辛い

 警視庁では、榛原の証言である(六本木)という言葉を信じて捜査員たちが再び夜の東京に繰り出していく。と言っても六本木のどの建物にいたのかは榛原はもちろん知らないため再びローラー作戦を再開し所轄・本部と垣根を越えての大規模捜査となる。どんな語りでもいい、吉野の行方あるいは比嘉を犯人であるという証拠が残って入ればそれだけでも攻め込むことはできる。ボイスレコーダーに残っていた「奥多摩の別荘」につながることがあれば助けに行けるのだから。

萩原はひらすら貧乏ゆすりをしながら捜査員たちが情報を持ってくることをきたししつつ、橘が無事であるということを願いたかった。橘の残していった音声データでは笹野は橘をあの男から守るために嘘の情報である、死亡報告をするだろう、しかし比嘉が橘が生きていると感づいて仕舞えば全てが台無しになる。ここで逃げられたくない、何としてでもそういう気持ちが少しずつ焦りに変わってくるが待たねば、きっと何かいいものを持ってくるということを期待して。

その頃、奥多摩にいた吉野は比嘉が抱きしめている状況の中で眠りにつき少し感覚を覚えたために目を覚ましゆっくりと目を開ける。相変わらず熟睡している比嘉に対して吉野は今が好機とばかりにベットから身を乗り出した。手錠はされておらず自由に体を動かせることができるためひとつ背伸びをすると気づいて目を覚まさぬように注意し音を立てずに今いる部屋の中をぐるりと見渡すとそこはただ大きな空間で子供の頃、幼児向けの絵本にでてくるような広さであり、ベットにはひらひらとレースのようなものがついていて高級感はひしひしと伝わってくる。

「ごっつい部屋やんけ、おい。落ち着かへんわ」

ポツンと独り言を呟き暗闇の中で目が慣れ始めた頃ドアがある方へと前進し始める。この部屋には吉野の荷物が置かれていて、そこから咄嗟にペンライトを取り出して再び前進し始める。それにしてもこの部屋はとても広い、別荘であるということキャリア組であるということを考慮するとこういくのだろうか、しかしそれだけではここまで行けることの方があまりにも難しい。もしかしたらと考えながら前進していた時に目の間にちょうどドアのようなものがあり、そしてドアノブのようなものが確認できた。外に出られるだろうか手を伸ばそうとした時、不意に背後の人の気配を感じ慌てて電気を消したがその気配の主は吉野を背後からそっと抱きしめて官能的に言葉で煽ろうとする

「いけないな。夜だというのに眠らずに戦おうとするなんて。そんなに動きたいなら俺と少し遊んでみるか?」

そう言いながら抱きしめる力は強くなりパチパチとボタンを押す音が聞こえてみると小さな明かりが暗がりの中で光を放ちつつベットの周りを妖しく照らしていた。

「かわいい娘だ。しかしそんなことをしても俺からは逃げられないぞ。さぁ戻ろうか」

そういうと吉野を抱き上げて優しくベットに入れて付属品であるレースのカーテンを閉めるとそばに置いておたリモコンを使って明かりを暗くし最低限しか見えないようにし気がつけば寝転がる吉野の上を四つん這いにて見下ろしている。

しかし、襲う気配は全くなく軽く眠る前のように優しくキスを数回繰り返すだけで何もしてこようとはしない。

「優子ちゃん。だんだんと俺を受け入れてくれるようになって来たかな?それじゃあゲームをしようか。ルールは簡単優子ちゃんは黙っていてもいいから俺より先に寝ようとしないこと。寝たら優子ちゃんの考えたこの事件の動機について洗いざらい話してもらう。俺が寝たその時は、君が貸した罰を受けるとしよう。簡単だろうそれじゃあやってみよう。」

場面を戻して警視庁、時間軸はこのゲームが開始されていると同じ時刻になる。萩原は部下が上げてくる情報を待っていいる。榛原が話した六本木の高層マンションを全て検索しているためなかなか情報が上がってこない。少し席を立とうとした時である。一本の電話が鳴り響きその声の主はちょうど浅野、片桐のペアである。

『見つけました、比嘉が住んでいてと思われるマンションをそしてその部屋を!』

その連絡を待っていたとばかりについ声を荒げてそれは本当かと問いただす。もちろん電話の主である浅野は真面目でありたまたま通りかかったマンションの住人に比嘉の顔写真を見せると知っていると話ししかもその住人は大谷だということだから話はトントン拍子に進んでいた。そしてすぐに鑑識と裁判所からの捜索差押え許可状いわゆるガサ状の請求を願いたいとのことである。

「任せておけ、今から島津と李そして沙耶ちゃん連れてそっちにいくそしてたんまりと応援を連れて来てやるよ。」

この連絡を萩原は警察無線で六本木に展開している捜査員たちに発令し、李と島津を裁判所へと、向かわせる。島津はこの時嬉しさが溢れ出て来ていた。かつて彼女である前園を強姦し、時間がたったある日その犯人像に似た男が目の前に突如として現れたのだ。いくら復讐しないでと言われても男として、一人の人間として無理な話である。

そのことを察してだろう、李は運転しながら島津の心境を察しひとつの自論を述べた

「この事件を自分なりに考えてみたんです。もし俺が比嘉の立場だったらもっと自分の周りにいる邪魔者をただ蹴落とすだけじゃなくて自分にとって一番欲しいものを手に入れようとするんじゃないかって。要は、自分の守りたい世界をガードしようとするんじゃないかって」

つまり、李が言いたいのは比嘉の心の弱い部分である。犯人は心を満たしてくれる人を欲しがっていて、その対象を手にいれてどこにも行かないようにさせてそして邪魔な人間を殺そうとするということだ。そのため、吉野を欲しがったのかもしれない。いつも敵ばかりを作りその敵をねじ伏せて遊ぶというゲームに飽きてどこか空いた心の穴を埋めようとした結果がこのような痛ましい事件と世間から言われるようなものになったのだと。しかしことを起こしている張本人はそういった感覚ななくその行為を繰り返しおこなって必死に吉野に見せようとしていて、結局は空回りしているだけである。もし李が比嘉の立場ならきっと怪文書も殺人現場の意味もましてや犯行の意図だってわかってくれているのではないかとそういった考えがどこかで一人歩きをしているのだ。

「それでも、決して俺はそんなことは許さないぞ。龍一君。」

やはり島津は人間そのものだった。強い正義感の中で自分を奮い立たせようとしている、しかし李にとってそれはとても危険な心境であるとも考えられる。復讐に身を任せなんども失敗して来た人間たちをみて来たからというべきだからだ。そして島津は続けて比嘉に対する憎しみをあらわにしていく。おそらく愛する恋人が犯されたことからこの感情が生まれ体からにじみ出て来ているのだろうと

「俺の彼女、知っての通り前園夏希は比嘉に犯された。いわゆる性犯罪の被害者だよ。そして俺の目の前にそいつの幻影が突然現れだした。きっと精神的に参っていたんだろうな

その時、俺は考えたんだ。そいつの息の根をこの手で止めてやろうって、完膚なきまで叩きのめして夏希の気持ちを、苦しみを倍にして味わわせてやろうと。俺が危険だとしてもそれでいい。でもあいつの無念を晴らしてやりたいっと思っているのは確かなんだよ。」

島津が思うことはわかっている、愛する人を汚されて苦しめられて放っておける人間なんていない。現に李にとって愛して上げたいと思っている吉野が今比嘉の魔の手に犯されて何らかの行為を受けていると考えると虫酸が走る。そしてその感情は憎悪にだって変わってくる。しかし実力行為でことを進めれば比嘉と同じ外道に堕ちてしまうのではないかと考える自分もいる。守りたい、助けたいと考えるのは当然といえる。裁判所につき令状を受領し二人は現場に到着すると大家の同伴の元で比嘉の部屋であろう場所に突入した。

そこには、ついさっきまでいたような空気が流れたいて、島津が最初の事件でロッカーの中の香りと同じ香りが広がっていてベットにはワインをひっくり返し真っ赤に染まった色をなしていて引き出しには香水の入っている便がいくつか封をきっていない状態で保管されている。そして封を切ったものには入れ物などから指紋がくっきりと残っているのがみて取れた、比嘉は吉野はここにいた可能性が高くなった。

榛原もこの光景を見て驚き途端に出て来たのは嘘でしょという言葉である。ここで行為を行なっていたのは事実そして、戸棚から吉野が探していた改変される前の夢日記が発見される。そして吉野が見た光景をメモ書き程度に端に比嘉の字で書かれていることも確かである。下川が部屋の中を検索しているとベット側のクローゼットではなく別のクローゼットから透明なアクリルガラスで保管されている血のついたサバイバルナイフが姿を現した。コレクターであるというのはあながち間違いでなかったのかもしれない。これを見ながら次の犯行について考えていたのだとすれば最低の行為である。

「くそったれ」

何もかもが最低だった、比嘉は本当にシリアルキラーと言い表せる、そして次に命を狙うのは・・・・こう考えるだけで背筋に嫌な汗がダラダラと流れ始める。突然大きな声が聞こえ一度部屋を出ると浅野がベットのところに女性特有の髪の毛を見つけてそれ以外にもないかと探すように他の捜査員たちに声をかけていたのだ。

見つけてやるなんとしてでも、そういう刑事の心情が色濃く浮かび始める


 その色濃く表れる心情も吉野は兼ね備えている、いま比嘉との勝負に負けじと応戦しているのだ。この状態のまま硬直して一体どのくらいの時間が経ったのだろうか、それすらわからなくなっていても再び食事の中に入っていたであろう薬品が身体中に周りだして強烈な睡魔が襲い始めている。これは、比嘉も同じことで何度か強く瞬きするもその眠気に耐えられずに意識が遠のく感覚に襲われている。それでも二人は耐え抜いていた、どちらもこのゲームに勝ちたかったから、ただ単純なことだがそれが一番きつくて仕方がない。

負けてたまるかと思いつつも意識が遠のこうとしていた時だった。不意に比嘉の携帯電話に着信が入り睡魔から一気に意識が覚醒していく。電話の相手は比嘉の見方をしている警視庁内にいる警察官からで六本木の住居が割れて捜査員たちが投入し捜査を展開しているということ、その現場には榛原がいて完全に捜査一課に軍配が上がりピンチであろうということである。携帯の画面のライトから浮かび上がる比嘉のなんとも言えないまるで苦虫を噛み潰した表情から吉野はとうとう捜査一課は私が愛する捜査一課はとうとうやってくれたのだと、ここまで証拠を揃えて来てくれたのだと感心すると唐突に笑いが止まらなかった。というよりも嬉しかった。その笑い声を聞いて比嘉は吉野の顔面すれすれに強すぎるパンチを一撃入れたのだ横目でその手を見ると憎しみが、恨みがこもっていて目線を元に戻すと今までに見たことのない比嘉の怒り狂っている表情が見て取れる。そしてブツブツと優子ちゃん優子ちゃんと繰り返し電話を切るとベットから抜け出してくそ!くそ!と繰り返して落ち着かなくなっていく。

「あいつら、捜査一課。許さないぞ。もう!もう!」

「比嘉さん、私のいる捜査一課を見くびらない方がいいよ。電話の相手の言うとうりあんたは負けたんだよ。」

その言葉に気に入らなかったのか比嘉はベットの中に舞い戻ると再び四つん這いになってじっと吉野を見下ろすが吉野の目はさっきよりも強く、警察官としての目に戻り始めている。強い心情を持った警察官の魂を持った吉野にだ。その目を見ているとどうしても橘を連想してやまない比嘉。吉野の目を比嘉の大きな手で追おうと深くキスをする。そして手を話した途端吉野の首を両手できつく占め始めた

「そうだろうよ!君の思う捜査一課は俺の大嫌いな捜査一課はそんな人間の塊さ。負けただと?ふざけるな。橘は死んだそれなのになぜあいつらは折れない?気に入らない何もかも気に入らない優子ちゃんのその橘に似た目が!」

ジタバタの暴れる中で吉野はショックを受ける。尊敬する橘が死んだということ聞き間違えたかと思い視線で嘘だろうと伝え始めそれに気がついてかクビにかけている手の握力を緩めると勝ち誇ったような顔で吉野を見始めた

「知らなかったのかな?橘は殺されたんだよ。笹野くんが殺したんだ。もう君の尊敬する橘信義はいないよ。今日からは俺だけをみて」

あははははははハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハはははははははははっははははっはっはっははっはははっハハッはhsッハシャhシャッハはははっははははっハハッは母h←(書くの疲れました。)

なんとも言いようがない笑い声を出すが吉野の目はそれ以上に強かった、確かに絶望はしているがそれ以上に信念が優っている。立場場に対する忠誠心が優っているのだ。

負けない決して、一人吉野はそう思いつつ比嘉をにらみ始める


その頃六本木では榛原がいなくなったことに対してその場にいた捜査員たちが慌てふためき始めていた。さっきまでいた人物がいなくなっているから、そして一番比嘉が行きそうな場所をわかっているとすれば彼女である。

奥多摩と聞いて思いつく場所があったのだろう、しかし萩原に言わないで勝手に行動したとすればあのバスジャック事件の被害者という意識からくる復讐を実行しようとしているのか、はたまた吉野・笹野を助けようとして行動を起こしたのかのどちらかになる。

「しまった。あの子から目を話すんじゃなかった!」

萩原は榛原の名刺に書かれていた番号を登録していてなんどもコールをかける。しかしなかなかつながることはなく。10回目のコールでようやくかかった。

「どこにいる!勝手に動いてしまえば比嘉の思う壺だぞ!」

『いいんです。もうあいつを止めるのは笹野さんでも吉野さんでもなく私なんです。』

電話の向こうから聞こえる車を走らせる音、信号に捕まって動かないということはないとすれば高速に乗ってもう奥多摩方面に向かっていると推察できる。そして電話の向こうでは泣きじゃくる声までも聞こえてくるのだ

『私は今まで橘さんや捜査一課の皆さんにまで迷惑をかけていました。だからこそここで決着をつけようと思います、考えられる場所はリバーサイド区画の外れを西に5キロ進んだところにある区画かと考えられます。私に何かあったらその時はお願いします。』

ツーッツーと電話が切れる音がしうかうかしていられないと考えた萩原は捜査員を二つに分け、吉野が軟禁されていることを考慮し島津を筆頭に突入部隊と応援として第4機動隊に連絡を行い奥多摩に向かうことを決める。

比嘉の目論見は崩れ、捜査員たちは一つの人間として動き出す


動ききました。ようやく

本当にここまで長がったです。

そして、捜査員たちの人間性、島津の鬼の部分が出始めます

最後に笑うのは誰だろう?

さぁハッピーエンドになるように頑張ろう。

おやすみ

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