カウントダウン(0)
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします
年明けて一発目の小説です
この前自宅の階段から滑って落ちそうになりました
肘とお尻が痛かったのですが今は痛くないです
不注意って怖い
下川は岳明から手渡された資料を見て驚いた、喫茶ハネムーントリップの店長金子アンダーソンはもともと警察官でありしかも偽名を使って現在生活をしている。その氏名が榛原翔と言う刑事だったからだ。
まさかと思い吉野が持ってきた捜査ファイルを見ると警察官の名簿の顔写真と金子アンダーソンが任意で提出した顔写真を見比べ見て開いた口が塞がらなかった。整形で顔が変わっているが面影はやはり榛原翔そのもので下川はもう一つの事に気がついたのだ。比嘉の秘書である榛原沙耶と顔の雰囲気がとても似ているのだ、榛原沙耶が復讐したいと仮に願うなら兄である榛原翔が刑事として警察官としての職を全うする事なく理不尽にやめることとなりハネムーントリップの店長というニューハーフとしての道しか残されなくなり影から一人捜査を続けていたのだろう。
「あの事件の時あの人を見たことがあった、そして深沢勝さんからあの喫茶店に向かい店に入ってすぐ気がついた
それに向こうも気がついたんだ」
二人は個室で話をし金子が化粧をとり、つけていた金色のエクステンションを取った時にわかったのだそこにいたのは間違いなく榛原翔であり店の中で見かけた従業員もそれに関係した・・いや元捜査員や警察官たちがここでずっと復讐の機会を伺っていたのだろう、後輩捜査員たちにそしてこの捜査を継続しているであろう捜査員に一つ願いを託していたということを聞いたのだ。
「一人、また一人と飲み込まれていき最後に残った確か・・・笹野という刑事だったが結局は・・」
「それじゃあ、東城医科大学に搬送されたニューハーフも、もともと同じ刑事だったというのか」
パラパラと捜査資料をめくるとやはりそこには搬送されたニューハーフもやはり元刑事であったことが判明しここに多くの捜査員や警察官たちがここに投入されそして多くの捜査員が真実を知ることなく消えてゆき真実を知った後にそれをことごとく闇に葬られたということが率直にわかる。そしてそれを率先して行なっていたのは間違いなく比嘉であるということは察しがついていた。一番、下川が気になっていたのは比嘉が吉野に対して行なった面接で語った内容が気になる。しかし、当の本人は決して語ることはなく胸の中に思い留めている、そのことを少しでも話してくれればきっと比嘉を落とすことができる、被害者たちの無念を、今まで捜査員たちが捜査員たちが残していた証拠を使い彼らの信念を比嘉にぶつけることができる、一つの可能性が糸を紡ぐように希望が見えてきていた。ふとドアから深沢の声と女性の声が聞こえ見るとアホズラを見せる吉野がクレープを袋に入れて帰ってきたのだ、深沢と宿の女将から説教を受けると岳明がぎゅうと吉野を抱きしめているのだ。まだ心のどこかで被害者親族としてはこれ以上傷つくことはないと言わんばかりに抱きしめたようだ
「これ以上お前が傷つくことなんかあらへん、警察官は辞めんでええからこの捜査からは降りてくれ苦しむ姿をもう見たくない」
切実な兄弟としての願い、これ以上夢を見て苦しんでほしくないという願いという願いがそのことが根底にあるのだ。しかし吉野は決して捜査から外れないという強い信念がその瞳に宿っていたのだ、心の底では比嘉という魔物に対して恐怖心を抱えているのであろうがそれ以上に刑事といて一人の警察官としての心が強く優っているのだ
「それが、優子の意思なんやな。でも俺は決していってほしいとは思わへん」
「けど、ここで終止符を打たへんとこれからも被害が出るし止まるつもりなんてないし」
そうかとポツリというと岳明抱きしめることを辞めある一種の成長として見るがその途端こうしてはいられないとばかりに吉野は捜査資料を宿に隠しはじめた、もしかしたら比嘉があるいはそれに近い関係者がここにくるかもしれない、そう考えて資料を見つかりにくい場所に置いて全ての準備を整えた、これで万全の体制であると確信できた、同業者だからこそ成せるわざ捜査の裏をかくことができる。準備が完了し東京に帰る用意をしていたとき宿の飼っている犬が途端に吠え出し次に宿の主人の悲鳴が聞こえ吠えていた犬を途端になかくなってしまった
「もうきたのか。現在時刻1800、晩御飯どきだって言うのにせっかちな連中だ」
下川の懸念が働いたとき警察署に帰らずこの時が来ることを察知していた深沢が多くの同僚を引き連れて宿の玄関に連れて何者かに立ち向かおうとしてたのだ、すかさず止めようとした吉野の制止を首を横に振って出て行こうとしたのだ、さすがに無謀とも言える行為に下川も止めに入ったが深沢は頑なにその意思を変えようとはしないのだ
「オメェらには東京にケェって事件を解決する必要があるだ、これはおらたちの事件じゃない。だいじょお、おらたちは強い絶対にオメェらを東京に返す!」
手に警棒と長い木製の棒、強化プラスチック製の大盾をもちヘルメットを被ってある意味甲冑をきた武者そのものである、それに深沢が連れてきた連中とだけあってガタイが朝見た警察官と違ってすこぶる良く土地勘にも有利で地の利はこちら側にあり勝機は確実にあると踏んでいた。深沢は静かながら気迫に満ちた声で連中たちに号令を出した
「いいか!これはおらたちがキャリア連中をびびらせるチャンスだ。何が何でも勝つ。そして絶対にこいつらを守り通す!手段は選ばん!あいつらの首をひっ傾げて骨を折って殺してもいい!」
ひっ傾げる、傾けると言うことだがつまり首の骨を折って殺しても良いと言うことだ
下川はツッコミを入れようとしたが彼らは去っていき玄関先に行ってしまう、二人は手に持てるだけの荷物を持って地下室の奥にある小さな勝手口にへと歩みを進めたが少し問題とぶつかってしまったのだ
地下室に行くには階段をありていかなければならないのだがその階段に行くためにはどうしても玄関を通らないといけなくなり突破は困難になる。ピンチだと思っていたときに深沢は機転を利かせて玄関から吉野たちが見えないように壁を作っていいたのだ。ありがとうございますと心の中で祈り見えないために這いずり回ってその階段まで行き足音を殺してそっと歩き地下室までに到達したのだ
そのとき深沢の叫びごえが聞こえここに来るのも時間の問題と考え小さな勝手口のドアを開けた途端だった
冬の厚手のコートを着た階級が高い青年が覗くようにじっとこちらを見ていたのだ、つまりは宿の周りは囲まれている、絶望という言葉が吉野の脳裏によぎったとき下川はとっさに吉野を弾き飛ばして階級の高い青年に向かって突進したのだ
「逃げろ!優子!絶対に逃げて東京に行け!」
下川は突進し取っ組み合いの喧嘩が始まり吉野は振り向いた途端その仲間に口を塞がれてその口元に布を当てられて気を失ってしまった
「優子!よせ!」
なんとか下川は助けようとしたときに背中に激しい痛みを感じなんども殴られ気を失いそうになったときに体が倒れそうになったときに不意に体が持ち上がる感覚がありその方向を見るとそこにはいないはずの人間がいたのだ
「あなたは!確か上ば・・・」
上林次長そう言おうとしたとき腹部に鈍痛を感じ意識を失ったのだ
その頃長野県警本部と警察庁のある男は連絡を取り合っていた。無論内容は吉野のことに関してである
報告では、吉野を確保しその他邪魔する人間は排除、橘が作った資料は発見されていないとのことである
『構わないさ、俺は優子ちゃんと一緒になれるならその他の因子はいらない』
「本当にいいんですね、上林はどうしますか?」
電話口で人間は考え込み上林はもう少しばかり利用することに決めたようである
「あなたも本当に恐ろしい人間だ、しかしあなたの夢も悪くはない」
『これでいいのさ、RED SNOW計画ももう少しで実るのだ。そして優子ちゃんとの幸せも叶う』
カウントダウンは終えた
島津が修羅になるまで27時間
下川公平が殺されそうになる前に春人に連絡を入れるまで10時間
吉野幽閉まで9時間
この物語の終焉まで残り・・・・・
カウントダウンここで終了です
すっごく無理やり感ありますが次から最終章です
遅いような早いような
なかなか楽しい小説でした
これが終わったら次はちょっとSFでも描こうかな
とりあえず最後までよろしくお願いします




